椎崎夕のレビュー一覧
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さらっと読まずに、きっちり読むと二人の心情が見えてきます。
長峰と里見の心の内を知りたいと思って読みすすむ、謎解きのような読後感。面白いです。
リーマン、お仕事系ですが。お仕事はそっちのけで、バツイチ仕事ができる男、長峰が、延々出向先の上司、里見にロックオンされ、ペット扱い、軟禁調教されています。
長峰はもともと攻だったせいか、性格なのか、何しろひとに主導権を譲りたくない男。ところが、里見はその上をいく超俺様で、上司としても申し分ない能力のある相手だから、さすがに一筋縄じゃいかない。
力の差で長峰はあっさり捩じ伏せられていますが、それでもプライド高くてなかなか折れません。持ちこたえています。 -
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[調査事務所副所長×バーテンダー]
ツンデレ受け
言葉足らずだが強引な攻めと
傷つくのを恐れるツンデレな受け。
自分が本気になった事で色々焦れている事に気づかない強がりと、
彼をここまで臆病な人間にしてしまった大人たちに憤る。
というところがありました。
個人的には攻めが余裕すぎる。
もう少し必死になってくれたほうがワクワクするのに~と思ったりしまいした。
でも面白かったです。
☆あらすじ☆
男とは愛しあうが妻帯者だけはお断りという美貌のバーテンダー・宮下馨は、つきあっていた相手が実は既婚者だと知り一方的に別れ話を突きつけた。翌日、逆上した相手から暴力を振るわれているところを店の常連 -
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[美容室店長×アシスタント]
三十二番目の初恋のスピンオフです。
スピンオフとは大体、元の話を知らなくても読めるのが殆どですが、
これは絶対に前作を読んでからのほうがイイ作品です。
だって本編よりも前作の登場人物の物語の書き下ろし部分?が凄くいいんです。
最後の梶山目線の話にほろりと来ました。
やっぱり梶山先生ですよね。
仁科も格好よかったですが、梶山先生には負けますw
そして前作に増して酷い信田。最悪でしたが、片付いてよかったです。
☆あらすじ☆
見習い美容師・相良陽平は、横暴な店長・信田の元を去り、面倒見はいいが男女問わずちょっかいを出すという噂の仁科有吾の店に就職した。その仁科と酔っ -
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※ネタばれ有なので、ご注意下さい。
前作「壁際のキス」のスピンオフですが、この一冊だけでも大丈夫です。
壁際~に出ている雄生ですが、相変わらずな性格なようでちょっと突っ込んだりしましたが(笑)
佑哉の「変わり」としてその名前を名乗る経緯を読んでいると、そうしなければ自分の心を守れなかったという、由哉の行動がより可哀想だなぁと。
自分が悪いと思い込んでいた事故で負った心の疵に、柘植が触れた時に、はっとする由哉が印象的でした。
見方はそれぞれ。それこそ、当事者なのだから重く考えて当然だろうけど、第三者から向けられる意見で違う見解が出来る様になる。
きっと、それは柘植だから出来たんだろ -
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【あらすじ】 ずっと好きだった親友の結婚式の日、嶋津一哉は、酔った勢いで見知らぬ男と一夜をともにしてしまう。夢だと思いたい。けれど肌に残る痕がなによりの証拠だった―数か月後、一哉はある事情から親友の弟・西藤成章と同居することになる。成章は一哉がどんなに素っ気ない態度を見せても懐いてきて一哉のペースを乱す。そんな成章にいつしか一哉も心を許すようになっていった。だが、ある日、成章の背中に見覚えのある傷痕を見つけてしまい。
本編は好き。
受さんが凛とした寂しい人で、好きなタイプ。
親友との関係とか受視点のわんこも好感持てた。
描写もわかりやすくて読みやすかった。
なのに残念な気持ちが後味に残った。 -
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ネタバレ▼あらすじ
フリーターの森野一陽はある日、自転車便のアルバイト中、届け先の造形作家・日比野恭輔が倒れていたところを助ける。あまり人に信用されない環境下で友人もまともにいなかった一陽は、お礼として何かと気にかけてくれるようになった日比野の傍にいるうち、なんだかほっとするような心地になっていった。しかし、そんな一陽の変化を面白く思わない幼なじみ兼同居人の中島祐世に、歪んだ愛情から段々と追いつめられて……!?
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ストーリーの完全度:普通
トーン:シリアス
エロ度:やや低い
萌え度:やや低い
総合評価:★3.0
久しぶりに椎崎先生の作品を読みました。
表紙も作家さんも好みだったので最初はウ