ほしよりこのレビュー一覧
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彬子女王殿下のエッセイ集。2016年から2025年まで『朝日新聞』と『京都新聞』に寄稿したものをまとめたもの。殿下に起こる日常を文章にしているのだが、皇族であり研究者でありエッセイストでもある彬子女王殿下の視点は鋭く、面白い。皇族ではあるのだが自然体で活動され、その活動を発信されていることが開かれた親しみやすい皇室を促進する結果になっていると思う。殿下のご著書はすべて拝読させていただいているが、お人柄がよくわかり、今回も勉強になった1冊であった。
「(旬のお菓子)当時は季節に関係なく、食べたいときに食べたいお菓子を注文していた。生菓子が季節感を前面に出すようになったのは戦後のこと。懐石を伴 -
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「きょうの猫村さん」でお馴染みのほしよりこさんの短編漫画集。『たろちゃん』『僕とポーク』『文豪の苦悩…』『鳥』の4編。
猫村さんを彷彿とさせるお茶の間の人情劇場といった雰囲気で、思わず大笑いしたり、ほっこりきたり、ホロリとさせられたりしました。会話がとにかく面白くて、お茶の間ドラマのようでありつつも文学的香りがしてとても面白かったです。
『たろちゃん』最後がかわいかったなぁ。
『僕とポーク』ホロっとせつつ笑わせるセンスが良かったです。「テニス風サークル」とは何ぞや(笑)。
『文豪の苦悩…』文豪バーのちいママが、訪れる文豪(になりたい者)たちを手のひらで転がすように相手しながら実は自分が一番創作 -
Posted by ブクログ
猫村さん、最高です!確固たる自分自身があり、かつ柔軟で、そんな人に(猫に)私はなりたい。
お気に入りの場面
①たった1着のエプロンを大事だから用事するときはいつも着けていたい。
②買い物をする時いろいろ見ない。1番良いものをさくっと買う。好きだから、これが良いと決めている。
③話題のフードトラックがみんなに喜びを与えているということを知り、ネコムライストラックを発動。
④レポートを葉っぱに。青虫にCASAとかじらせる。
⑤小公女を読んで自分とシンクロさせている。セーラのように意地悪を言われたら…と想像し、みんなをキッと涙目で睨む。だがみんなの優しさに触れ、また泣く。 -
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Posted by ブクログ
エッセイストの酒井順子と『今日の猫村さん』の漫画家ほしよりこによる旅行のエッセイ集。決して有名ではない観光地を訪れる興奮と人々の出会いが素晴らしい。旅の醍醐味に触れた作品。
雑誌「Precious」に2007年から2010年に連載された作品。
女子鉄で知られる酒井順子の紀行文。独特のですます調はあまり肌に合わなかったが本紀行ではピッタリとはまる。ほしよりこのイラストも秀逸。楽しい紀行である。変な自虐ネタもなく純粋に旅を楽しむところが実によい。
北海道から沖縄まで全国津々浦々、どちらかというと観光客の少ない所を旅する。おそらく二度と訪れる機会のないであろう絶景。はるばると来た感慨が題名の「来ち