木村由利子のレビュー一覧

  • 新訳 クリスマス・キャロル

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    ネタバレ

    クリスマスイブの夜、ケチで自分のことしか考えないスクルージの前に現れた三人の精霊たち。彼らは過去、現代、未来のクリスマスをスクルージに見せてゆくが。→
    最初はケチで嫌味な爺さんだったスクルージが、昔の自分を思い出し、現在の周りの人々の暮らしに触れ、未来を見て生まれ変わる。文字にすればそれまでの話なんだけど、木村由利子さんの翻訳が素晴らしく、ラストのスクルージの変化がとても良い。
    こんな風に変われたのは、嫌味な爺さん=我が強く偏屈だからこそなんだろうな、と思えるし、そこには不自然さがまるでない。本当に読みやすい良訳。
    この翻訳のおかげで「クリスマス・キャロル」が好きになれた。感謝。
    児童書の新訳

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    2024年01月19日
  • 少女ポリアンナ (角川つばさ文庫)

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    「良い事探し」は見習いたい!!!
    私もしていたつもりだったのにポリアンナの「良い事探し」には驚かされる。どう考えても良い事なんか無さそうなのにポリアンナは良い事を探してみせる!!そんな彼女も「良い事探し」ができなくなる。それでも最後にはまたできるようになるんだからめちゃくちゃスゴイ!!
    ポリアンナは自分だけではなく周りの人たちの事も明るくしていた。町のほとんどの人がポリアンナの事を知っていた。自分が知らない人にも積極的に声をかけている。返事をしてくれなくてもまた次に会った時に話しかけて必要最低限の事しか喋らない男の人ともすっかり仲良くなった。ポリアンナは人との出会いを大切にしていた。
    そして「

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    2020年03月30日
  • 新訳 雪の女王 アンデルセン名作選

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    少女ゲルダが、少年カイをさがす旅に出るが、行く先々で色々なことがある。それをのりこえていくゲルダの姿がカッコイイ!

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    2017年03月28日
  • 丘の家のジェーン

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    この本に出会えて幸せです

    赤毛のアンの作者の本だと知り飛びつきました。期待に反せずとても面白く、久しぶりに徹夜でいっきに読んでしまいました。続きを書けずに亡くなってしまったと知りとても残念です。アンとはまた違った魅力のある主人公が誕生していましたから。

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    2017年02月14日
  • 新訳 雪の女王 アンデルセン名作選

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    これまでに何度かいろいろなバージョンで読んでいるはずなんだけど、あ、こんなに語りかける口調なんだ、と初めて知った。途中で出会ったおばあさんの家で、花たちの語る支離滅裂な物語のなかに、けっこうどきっとするようなダークな話があったりするし、おとぎ話のようだけどやっぱりアンデルセンって、どことなく深淵をのぞいてる感じがする。
    12羽の白鳥は、好きなお話だけどグリムだと思ってた。たぶん類話があると思う。
    夜鳴きウグイスも好きなお話。このバージョンは、ウグイスのキャラも立っていてとてもいい。しんみりした。

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    2015年01月21日
  • 新訳 赤毛のアン

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    小学生の頃、手にとって途中で挫折した覚えがある。ちゃんと読んだのは23歳になってからが初めて。
    最近になって、小学生の頃の担任から私はアンに似ていると指摘されたのをきっかけに読んでみた。
    読んでみると、ここまで優秀ではないけどアンに通じるものが私自身の中にあると思った。
    アンと違う部分にもこれから見つめていきたいと思う。

    『実際家』という言葉をこの本で初めて知った。児童書で読みやすいことと羽海野さんのイラストに釣られて選んだが、序盤とか訳が不自然と思える部分がいくつか。次読み返す時は別の人の訳で読んでみたい。
    あと、アンが屋根から落ちるシーンなどシリアスな場面でのイラストが軽すぎて違和感があ

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    2012年10月14日
  • 新訳 赤毛のアン

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    羽海野 チカのイラスト表紙を見てもう買うしかないと思い衝動買いしました 

    お茶目で失敗の多いアンはとても身近に思われ小さい時に読んだ時と同じ読んだ後にほのぼのとした気持ちと憧れくれます

    あーアンかわいいよアン

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    2011年03月30日
  • 犯罪は老人のたしなみ

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    老人ホームに入居しているおばあちゃんがコーラス仲間に声をかけ、5人組の犯罪組織を結成します。
    舞台は福祉大国として名高いスウェーデンですが、老人たちはホームへの不満で我慢なりません。
    刑務所に入った方がましと、大金を得るための犯罪を計画します。
    豊かな人生経験による知恵、大胆な行動力と積極性を持ち合わせる老人たちですが、犯罪者としてはまったくの素人です。
    信じられないほどの杜撰さで計画を実行に移します。
    ですが、まさか老人が大それた犯罪をおかすはずがないという先入観を誰もが持つことによって、真相になかなかたどりつけません。
    スウェーデンは福祉大国だと聞いていますが、お金への欲求はどこの国でも同

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    2024年03月27日
  • 余生と厭世

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    引退間近の精神科医とその日常を淡々と綴りながら、最後の新患女性との診察を通じて起こる彼自身の変化を描いた物語。
    精神科ならではの重苦しさはほとんどなく、なんとも心穏やかな気持ちで読み進められる不思議なトーンを持った本だった。
    著者はコペンハーゲン出身の、臨床心理士でもある女性。元卓球デンマーク代表選手という興味深い経歴の持ち主。
    他の作品も読んでみたくなった。

    3~4ページくらいの短いスパンで見出しが付いており、全体のページ数も150ページほどと非常に読みやすい。
    表紙のデザインはシンプルだがなかなかのインパクト。

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    2021年01月16日
  • 余生と厭世

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    老病死と共に生きていくっていう話。

    フランスを舞台にしてるけど、やっぱりデンマークの静かな雰囲気が似合う静かな小説。

    章が短く分けてあって読みやすい。

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    2021年01月08日
  • 新訳 雪の女王 アンデルセン名作選

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    そういえば読んだことがなかったな、と思ったので手に取った。絵がとってもかわいい。
    少女ゲルダがカイを探すため、裸足で旅立つ。いく先々では優しいけれど外に出さないおばあさん、カイに似た王子と王女の住む城、山賊の砦、ラップランドのおばあさんたちと雪の女王の城。
    一貫性がなくて、まるでRPGの大冒険のよう。女の子が主人公なのも面白い。
    途中オニユリが話したのがインドのサティーという風習だったので、ドキッとした。
    白鳥の王子は、いちばん気遣ってくれた末の王子が半分しか魔法が解けなくてかわいそうじゃない?と思った。

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    2020年07月04日
  • 丘の家のジェーン

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    現代の常識では、主人公の親は放任、祖母の態度は虐待でしかなく心が痛みますが、まあ時代が時代なのでしょうがないですね。
    とはいえモンゴメリですから、プリンスエドワード島が出てくると物事がうまく回りだすようで(笑)、全体的には楽しく読めました。

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    2020年02月27日
  • 新訳 雪の女王 アンデルセン名作選

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    ゲルダとカイはとっても仲良しの女の子と男の子。けれどもある日、カイに悪魔の鏡の欠片が突き刺さってしまった。やさしい心を失くしたカイは雪の女王に連れられて凍てついた世界の果てへ消えてしまった。カイを探してはだしのまま、ゲルダは広い広い世界に旅立つ。カラス、山賊の娘、トナカイらに助けられた先で、ゲルダはカイと再会出来るの――? アンデルセンの名作が装いも新たに角川つばさ文庫で登場! 「白鳥の王子」「夜鳴きうぐいす」も収録。

    アナ雪も見たし、前に雪の女王(絵本)読んだのはもう大分前だったのでいっちょ復習してみようかなー、と言う感じでちょいす。挿絵は白雪姫と黒の女王と同じ方ですごく雰囲気合ってました

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    2014年06月09日
  • 新訳 雪の女王 アンデルセン名作選

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    POOさんの挿絵がいっぱい!つばさ文庫!

    雪の女王はアニメ映画でみたことあったけど、
    ゲルダがかわいい
    山賊むすめもかわいい
    一途な愛!いいな~

    白鳥の王子もいいね
    絵がかわいいからいいなあ

    夜鳴きうぐいすって話ははじめてかな

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    2014年02月23日
  • あしながおじさん

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    ネタバレ

    孤児院で育ったジェルシャー。ある篤志家により大学に行かせてもらえるようになる。孤児院からも出て、大学の寮にはいり、普通の他の子たちと同じように学生生活をおくる・・・条件は、勉強をしっかりするのはもちろん、大学での生活を手紙にて報告すること、文才があるから作家になること。
    ジェルシャーは、はじめての普通の子との同じ毎日に喜びと感謝をもって篤志家に手紙を綴ります。ジェルシャーなんて名前は昔からきらいだったので、ジュディーとして、顔も名前も明かしてくれない篤志家のことを「あしながおじさん」と呼んで・・・。
    ジュディーの明るくてつましくて、謙虚で、でもプライドもあって、頑張る姿が手紙を通して伝わってき

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    2012年11月12日
  • 余生と厭世

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    ネタバレ

     還暦となり定年を迎えた今月、ふと目にした本書。
     タイトルの「余生」が気になったのと、帯にある精神科医の物語、装丁の絵の「リンゴ」が、カウンセリングを受けながら第二の人生を模索するギリシャ映画『林檎とポラロイド』を思い出させたから。

     72歳の精神科医は、引退の日を指折り数えている。7百数回の診察を終えたら引退と、カウントダウンする日々。仕事がいやなくせして、毎日8人ほどきっちり患者を診ているあたりが、ルーティンを大切にする性分のようだ。逆に、それだけの、つまらない人間ということも見て取れる。

     仕事をきっちりこなす秘書と、アガッツという若い女性の患者を中心に、老医師の日々が綴られていく

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    2025年12月08日
  • 新訳 クリスマス・キャロル

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    ディケンズは結構好きで読んでいました。クリスマス・キャロルを読んで、これこそクリスマスに読むべき小説だなと若いときに思ったものです。
    今回、子どもが読むように、この本を買いましたが、子供が読む前に私が読んでしまいました。

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    2023年01月09日
  • 新訳 クリスマス・キャロル

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    ディケンズってこんなファンタジーみたいなやつ書くんだ
    一晩で更生しようって実際に行動に移せるスクルージおじさんすごいと思う

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    2022年05月07日
  • 余生と厭世

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    なんかいいなあ。しみじみ?この本の良さを表すのはどうすればいいんだ?退職を控えた精神科医72歳の日常。静かで地味。家族、友達いない。自分が歳とったら、かなり満足した毎日を送ることができるんだろうと漠然と考えていたけど全然そんなことねえな。むしろ思い通りにいくことの方が奇跡に近く、常に周囲に疲労させられる。日本はカウンセリングがあんまり浸透してないし、なかなか人目あって、自分の心に向かい合うことに敷居がある。不思議だよね、自分を労ることに何だか罪悪感があるんだ。まあ最後の最後、この医師は少し自分が見えた。

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    2021年01月22日
  • 余生と厭世

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    アガッツが来たのが別のタイミングだったら、老医者は何も変わらなかったかもしれない。あのときに彼女が現われたからこそ、彼は自らの孤独や患者たちと真に向き合うことができた。たとえ嫌気の差す仕事でも、終わる間際になって初めて、かけがえのないものに見えてくるように思う。同じことが人生全体に言える。私ももうすぐ死ぬという時になったら、色んなものを受け入れられるかもしれない。そうであればいいと思う。リンゴのケーキ食べてみたい。 読みやすかった。訳者あとがきはちょっと微妙。

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    2020年11月20日