椎崎夕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
さらっと読まずに、きっちり読むと二人の心情が見えてきます。
長峰と里見の心の内を知りたいと思って読みすすむ、謎解きのような読後感。面白いです。
リーマン、お仕事系ですが。お仕事はそっちのけで、バツイチ仕事ができる男、長峰が、延々出向先の上司、里見にロックオンされ、ペット扱い、軟禁調教されています。
長峰はもともと攻だったせいか、性格なのか、何しろひとに主導権を譲りたくない男。ところが、里見はその上をいく超俺様で、上司としても申し分ない能力のある相手だから、さすがに一筋縄じゃいかない。
力の差で長峰はあっさり捩じ伏せられていますが、それでもプライド高くてなかなか折れません。持ちこたえています。男っぽい受のくくりに入ります。
そう、プライドが邪魔して、里見の肝心な部分が全く見えてないんです。なんでペットにされているのか、執着されているのか、分からないから、里見を受け入れることができないんです。
長峰の矜持にもイライラさせられるし、そんな彼への高田の嫌がらせもかなり執拗で目に余りましたが、そこがこの話のポイントでしたね。
後半、相変らずの里見への態度をとる長峰ですが、ちょっと愛が芽生えてて、少しだけなついてきた感じに。
突っ込んだ表現のないベッドシーンすらも、色っぽくなってて、なんだか結構満足しました。
イラストすごくいいです。ペットにされて調教のわりにあっさり描写のベッドシーンが、イラストで補強?されています。
前半のHがバックばかりというところは、ちょっと納得で、うれしかったかも。 -
Posted by ブクログ
[調査事務所副所長×バーテンダー]
ツンデレ受け
言葉足らずだが強引な攻めと
傷つくのを恐れるツンデレな受け。
自分が本気になった事で色々焦れている事に気づかない強がりと、
彼をここまで臆病な人間にしてしまった大人たちに憤る。
というところがありました。
個人的には攻めが余裕すぎる。
もう少し必死になってくれたほうがワクワクするのに~と思ったりしまいした。
でも面白かったです。
☆あらすじ☆
男とは愛しあうが妻帯者だけはお断りという美貌のバーテンダー・宮下馨は、つきあっていた相手が実は既婚者だと知り一方的に別れ話を突きつけた。翌日、逆上した相手から暴力を振るわれているところを店の常連客・笠原に助けられる。前の晩、馨は酔った勢いで笠原と一夜を共にしていた。笠原は助けた礼として自分を馨の「新しい男」にしろと言い―。 -
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[美容室店長×アシスタント]
三十二番目の初恋のスピンオフです。
スピンオフとは大体、元の話を知らなくても読めるのが殆どですが、
これは絶対に前作を読んでからのほうがイイ作品です。
だって本編よりも前作の登場人物の物語の書き下ろし部分?が凄くいいんです。
最後の梶山目線の話にほろりと来ました。
やっぱり梶山先生ですよね。
仁科も格好よかったですが、梶山先生には負けますw
そして前作に増して酷い信田。最悪でしたが、片付いてよかったです。
☆あらすじ☆
見習い美容師・相良陽平は、横暴な店長・信田の元を去り、面倒見はいいが男女問わずちょっかいを出すという噂の仁科有吾の店に就職した。その仁科と酔った勢いで関係を持ってしまった陽平は、自分も遊ばれているのだろうと思いながら、飄々とした仁科にやがて惹かれていく。そんなとき信田からの脅迫まがいの嫌がらせがエスカレートして―。 -
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※ネタばれ有なので、ご注意下さい。
前作「壁際のキス」のスピンオフですが、この一冊だけでも大丈夫です。
壁際~に出ている雄生ですが、相変わらずな性格なようでちょっと突っ込んだりしましたが(笑)
佑哉の「変わり」としてその名前を名乗る経緯を読んでいると、そうしなければ自分の心を守れなかったという、由哉の行動がより可哀想だなぁと。
自分が悪いと思い込んでいた事故で負った心の疵に、柘植が触れた時に、はっとする由哉が印象的でした。
見方はそれぞれ。それこそ、当事者なのだから重く考えて当然だろうけど、第三者から向けられる意見で違う見解が出来る様になる。
きっと、それは柘植だから出来たんだろうなぁと。
この人の、きっぱりした所が優しさの一部なんでしょうね、きっと。
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……ずっと、誰かにそう言って欲しかったのだ。そんな思いが、すとんと胸に落ちた。
「佑哉」になることも「早月」に入ることも、自分で決めたことだ。それでも、母親はもちろん劇団で「佑哉」と呼ばれるたびに、見えない棘に絶えず突き刺されているようで、どうしようもなく苦しかった。
もう、いい。もう、充分だ。他の誰でもなく、柘植にそう言ってもらえた。だったらもう何も、望むことはない──。
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大事な人が、自分の想いを汲み取ってくれただけで十分だという、そんな風に考える事に、なんだか胸を衝かれてしまいました。
そして、椎崎さんの作品には、はっきりとした「悪者」が登場するので、今回も思いっきり嫌悪感を抱きました。
執拗に由哉を見下している、マネージャーの里村。
自分より劣っていると決めつけ、そして自分が上に立っているという行動が本当に苛々したり。
攻撃を受けていても、迷惑をかけるぐらいならと一人で抱え込む由哉。
耐え過ぎているのに、少しじれったくなったけど、それぐらいに誰かに頼る事が出来ない過程を考えると痛くてしょうがなかったです。
それを強引に引っ張って、そして何気なくバックアップする為に奔走している柘植さんは、本当に彼の事が大事なんだなーと。
二人のその後を書いた「花の咲く夜に」は、柘植視点で書かれているので、彼が由哉を愛しく思っているのが垣間見えて、なんだかにまにまする場面も。
もっと由哉をべたべたに甘やかしたら良いと思いますよ、柘植さん(笑)
あと、個人的にちょっとした不満を言えば、コンタクトもいいけどもっと眼鏡をかけてくれたらと思わずにはいられなかった。
由哉の眼鏡とか、可愛いと思うですがー。(そこかい) -
Posted by ブクログ
【あらすじ】 ずっと好きだった親友の結婚式の日、嶋津一哉は、酔った勢いで見知らぬ男と一夜をともにしてしまう。夢だと思いたい。けれど肌に残る痕がなによりの証拠だった―数か月後、一哉はある事情から親友の弟・西藤成章と同居することになる。成章は一哉がどんなに素っ気ない態度を見せても懐いてきて一哉のペースを乱す。そんな成章にいつしか一哉も心を許すようになっていった。だが、ある日、成章の背中に見覚えのある傷痕を見つけてしまい。
本編は好き。
受さんが凛とした寂しい人で、好きなタイプ。
親友との関係とか受視点のわんこも好感持てた。
描写もわかりやすくて読みやすかった。
なのに残念な気持ちが後味に残った。
攻め目線となった書き下ろしのわんこが合わず残念。
最後によむから余韻として大きく占めてしまうんだな。
既刊作品も年下攻め中心なようで、
どうもひきつけられる要素がないかな。