木村由利子のレビュー一覧
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ネタバレストーリーガールの続編。相変わらず自然を感じられる河川敷で読んだ。
モンゴメリさんの物語には随分慣れたけど、セシリー死んでしまうのか⋯。幸せの中に突如としてドでかい悲しみが来るのは驚く。ペッグ・ボウエンはどこ行った?
仲良し組それぞれの個性が良い。嫌な面もあって周りが我慢しているのがリアル。最後に皆がバラバラになってしまうのは切ない。本当にこんな仲間と子供時代を送りたかったな。こういう時代を書かせたら最強だ。不思議と飽きないし、なんならストーリーガールはもっと読みたい。
モンゴメリさん、父親が子どもを置いてどっか行ってる率と、瓶の中身を間違える率高し。 -
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ネタバレクリスマスイブの夜、ケチで自分のことしか考えないスクルージの前に現れた三人の精霊たち。彼らは過去、現代、未来のクリスマスをスクルージに見せてゆくが。→
最初はケチで嫌味な爺さんだったスクルージが、昔の自分を思い出し、現在の周りの人々の暮らしに触れ、未来を見て生まれ変わる。文字にすればそれまでの話なんだけど、木村由利子さんの翻訳が素晴らしく、ラストのスクルージの変化がとても良い。
こんな風に変われたのは、嫌味な爺さん=我が強く偏屈だからこそなんだろうな、と思えるし、そこには不自然さがまるでない。本当に読みやすい良訳。
この翻訳のおかげで「クリスマス・キャロル」が好きになれた。感謝。
児童書の新訳版、何気に注目株です。(翻訳者さんの解説も付いていた。侮れない) -
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「良い事探し」は見習いたい!!!
私もしていたつもりだったのにポリアンナの「良い事探し」には驚かされる。どう考えても良い事なんか無さそうなのにポリアンナは良い事を探してみせる!!そんな彼女も「良い事探し」ができなくなる。それでも最後にはまたできるようになるんだからめちゃくちゃスゴイ!!
ポリアンナは自分だけではなく周りの人たちの事も明るくしていた。町のほとんどの人がポリアンナの事を知っていた。自分が知らない人にも積極的に声をかけている。返事をしてくれなくてもまた次に会った時に話しかけて必要最低限の事しか喋らない男の人ともすっかり仲良くなった。ポリアンナは人との出会いを大切にしていた。
そして「良い事探し」で引き取られたポリーおばさんとも仲良くなった。ポリーおばさんは義務と言ってなかなか嬉しいと思わない人だったけどポリアンナのおかげでとても優しくなった。ポリアンナは生きていて人生幸せだろうと思った。これからも幸せだろうな。。。自分も悪い事ばかりではなく良い事も見たいなぁ。これからつらいこともあると思う。でもこの本や「良い事探し」を思い出し、頑張っていきたい。この本を読んで本当に良かった。この本を読んで幸せになった。最近悩んでいる人や物事を悪い方向に考えてしまう人にオススメです。是非読んでね。人生が幸せになるよ! -
購入済み
この本に出会えて幸せです
赤毛のアンの作者の本だと知り飛びつきました。期待に反せずとても面白く、久しぶりに徹夜でいっきに読んでしまいました。続きを書けずに亡くなってしまったと知りとても残念です。アンとはまた違った魅力のある主人公が誕生していましたから。
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ストーリーガールの後編。
ストーリーガールやベブたちが、新聞を作るはなしを軸に、さまざまなエピソードが、美しいプリンスエドワード島の自然と共に綴られる。
中でも印象的なのは、ぶきっちょさんの恋物語だ。自分の理想の女性の 部屋を作り、家具や洋服をそろえ、空想の女性と会話するすがたは、訳者もあとがきに書いているが、確かにストーカーじみていてちょっとキモい…。
たが、その理想の女性そのままのミス・リードに出逢い、彼女もまた会った瞬間から、ぶきっちょさんに惹かれたというのはロマンチックだ。
アンシリーズを読んでいて思うのは、男女には、必ず赤い糸で結ばれた相手がいるのだということ!他の誰でもなく、初めから一緒になることを運命づけられたカップルがモンゴメリの作品にはたくさん登場する。
物語のラストは、ストーリーガールとベブたちの悲しい別れが描かれているが、
もうひとつ、おとなしくて心優しいセシリーが、いずれは結核で亡くなってしまうことが暗示されていて、それが切なかった。 -
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小学生の頃、手にとって途中で挫折した覚えがある。ちゃんと読んだのは23歳になってからが初めて。
最近になって、小学生の頃の担任から私はアンに似ていると指摘されたのをきっかけに読んでみた。
読んでみると、ここまで優秀ではないけどアンに通じるものが私自身の中にあると思った。
アンと違う部分にもこれから見つめていきたいと思う。
『実際家』という言葉をこの本で初めて知った。児童書で読みやすいことと羽海野さんのイラストに釣られて選んだが、序盤とか訳が不自然と思える部分がいくつか。次読み返す時は別の人の訳で読んでみたい。
あと、アンが屋根から落ちるシーンなどシリアスな場面でのイラストが軽すぎて違和感があった。
でもはぐちゃんっぽいアンの表紙かわいい。 -
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この本は赤毛のアンを読んだ方なら多分あの雰囲気に浸ることが出来て満足するでしょう。舞台は夢見がちの女の子の憧れであるカナダのプリンス・エドワード島であることも一層その想いを強くする点です。
お話の上手な大人びた14歳の少女、セーラ・スタンリーが本の題名になった ストーリーガールそのひと。彼女は母を早くに亡くし父も放浪癖のため一緒に暮らしてはいません。そのため、プリンス・エドワード島のおじやおばのところで暮らしています。この辺りの事情もアンの境遇と似通ったところです。そして、この本の語り手である僕、 べバリー・キングは13歳の少年ですが、父親の仕事の都合で弟のフェリックスと一緒に プリンスエドワード島に住むおじに預けられるところからこのお話は始まります。こんな設定のもとのストーリー・ガールとの出会いだけにぐんぐんお話に引き込まれます。 おじのところには、年の似通った3人のいとこ達がいて、その他に彼らの友達の少女、そしてストーリー・ガールの家の雇い人の少年も登場し、色んな”事件”に遭遇します。 彼らの友情を元に日常の喜怒哀楽が繰り広げられるのです。大人になるにつれて失ってしまいがちな感情が呼び戻されます。 モンゴメリの作品は登場人物がいきいきとしていること、そして、彼らに人生の本質を何気なく語らせているところが読者を惹きつけてやまない点です。 その意味では、この本も道の曲がり角に手元に置いておきたい一冊といえます。 -
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読んだこのない童話が沢山あった。また、読んだことのある童話は、簡略化された姿だったのだと知った。きっと原文と翻訳もまた違うのだろう。そう思って、あおぞら文庫にある、矢崎源九郎訳人魚姫を眺めたが、印象がまた違った。ここはかなり原文に近いのだろうな、ここは武骨…木村由利子訳の方が柔らかな表現だったな、等。
いつか原文を読みたい、けれど、デンマーク語かー!ハードル高いな…ごくり。
読み返すなら人魚姫のラストシーン。
以降ネタバレあり
人魚姫は、ただ泡になった、悲劇的な最後のイメージがあった。しかし、泡になる、ということは“くうき”になったということ、そして良いことをしていれば、いつか“ふめつのたましい”(これは木村由利子訳の好き表現)をいただけるらしい。
それが輪廻転生のような、解脱を目指す修行僧のような、グリム童話のホレおばさんのような、CLAMPのこばと。のような。 -
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老人ホームに入居しているおばあちゃんがコーラス仲間に声をかけ、5人組の犯罪組織を結成します。
舞台は福祉大国として名高いスウェーデンですが、老人たちはホームへの不満で我慢なりません。
刑務所に入った方がましと、大金を得るための犯罪を計画します。
豊かな人生経験による知恵、大胆な行動力と積極性を持ち合わせる老人たちですが、犯罪者としてはまったくの素人です。
信じられないほどの杜撰さで計画を実行に移します。
ですが、まさか老人が大それた犯罪をおかすはずがないという先入観を誰もが持つことによって、真相になかなかたどりつけません。
スウェーデンは福祉大国だと聞いていますが、お金への欲求はどこの国でも同じなのだなと思いました。
少しでも多くお金が欲しいと考えるのは老人たちだけでなく、ホームの経営者もホテルの従業員も他の人たちもみんな同じで、事件は複雑にでたらめに転がっていきます。
主人公のおばあちゃんに誘われただけで最初は戸惑っていたメンバーたちも、終盤では犯罪者として立派に成長してしまっているのが可笑しかったです。
老人たちのパワーとユーモアに圧倒される一冊でした。