椎崎夕のレビュー一覧
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攻が辛抱強いのなんのって!こういう人大好きです^^
受が15歳で出会い、未成年に手を出す趣味はないと19歳まで待つ攻。結ばれるまで4年…4年って結構長いですよね。
不幸に酔うのでなく、適度に空回りしながらも頑張る受に感情移入できたし、ストーリーの軸もしっかりしていました。
ただ、受が攻を好きになるのが唐突なように感じて、その意味で☆3。読み手にとっては素敵な攻だけど、受にとっては誤解が解ける→好きと気づくが少し唐突な気がしなくもありませんでした。
この手のお話は大好きなので、辛口です。
他作品の話をここでするのはお門違いかもですが…
この話が好きな人は月村奎さんの「もうひとつのドア」をおすすめします^^ -
Posted by ブクログ
ネタバレ椎崎さん鉄板の〝ネガティブ健気受〟ではありません。
健気と言えば健気だけど、兄弟想いの普通の高校生男子でした。
既読の椎崎さん作品の中では一番好きかもしれない。
兄弟モノとしても、ストーリー展開も、キャラ設定も、どれをとっても目新しくはないと思う。
でも個人的にはいろいろ〝どストライク〟で非常に楽しめました。
わたし自身は初の〝実兄弟〟モノでしたが、実は本当の兄弟ではないというオチ付きだった…。な~んだ。
海外転勤中の両親の留守を守っている三兄弟。
一番上の兄俊和は既に経済的に独立していて、人気ホラー作家として生計を立てている。
学生時代は整った容貌&並外れた実行力で有名な生徒会長様だった。
末っ子の裕介も高校では名の通ったバスケ選手で周りからの期待も大きい。
そんな中でただひとり、これといって目立った特技もない次男の尚志は、優秀な兄弟に挟まれてコンプレックスがないわけじゃないけれど、それぞれ才能を持つふたりを大切に思う気持ちの方が強くて、屈託なく素直に育った。
自慢の兄と弟どちらも大切だけど、子供の頃からとりわけ兄俊和が大好きだった尚志。
ところがある日、不意打ちで訪れた兄の仕事場マンションで兄の事後寝乱れた姿をこっそり目撃してしまう。
しかも相手はきれいな人とは言えども男。尚志は大きな衝撃を受ける。
いつも傍にいてくれた兄の事なら自分は何でも知っていると思っていたのに。恋人が、しかも男の恋人がいたなんて。
すっかり混乱し、まるで裏切られたような思いでその場を立ち去る。
事情を知らず今まで通り変わらない兄の気遣いも容易には受け入れられない。
ある日外出先で偶然兄のお相手結城を見かけ、つけまわすような真似までしてしまう。
結城は俊和とは利害関係が一致した大人の関係で恋人ではないという。
兄の周辺を探ることで、何を知ってしまうのか、何を知りたいのかも分からないけれどやめられない。
そうこうするうちに、ちょっとタチの悪い兄の知人に目をつけられてしまう。
うっかりその男の車に乗ってしまった尚志を心配して、今まで見せたこともないほど怒りをあらわにする兄俊和。
ここでの尚志の反応がああ~普通の男の子だな~と思った。
『だって俺、男だよ?! 一体何されるっていうんだよ』的な。
ある意味当然とも思われるこの無防備さが、兄のスイッチをオン。
怒ったように、おもむろに尚志に押さえつけるようにして強引に口づけてしまう。
ぼう然自失となった尚志に『好きだ』『本当は兄弟じゃない』と告げる俊和。
尚志には一生気持ちを告げず、見守って生きて行こうと決意していた俊和の理性の壁がガラガラと大きく音をたてて崩れる瞬間だった。
自分のエゴで尚志を傷つけてしまったと、目の前から姿を消そうとする俊和。
ずっと大好きだった兄。今まで通り自分のそばにいて欲しい。どこにも行かないでほしい。
もちろん兄弟としての好きは大前提であるけれど、それとは別に、明らかに自分の中で芽生えた感情に尚志は気付き始める。
すっかり理性を取戻し、自分と距離をおこうとする俊和に、絶対に失いたくないと必死に追いすがる尚志が素直でかわいい。
大人でやさしくて理性的な人間の、抑えて抑えて我慢して我慢していた感情が決壊する瞬間ってものすんごぉく萌ゆるぅぅ。。。
何もわからないからこその無邪気な無自覚な尚志の誘惑にすっかり翻弄される俊和にも、独占欲むき出しで意外にエロかった兄に溺れる尚志もえがったわぁ。
穂波さんのイラストもイメージぴったりで、萌え度三割増し。 -
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ネタバレ決して悪くはないけど、特別言うこともあまりないという感じ。
悪い男にひっかかりやすい…アッ(゜O゜;なんかデジャブな健気な子が、ちょっと強面だけど頼りになる男前攻めを好きになって、ひとりであーでもないこーでもないするお話。受の直人が本当に頑張りやさんでいい子。男を見る目はないけど、卑屈な感じではないので好感度は高いです。
一方の攻めの周防はいつも黒ずくめでまるでヤクザな風貌だけど、実はバイクを飛ばして星を見にいっちゃうような意外な趣味の持ち主で、大学で天文部に所属する直人と星つながりで一気に心の距離が縮まります。
見かけによらず面倒見がよくて兄貴肌の周防にどんどん心を傾けていく直人。うっかり打ち明けて今のポジションを失うよりは、とかわいい弟分に甘んじている。
例によって椎崎さん鉄板のろくでもない元彼やら、周防の元カノやらも絡んできてぐーるぐるな展開に。
はたから見てると、何かと危なっかしい直人を放っておけない周防の独占欲みたいのは結構わかりやすい気がしたけど。
最終的には火のついた周防がこの期に及んでまだごちゃごちゃ言ってる直人を力業で丸めこんで、お決まりの甘やかし生活スタートってことで、後味は悪くない。
直人のバイト先の正社員で周防の同僚の美人さんで“なつかない猫”みたいな竹本が非常に気になった。
あと、ふわんとしてつかみどころのない所長の清水さんも。 -
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ネタバレ余裕のある大人に健気にがんばっている子がかわいがり倒される話は大好きです。
が、しかし、受の想の『どうせ俺なんてオモチャみたいに扱われても当然』的なダメっ子ぶりに結構イラッとしました。
あまり感情を表に出さないけど、大人で包容力のある医者の梶山と普段なら全く接点のないようなかわいくてちょっと隙だらけな感じの美容師の想。
梶山の痴話げんかに巻き込まれた形でけがをしてしまい、仕事も住む場所も失ってしまった想。
責任を感じた梶山が自分のマンションに想を居候させたことから始まる奇妙な同居生活。
お互いに今までにない心地よさを感じて…的な展開は有りがちだけど嫌いじゃない。
だけど、これでもか、これでもかっていうほど出てくる不幸エピソードになんか甘さも帳消し。
いくらなんでもダメンズ過ぎるよ、想が・・・。
『センセ』とか甘えた感じは悪くないけど…。
最終的に梶山が大人の余裕を見せて、甘やかし生活に突入するんだけど、なんか私にはいまいち充足感が足りなかったな。 -
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ネタバレ幼なじみに不毛な片想いをしている一基は犬猿の仲の年下の同僚ハルカに気持ちを見破られ、その事を脅しのネタに恋人のふりをする羽目になる。
大嫌い同士スタートって妙に萌えるww
大嫌いと言いつつも、ハルカが実は一基を気に入ってるのは序盤から透けて見えてて、腹黒そうなきれい系の生意気な年下くんが、常に敬語の華麗な言葉攻めを駆使して、兄貴肌でいわゆる男前受の一基をどうやって丸め込んで籠絡するのか楽しみにしながら読んでました。
でもハルカが予想してたタイプと全然違ったww 一基に怒られてしゅんっとなったり、拗ねたり、超子供。ちょっとダメわんこ。めんどくさくて、わかりづらくて、一基も鈍いから、思いこみや勘違いでなかなか伝わりあえない焦れった愛です。
これまで私が読んだ椎崎さんの作品は年の差モノが多くて、圧倒的に精神的優位に立つ大人な攻と繊細なかわいい健気受パターンが多かったので、こういう兄貴な受ってなんか新鮮。
思ったのとはちょっと違ったけど、普通に楽しめた。ラストもっとガッツリ甘くてもよかった気がするな。
一基の片想いの相手、幼なじみの神野が飄々としててマイペースで、超腹黒くて、こっちの方こそ腹黒ドSキングだったよww
神野のスピンオフ出ないかな~。 -
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ネタバレ同級生の再会愛らしい出だしに一気にテンションが高まるも、思ったよりずっとシリアスなトーンだった。でも嫌いな感じじゃなかった。
10年間消えなかった想い。
高校の同級生で親友だった遠山に自分の密かな恋情に気付かれてしまったと思った隆は、一切の連絡手段を絶ち逃げ出してしまう。
それから10年、不本意ながらも再び昔の仲間として再会した遠山と隆。
過去を追求してくる遠山に本音を見透かされ半ばやけくそで挑発すると、遠山は意外なほどあっさりと隆を受け入れる。なし崩し的に始まってしまった恋人の真似事に隆は再び“逃げ癖”を発揮する。この時の隆のバッサリぶりがあまりにも独善的でそこまでやるか?!って気もしたのだけれど、その後に『怖かった』っていう本音が見えた時に、ああ、そうかって不思議とストンと胸に落ちた。
図らずも弟にカミングアウトする羽目になってしまったくだりは少々イラッてきたけれど、大事には至らず、先輩の機転もあって最終的にはふたりは丸くおさまるっていう…。
攻の遠山が意外と強引で逃がさんッと執着してるところが最初の印象と違ったな~。恋愛感情っていうよりももっと粘度の高いものを感じた。まぁ逃げ癖のある人にはこのくらいで丁度いいのかもしれないね。 -
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かつての親友×ゲイを隠しているリーマン
性格も何も可も違うのに、妙にウマがあい親友だと思っていた相手。しかし、卒業式の翌日、相手に黙って主人公は姿を消してしまう。
数年後、同級生に見つかっての再会をはたすが、姿を消す原因を親友は覚えていなかった。覚えていないならそのまま疎遠になりたいのに、状況はそれを許してはくれなかった。
姿を消す原因は「居眠りしてる相手にキスしちゃったから」というものですが(あらすじに書いてあるのでネタバレにはなるまい)
それが主人公にとって、ゲイを自覚するきっかけにもなっていて、
小さくとも大きな事件だったということがわかります。
対して相手についても、主人公に対する執着に理由があり、こちらの感情もあるいみ納得できるもの。
しかし、ノンケさんとゲイの恋は障害がつきものだし、
間に入ってくる男がいるわ、家族が気づいて邪魔するわで大変。
大きな盛り上がりはないですが、じわじわと一気に読ませてくれるのは作者さんの常ですね。
さすが、というかんじ。
イラストも雰囲気にあっていてよかったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ帯のあおり文句が『あなたに触れる許可を、俺にもらえませんか?』だったんだけど、てっきりこれは年下坊ちゃん受→お目付け役攻のセリフだと思い込み、なんだかすごい健気な子の切ない片思いを勝手に連想してました(汗)・・・。小悪魔気取りはあくまでも”振り”で、健気な片思い(でも実はずっと前から両想い)なのは間違ってなかった。主人公がちょっとやさぐれた子になっちゃうエピソードに絡めて、想いあっているのに、お互いがお互いに負い目を感じているという設定には十分説得力があったんだけど、結構早い段階で攻も受を大切に思ってるのがわかっちゃうから、主人公がぐるぐる思い悩むのが、なんか・・・。いや、嫌いだったらそんなことも、あんなこともしないよ?って19歳の男子の心境にはちっとも感情移入できませんでした。でも、とにかく攻の敬語には萌えたな~~。『先に許可を取っておきたいんですが。――キスしても構いませんか?』に・・・。