木村由利子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
篠崎書林版を読んだのは20年以上前のこと。
でも全然好きになれなかった。
モンゴメリと共に少女時代を過ごし、そのモンゴメリが一番楽しんで書いていたと聞いていたのに。
子どもたちの群像劇とでもいうスタイルが、アンやエミリーといった一人の少女の物語に馴れた、
当時の私には受けれれられなかったのかもしれない。
でも、今は……すっかり、はまる。
四半世紀の時を超え、私はキング農園の子どもたちと、すっかり仲良しになっている。
前篇とでもいうべき「ストーリィ・ガール」よりも、子どもたちは大人になって、それぞれの抱えている家族の欠落問題も埋められていく。
そして、それは仲間との別れをも意味するのだけれど…