阿久井真のレビュー一覧
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主人公が持つ運命と生き方が提示される第4巻。主人公はこう成長してこそと思わせてくれる展開でした。
欠損を埋めるために歩き出す。ほとんどの作品の主人公はなにかを失いそれを失うために動き出す。それが作られた運命だとしたらより一層神を恨むのは必然だと思います。しかし、そこで恨まないで陽の気質を発揮できる人こそ主人公なんでしょう。陽で明るい未来を示し、陰でそこからこぼれてしまう感情を拾う。シナリオ構成としては平凡ながらメタ視点をもったキャラクターがその役割に気づく瞬間ってのは面白いです。苦悩と葛藤を経て、答えに行き着くキャラクター達はいつみてもカッコイイです。
自分の生き様を見つけ進むことを -
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主人公と対をなす存在ライバルが登場する3巻。事態は急加速的に進む。
影の存在。この巻で遂に主人公カンタのライバル御大師封真が登場。マンガにおいてある面では主人公より重要な立ち位置にいるライバルの存在。主人公とはまた違った側面から世界に問いを投げかけるためにいるのがライバルですが封真に関してはまだ3巻時点では確実な敵かどうかはわからず。しかし、衝撃的なラストを見ればただの味方ではないことは明白ですから次巻が楽しみですね。
ゼクの目的。今回は謎のまま進行しているゼクの目的が垣間見えました。ウェンデルの漫画学校を介さないで育てた宇宙に歓喜を覚えるゼク。ゼクは国というシステムに不信の念を見せ -
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表紙の強烈なセリフと合わさるように神への反逆を企てる2巻。
目の前にエサをちらつかされる主人公カン太。神とも言える位置にいるゼクレアトルに向かっての反抗が目立ちましたが上手く諭され主人公への道を歩むカン太がなんとも飼われた家畜のようで哀れにも見えました。仙人たちが住まう世界を楽しませるために自分のすべてが壊されていく、正直発狂しても良いような設定ですが心優しきこの少年は諦めず前を向きます、なぜなら主人公だから。その思想すらもキャライズムに嵌めこまれドツボにはまっているようにも視えるけどここからどう解決していくのか気になるところです。
この固苦しい漫画シナリオ理論に答えはあるのか。時折 -
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ネタバレ町井先輩はとても良い人だ。
原田先輩も流石よく周りのことを見ている。
佐伯、「ずるい」なんて意外と素直で可愛い。
ハルちゃんも「正直に言います 今私ものすごく凹んでます!」が可愛い。
お母さんの具合が悪いの、お約束の展開にしてほしくなかったが
青野がみんなに気持ちを吐露できたことは良かった。
佐伯の告白は衝撃だし青野が動揺するのは当然だが
こんなことを子供同士で話すしか無い状況にした父親が悪い訳だし
これまでの付き合いを考えれば佐伯に悪意がなさそうなことは分かるだろうから
もう少し冷静に聞いてあげて欲しかった。
青野が部活を辞めると言い出したのを、お母さんがコミカルに却下してくれて良か -
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ネタバレ漫画にありがちな、自分が保健室で演奏という非常識な行為をして
具合が悪い人の睡眠の邪魔をしているというのに
自分のことを隠れて見ていたと断じて変態呼ばわりしてくる自意識過剰女、非常に苛々する。
金が無いから弦をかえろと言うのも、弦の代金も手間賃も払う気が無くて不愉快だ。
今日日金が無くて習えないし教本も買えないとしても、ネットで弓の持ち方くらいは調べられるだろう。
預けておいて先に帰るのも腹が立つ。
青野が
頑張り方を知っている
という表現が好きだ。
バイオリンに打ち込んでいたからこそ、応用で勉強もやる気にさえなれば頑張れる。
秋音が多少丸くなったとは言えあまり好きになれない。
やっと登場 -
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音というの難しい
3年生がいい先輩ばかりでこの部活最高かよ、という感想。部長に至っては圧倒的に可愛いし。
音のイメージがキーワードぽいけど、それは現実には感じたことのない凡読者にはマンガでは
難しいなあ。