あらすじ
世界コンクールに向けた激動と、別れの時
日本代表メンバーたちの新たなオーディションが始まる。
座席を決める大事な場面で青野が希望を出したのは、
”一番後ろの席”だった――
そして季節は3月上旬。
3年生の卒業式がやってきて…!?
ヴァイオリンをやめた青野一は、ある日出会った。少女と、そしてオーケストラと。
それまで一生懸命に取り組んでいた音楽をやらなくなり、気の抜けた生活をしていた主人公の青野は、担任の先生である武田先生の策略により、ヴァイオリンを練習する秋音律子と出会う。あまり上手くない演奏をしていた秋音は、先生が所属していたオーケストラ部に入るために練習をしていたのだった・・・。
この作品の特筆すべきところ。一つ上げるとすれば、音楽って素晴らしいと思える演奏中の描写。目を瞑れば旋律が聞こえてくるよう。作中の世界に入ってみたいと思ったことも数知れません。
もちろん音楽だけではありません。登場する皆にも注目です。主人公を含め、出てくる皆には悩みがあります。そんな悩みにぶつかりながら解決するところは、自分のことのように喜ばしいです!どんな話が進んでいくのか、どんな曲を演奏していくのか。続きをどんどん読みたくなる。そんな作品です。
感情タグBEST3
匿名
面白い
絵も綺麗で、本当に曲が聞こえてきそうになる。
最初はソロだったのに巻を追うごとに合奏のプロになっていく青野くんかっこいいです。
青野パパも初めて出てきます。父子の邂逅はどうなるのか、父の真意はどこにあるのか今後が気になります。
変化
時間の経過とともに主人公が成長して変わっていくだけでなく、周囲も同じように成長していく…というのを感じた巻でした。
また生活?活動環境も変わっていく中、主人公を取り巻く人間関係がどう変わっていくのかも楽しみです。
それぞれの想い
今作も期待を上回る骨太な構成でした。
苦悩しながらも、自分の進む道を切り拓こうとしている。
人間臭さが、自分の事と重ねて読み進められる。。
哲学的にも、道徳的価値としても解釈できるのが作品の魅力的と、感じています。
青野くんの心の成長が、楽しみにです。
他人。と、言っている父親とどう向き合うのか。
佐伯くんは、どう向き合うのか?
次回の作品が待ち遠しいです。
青春〜
みんな青春してる♡
学校組も選抜組もちゃんと自分と向き合ってて偉いな〜
私にもそんな時代があったんだろうか。
縦も横も仲良しで素敵空間でした♡
成長
ちょっと間が空いていたので、前の話忘れてましたが、いざ読み始めたらすぐ思い出しました。音楽家としての成長だけでなく、父との決別という人間としての成長が見られましたが、とうとう親子対面になりそうで、次巻が楽しみです。
Posted by ブクログ
すご〜く間の空いた12巻。世界ジュニアコンクール日本代表選考会&卒業式。長く待っただけあって面白かった。心に残ったシーンは、原田先輩が言う「先輩とは良いお手本になるとか、カッコいい姿をみせるとかじゃなく、「おはよう」や「楽しかったね」という小さな会話で一緒に過ごせる、安心した存在になることだよ」
Posted by ブクログ
青野、佐伯、小桜さんの成長がまぶしかった。
とうとう3年生が卒業。そして2年生。うまい1年生とかが入ってきて、また色々あるのかな?
コンクール。各国の演奏も気になるけれど、お父さんとの対面。これもどうなるのか。
次巻は早めを期待。