【感想・ネタバレ】水底の月のレビュー

あらすじ

最初から叶うはずのない恋だった--- 老舗遊郭・三浦屋の深月は、ある秘密を守るため男でありながら遊女として育てられてきた。「外」の世界を知らず従順に日々を過ごしていた深月は、楼主の命で「島」へ渡ることになる。そこで出会ったのは異国船の船長・コンラートだった。深月をからかっては面白がるコンラートにやがて深月は惹かれていく。だが、同時に、それまでなんの疑問も抱いていなかった自分の立場がどうしようもなく苦しくなり…!?

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Posted by ブクログ

長崎の遊女×異国船の船長

廓のしきたり、掟に縛られ、人から労られることも知らず
ただひたすら人目につかないように部屋の中で生きている
主人公が哀れです。
そんな彼に惚れる船長も案外無神経だと思いましたが、
一応攫って逃げるだけの甲斐性はありました(笑)

互いを思いやる心情が、返って二人を遠ざけてしまったりと
胸にぐっっと来る切ないお話です。

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2009年10月04日

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