伊与原新のレビュー一覧

  • ルカの方舟

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    初、伊与原新。
    隕石と火星と40億年前のお話(違うか?)
    同じ理系の人として、研究者になるほど一つの事にのめり込める事が羨ましくもあり、同時に仕事にする事の難しさと、独特の閉塞感を感じる。

    少しワクワクする終わり方がイイね。

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    2025年04月08日
  • ルカの方舟

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    地球の生命起源が火星からの隕石かもっていう説。壮大なテーマがわくわくさせてくれた。教授が言ってたセリフ「宇宙は渡れない海ではないですから。」はロマンがあって素敵だな。

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    2025年04月04日
  • 博物館のファントム 箕作博士の事件簿

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    それぞれの話としては面白い話で、登場人物もなかなか面白いのだが、いかんせん難しい話の説明が多くて読み疲れてしまう。もう少し全体として読み易くできればいいのになあ・・・

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    2025年04月02日
  • お台場アイランドベイビー

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    震災前に書かれた作品ということを読後に知った。伊与原新さんの作品を初めて読んだが、他も読んでみたいと思った。

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    2025年03月30日
  • ルカの方舟

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    面白かった。百地先生の飄々とした感じが良かった。研究者として身を立てていく事の大変さがよく分かった。

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    2025年03月17日
  • 八月の銀の雪(新潮文庫)

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    五話の短編集。自然科学や生命から自分の生き方を顧みることで前向きになる。二話目「大事なのは、何かしてあげることじゃない。この子には何かが実るって、信じてあげること」この言葉は深く心に残る。

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    2025年03月09日
  • 博物館のファントム 箕作博士の事件簿

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    面白かった。

    元々好きな作家さんで直木賞受賞もあり、少し古い作品を読んでみた。

    最近の作品とちょっと違い、楽しく軽く読めるものだった。

    個人的には最近の作品の、科学と人間模様を絡めた感じの方が好きだが、この軽い感じから科学や読書の楽しさに入って来る人が増えると良いなと思った。

    科学の蘊蓄が詰まっているところは、変わらず興味をそそられた。

    あとがきに、作品に対して作者の真摯な姿勢があらわれていて好感を持った。

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    2025年02月22日
  • お台場アイランドベイビー

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    日本を壊滅寸前にした大震災から4年後。
    巽が少年と出会ったのはスーパーの前だった。
    店外に繋がれている犬の服を脱がせていて、買い物を終えて出てきた飼い主が警察を呼ぶと騒ぐ中、巽が「自分は警察だ」と名乗り出た。実は元警察なのだったが。
    少年が住むのは地震で壊滅し、封鎖されたお台場。
    少年と出会ったことで、巽は事件に巻き込まれていく。

    私が思っていたのは震災後を生きていく人々の生活の物語と思っていたが、違った。
    けれども壮大な物語には違いない。

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    2025年02月01日
  • リケジョ!

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    ネタバレ

    投げ出し墓のバンディット
    仁科律
    留学で必要な百万円のため、馬淵理緒の家庭教師を引き受ける。戸川塾の中学生にリケジョとあだ名をつけられる。理緒に教授と呼ばれる。

    馬淵理緒
    小学四年生。リケジョになりたい。

    戸川恭子
    律のアルバイト先の主宰。ビッグママ。

    恵人
    理緒の運転手。二十歳そこそこ。

    理緒の父親
    仁科慎市。

    トキノ
    馬淵邸の住み込みの家政婦。霊感が強い。

    木元康輔
    戸川塾の四年生の中ではリーダー的な存在。

    糸川
    投げ出し墓で、足につまずいた。

    鴨川
    理緒の担任の先生。

    リョータ
    戸川塾の六年生。

    木元健輔
    康輔の兄。


    恋するマクスウェル
    律

    理緒

    谷本綾
    懇談会に来た女子高校生。

    黒瀬
    天文学を専攻している修士課程の大学院生。

    白倉
    坊主頭。黒瀬と同じサークルのメンバー。

    拓真
    綾の幼なじみ。

    恵人
    ガラス職人の見習い。


    チェシャ猫マーダーケース
    大江
    歯を剝いて笑うノラ猫の死体が庭に投げ込まれていた。

    松野
    梅庭小学校の教師。

    才田
    六年生。あだ名は博士。

    金田
    戸川塾の生徒だった。小学校レベルの計算もできず、アルファベットもろくに書けなかったが、工業高校に合格した。

    館
    水橋小学校で養護教諭をしている。

    副部長
    才田のクラブのメンバー。


    虹のソノリティ
    浅尾朋香
    理緒にプリズムをプレゼントした。律の高校の同級生。

    坂田
    五十代の警備員。電気コードで首を絞められて殺された。

    遠山
    講師。

    沼田静子
    遠山の被験者をしている。

    笹本拓海
    朋香の恋人。警備員の遺体を発見した。

    久光修平
    被験者。

    福澤
    音楽プレーヤーを盗まれたと騒いでいた学生。

    矢野
    朋香の隣の鎌田研究室に所属する大学院生。


    四〇二号室のプロフェスール
    エクル
    当時十六歳。

    高村
    移植コーディネーター。

    馬淵綃子
    理緒の母。

    仁科真実子
    律の母。

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    2024年12月25日
  • 梟のシエスタ

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    理系作家として今、評判の伊与原さんの作品だが、これは全然ニュアンスが違った。地方国立大の学長選の裏でのいろいろな出来事にフクロウ教授が暗躍。最後に見事にまとめられている。うまいとは思うけど、私が好きなテイストではなかった

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    2024年11月24日
  • 博物館のファントム 箕作博士の事件簿

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    短編6作
    初めて伊予原作品に触れた
    歴史を考え、小学校や中学校で学んだことを思い出した
    悪いことをした
    でも‥ということもあった
    自分なら、どうしただろう

    あとがきで歴史事実とそうでないことをしっかりと記載してあることに感銘した

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    2024年10月29日
  • 蝶が舞ったら、謎のち晴れ―気象予報士・蝶子の推理―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    不愛想で破天荒なお天気キャスター蝶子と貧乏私立探偵夏生の幼馴染コンビが天候に絡んだ謎を追う日常ミステリー短編集。

    日常ミステリーとして必要な要素はきちんと準備されているがそれ以上ではないという感じ。キャラクター造形もこなれてなくて、シリーズ化するならこれからのお楽しみかなぁ。

    気象学や生物学の造詣が深いところはさすが伊予原新作品だと思った。伊予原新にはこの部分を求めているってとこもあるので、☆の数のわりに満足してます。

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    2024年05月15日
  • リケジョ!

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    天体に関する大学院でコペンハーゲンに留学したい律は、個人塾のアルバイトをしながら生活費を稼ぐ。そんなある日、律のもとに驚くべき待遇のアルバイトが舞い込んだ。小学校4年の理緒の家に住み込んで、家庭教師を行うというものである。そんな中、塾でとある墓場に幽霊が出るとの噂を聞き、律と理緒は解決に乗り出す…。

    理系、研究絡みの小説はハズレばかりの法則があるが、これは割と読める作品であった。というのも、作者のバックグラウンドである天体の話だけでなく、物理や化学、生物といった、理系全般に渡る作品になっていたからだろう。だいたいこういうタイトルの作品は、作者のバックグラウンドから出ることができずに、何故か数学だけ、なんて言う話になりがちだ。

    短編4篇?5篇だっけ?
    というのは、各作品の印象の薄さが原因となっている。それぞれの作品はがんばって最初に思いつくトリックを打ち崩すようにトリックを考えてはいるものの、犯人等の人選びに難が多い。その人を犯人にしないほうがいいんじゃない?とか、その程度で殺す?など。

    また、盛り上がり部分のメリハリが少ないため、その解決で良いの?と思わせるものも少なくないし、最後は読者は皆途中で読めているのに、ダラダラと告白の手紙で引っ張ったのは、何だったんだろう?

    印象に残ったのはチシャ猫の話で、その他は事件をあまり考えなくて良いし、考えすぎると薄っぺらく感じてしまうものだ。

    でもまあ、理系モノにしては面白かった。ただ、タイトルは「リケジョ何とか」くらいの8文字くらいにしてほしかったな。

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    2024年05月22日
  • 梟のシエスタ

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    一見昼行燈なグータラ教授、袋井が大学内の派閥抗争に暗躍する。踊っているのは誰で踊らされているのは誰だ?

    伊予原新の大学物ということで手に取ったが…俺が読みたいのはこれじゃない感、決して面白くないわけではないのだが…。

    勝手な思い込みを裏切られたと思い込むのは、完全に読者のワガママと分かっているのだが、そうじゃなくてもっと学究の徒でちょいオタクテイストなの読みたいっす俺。

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    2023年10月28日
  • 磁極反転の日(新潮文庫)

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    ネタバレ

    伊予原新を期待して読んだら、ちょっと残念だったが、これは過去作でしかも結構初期の小説なので、覚醒する前と考えれば妥当な出来かなぁと。

    パニックSF…というと、妙な方向に期待してしまう(マイケルクライトンとか)し、三体とか読んでしまっていると、地軸反転くらいなんぼのもんやねんと思ってしまうし、不利な状況もあって、乗り切れないとこもあるんかなぁ。

    とはいえ、今の伊代原小説の片りんは伺えるのと「科学者にとって科学はプロセスだが、一般人にとって科学は結果だ」という言葉など、得心の言葉や状況もちょいちょい出てきてそれは良かった。

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    2022年10月30日
  • リケジョ!

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    表紙の印象とは違って、しっかりした?ミステリー。
    来年、コペンハーゲンに留学が決まった院生の律。
    留学費用に悩んだ律に、お金持ちの令嬢、理緒の家庭教師の話が。
    理緒は理科が大好きな小学生で、律を「教授」と呼んで次々と謎解きに律を誘う。

    通称「投げ出し墓」に出没する足の幽霊の正体は。
    大学の説明会にやってきた女子高生のストーカー事件。
    近所で続く猫の不審死と怪しげな行動の少年。
    大学の研究室で起きた殺人事件の犯人は。
    律が幼い頃に病院で出逢った少女の秘密。

    人と距離を置き、華やかな女子に疎外感を感じる律が、理緒や理緒の周りの人々との交流や、事件に巻き込まれて、だんだんと角がとれてくるのが温かい。
    理緒が繰り返し言う「リケジョだからね!」最初は皮肉まじりに苦笑していたのに、だんだんと胸を張っていくような。
    理系あるあるなのかも、というカタカナの難しい説明もあるけれど、言い伝えの昔話、アリス、オズの魔法使い、星の王子さまに絡めて進むので、読みやすく楽しい。

    「悲しくて寂しくてどうしようもないきもちがあっても、毎日ちょっとずつ近くに寄っていって、飼いならすの。そしたら、いつかきっと、そんな気持ちとも仲よくなれる」

    「遠く離れていても、会えなくても、話せなくても、科学は道しるべになる。どんな人にとっても答えが同じになるのが、科学のいいところだからね」

    「リケジョを磨いときなよ!」

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    2022年07月30日
  • 梟のシエスタ

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    最近この人の本ばかり読んでるけど、ちょっといつもとテイストの違う本だった。それでも最後に向かってのフクロウの解決シーンはやっぱりドキドキして面白かった。

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    2022年04月25日
  • お台場アイランドベイビー

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    ネタバレ

    2022/4/19
    えええええ~寅ちゃん…
    それ以外はジェットコースターで分厚い本なのにするする読んだ。
    震災前に書かれた本で、関東大震災が来て日本が崩壊した設定になっている。
    震災前にその発想すごいよね。
    そして日本はもうちょっと持ちこたえたよ。
    今来たら危ないかもしれんけど。
    予言書のようでもある。
    でもこの本のようにならないように持ちこたえたい。

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    2022年04月24日
  • コンタミ 科学汚染

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    博士号を取ることも、論文が学術誌(サイト)に掲載されることも、学会で発表することも、その気になればどうにでもなるってことがよくわかる。コロナ禍で散々目にしましたが、素人がその信頼性を判断するのは難しいのでそれっぽい事触れを鵜呑みにしちゃダメですね。

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    2022年04月15日
  • お台場アイランドベイビー

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    伊予原新の旧作をさかのぼって読んでおこうと思い手に取った1冊。デビュー作とあってぎこちなさや荒っぽさも感じてしまうが。

    そうか、伊予原新の最初の作品は、アクションハードボイルド小説やってんなぁ、今の作風である理系知識展開系の芽も見受けられるが、主人公や主要登場人物のほとんどは、肉体系かチンピラか文系。唯一地震学者が今の作品に出てきそうなタイプ。

    大型地震で壊滅的な打撃を受けた東京臨海副都心を舞台に、経済的にも国際的地位を失いつつある日本と腐敗した政治、出生届を出せないまま無国籍となった在日外国人たちなどの問題を描いた小説なのだが、この作品が東日本大震災前に書かれていることに驚く…とはいえ、この作品の日本の方が現実よりまだマシな部分も多いことにため息もでるのだが。

    アナキストであれ、ファシストであれ、自己正当化を権力を使って誇示しだすと人間は劣化し、周囲は大いに迷惑をこうむる…。きっとプーチンもそうなんだろうねぇ。

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    2022年04月01日