西屋太志(京都アニメーション)のレビュー一覧

  • 氷菓(11)

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     一年ぶりに発売された11巻は年末年始の短編二つに加えてクリスマス編が導入された内容となっている。
     話名で言えば、里志からのクリスマスプレゼントが謎解き形式で贈られた「クリスマスは箱の中」、正月からえると二人で納屋に閉じ込められる「あきましておめでとう」が収録されて、「手作りチョコレート事件」は①のみ収録されている形である。
     いつものような、日常的な謎解きが主題となった物語であるが、「あきましておめでとう」のヒロイン勢が随分と可愛らしく、星五つを付けざるを得ない内容だった。着物を見せびらかすえるの愛らしさは、あざとさと可愛さが等しく同居している。

     というわけで、星五つと評価しているが、

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    2018年01月05日
  • 氷菓 10巻

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     長きにわたり連載の続いた「クドリャフカの順番」完結編となる10巻である。他にはただ奉太郎とえるがイチャイチャしている「連峰は晴れているか」と「心当たりのある者は」が収録されている。
     相変わらず、本当に漫画として面白いなと感心させられる。特に、内容的にかなり不気味さが演出された小エピソードの二話は、安楽椅子探偵方式で動きがないのに、物語の動的展開が話を引っ張っている。そのストーリーを描く手並みは本当にさすがとしか言えない。
     個人的にはあまりコミカライズの類は読まないのだが、ここまで見事にコミカライズしてくれている作品はどれだけあるだろうか。テンポ良く進む様は本当に心地いい。
     今回も星五つ

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    2016年07月28日
  • 氷菓 2巻

    購入済み

    千反田の『怒り』とは?

    『大罪を犯す』での千反田の怒りはオジの周りの兎たちと同じに成りそうな自分に対する憤りだったのかも知れない。

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    2015年11月01日
  • 氷菓 6巻

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     アニメオリジナルにさらに変更を加えたプール回と、そしていよいよ始まるクドリャフカの順番編を収録した巻である。
     実はアニメをあまり観ていないので、新鮮な気持ちで楽しめたし、最後の落としにも腹を抱えて笑った。いや、さすがと言うべきか。私気になっちゃったんだなと、笑ってしまった。
     全体的にテンポ良く進む物語には変わりなく、演出が小気味良い。群雄劇としての性質が色濃いクドリャフカの前座に、前日の夜を描いた一話が挟まっているが、これもまたある種の予告としてきちんと機能している。

     さすがの一言である。楽しませていただいた。まだまだこれからだから星四つ半くらいかな、とも思ったが、期待も込めて星五つ

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    2015年01月11日
  • 氷菓 5巻

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     愚者のエンドロールの解決編。
     実は小説を読んだ際、入須先輩への奉太郎の(最後のシーンでの)返答が了解がいかず、どうも据わりが悪くて読後感が悪かったが、この漫画のおかげでようやく落ちた気がする。
     その後の二つのチャットシーンといい、物語そのものも小説以上に上手く落ちている印象を受けた。
     ここまではあくまでコミカライズとして評価してきたのだけど、この巻で一個の漫画として評価できる内実を揃えたと思う。本当に良い巻だった。続巻にも強く期待したい。

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    2013年10月29日
  • 氷菓 4巻

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     話の回り方が本当に良い。愚者のエンドロールが始まっているが、三人の推理を聞いて回るシーンはそれぞれがよく描かれていて、推理の過程として読み込まなければならない展開に苦労が要らない。すっと入ってくるのだ。
     やや尺を食ってしまっているが、一つの小説をコミカライズするとなるとこれはどうしようもないところだろうね。描かれている内容は質の高いものだから、文句はない。

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    2013年10月29日
  • 氷菓 4巻

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    2013/09/05
    【好き】「愚者のエンドロール」の続き。 夏休み中、入須先輩経由で2年生が作った未完成映画のオチを考える事になってしまった古典部。 探偵役は断るがオブザーバーにされ関係者3人(中城・羽場・沢木口)からオチ推理を聞くところまで。 この巻ラストは沢木口の衝撃発言「別にいいじゃない、鍵ぐらい」。 うん、確かに3人の中では一番面白いオチだと思う…思うが(笑) 奉太郎がいろいろ凹まされる次巻が早く読みたい。 この漫画は地味で大人しめではあるけどキャラクターはアニメ絵に近く、展開は原作準拠なので安心して読めるところが好きだ。

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    2013年09月09日
  • 氷菓 2巻

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    2013/01/16
    【好き】「事情ある古典部の末裔」「大罪を犯す」「由緒ある古典部の封印」「栄光ある古典部の昔日」の4話を収録。 「大罪を~」でえるの人柄を掘り下げてから、文集「氷菓」とえる伯父の謎解きが始まった。 えるの為にやる気を出したホータローがトイレで謎を考える所で次巻へ。 決着は次巻に持ち越し。 このコミカライズは原作やアニメの雰囲気をちゃんと受け継いでいるので読んでて楽しい。 しかし…この巻で一番驚いたのは、あとがきで原作の米澤さんが男だと判明したこと。 なぜかずっと女性だと思ってました(^^;)

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    2013年05月13日
  • 氷菓 1巻

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    2013/01/15
    【好き】古典部シリーズのコミカライズ。 設定がアニメ準拠なので入り込みやすかった。 「伝統ある古典部の再生」「やるべきことなら手短に」「名誉ある古典部の活動①」「名誉ある古典部の活動②」の4話が収録。 ホータローの行動が漫画だと更に分かりやすくなっていたのが好感持てたのだけど、それは原作とアニメを見たからなのかな? そこら辺はもうよく解らないが次巻を手に取りたいと思える出来映えで良かった。 1巻はキャラ紹介的な触り部分なので、次巻から「氷菓」の謎解き話で徐々に盛り上がっていくことを期待。

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    2013年05月13日
  • 氷菓 2巻

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    氷菓コミカライズ第2弾。「事情ある古典部の末裔」「大罪を犯す」「由緒ある古典部の封印」「栄光ある古典部の昔日」が収録されています。原作で「三十三年前」となっているところが「四十五年前」になっていますが、これはアニメ版の設定を踏襲しています。時系列になってて対応してる短編が入っているとはいえ、文庫本一冊分がまだ消化しきれないとは。それだけアニメ版もコミカライズ版も丁寧にエピソードをなぞらえたということだろう。

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    2012年09月10日
  • 氷菓 1巻

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    アニメ化された「氷菓」のコミカライズ版。アニメのキャラクター原案を生かしているので、アニメ版が好きな方なら気に入るのではと感じます。ストーリーはアニメ版同様時系列に進んでいき、1巻には「伝統ある古典部の再生」「やるべきことなら手短に」「名誉ある古典部の活動」が収録されています。

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    2012年09月10日
  • 氷菓 2巻

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    ネタバレ

    うっかりアニメで解決編を先に観た話の導入部。
    核心部なのに本当うっかりだ。
    でもアニメの雰囲気そのままだから、読み進めるのは楽しい。

    そういえばこれもきょうだいで同じ部活の話ですね。卒業後の姉と現役弟だけど。
    部活が舞台だと前にいた人とのつながりというのがなにかポイントになるのかな。

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    2012年08月30日
  • 氷菓 1巻

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    原作ファンでも間違いなく楽しめる逸品!
    「わたし、気になります」でお花飛ばしまくりなえるちゃんが可愛い。そのえるちゃんにタジタジな奉太郎もなかなか可愛い。里志くんも摩耶花ちゃんも可愛くて嬉しい。
    次巻が楽しみ♪

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    2012年05月01日
  • 氷菓 1巻

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    あの原作を漫画にすると、こうなるのか……!

    もちろんアニメが下地になっているのでしょうが、独特の空気が思った以上に『氷菓』らしい気がしました。
    小説で感じた、「地味なんだけど、何だか気になってしまう」あの感じ。

    キャラクターはそれぞれ容姿を与えられていて、今まで以上に動きや立ち位置が分かりやすくなりました。

    アニメは未視聴ですが、漫画はとても素敵だと思います(*´▽`)

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    2012年04月27日
  • 氷菓 3巻

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    温泉回みたいな日常系ミステリー本当良い。結局のとこ真相は推測でしかないのが読後感を非常によくする。 氷菓の話は、逆に真実をしっかり突き止めてて探偵らしい活躍でしたね。タイトルを冠する話、こんな序盤で終わるんだ…。

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    2025年04月14日
  • 氷菓 1巻

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    日常での謎解き結構好き。でも次の巻ではデカいこと起きそうやね。 シンプルにキャラが強い。奉太郎の極まってない絶妙な学生らしさ良いね。

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    2025年03月24日
  • 氷菓(16)

    購入済み

    アニメの続きを見ているよう

    毎回、この作者の作画の良さには感動させられる。
    アニメ化以後のエピソードが作画されて嬉しい。

    ただ原作では青春のほろ苦さが強くなっていくので、オリジナルも絡めてうまくまとめてもらえないものか…。

    #ほのぼの #切ない #じれったい

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    2025年02月23日
  • 氷菓(15)

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    コミック版『氷菓』もついに15巻。表紙を飾るは古典部の女性トリオ。
    今回は『いまさら翼といわれても』から伊原摩耶花の漫研騒動「わたしたちの伝説の一冊」の後半と、『米澤穂信と〈古典部〉』から折木奉太郎の受難物語「虎と蟹、あるいは折木奉太郎の殺人」とを収録。後者も扱ったことで、完全にアニメ版準拠(原作小説を全て時系列順に整理)が確定。次はそろそろ主題の『ふたりの距離の概算』に入るか?…ところで折木のダイイングメッセージ「ちたん」って、犯人がバレバレです。

    以下、関連情報。
    ※米澤穂信氏の「古典部」シリーズの愛蔵版第1巻は、2023年3月に発売済。今回の表紙デザイン(カバーを取ろう)はこれを意識し

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    2023年07月30日
  • 氷菓(14)

    購入済み

    久しぶりに見た氷菓

    なんだか最近になってアニメの氷菓を見直してたら、アニメ化以後のエピソードも漫画化されており、読みたくなって購入。
    氷菓らしいミステリーや推理要素があって楽しめました。
    作画もよく、良い出来の作品だと思います。

    #ほのぼの #癒やされる

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    2022年06月28日
  • 氷菓(14)

    ネタバレ 購入済み

    漫研回

    漫研の文化祭での対立の続き、描く派と読む派が対立し同人誌を描くことに。摩耶花も中心人物として巻き込まれることに。結構ドロドロな話なのでシリアスめの話になっている。

    #ダーク #ドロドロ

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    2022年03月26日