佐々成美のレビュー一覧
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伯爵家次男&建築家 X 小作農の子供 年上攻&年の差
小田知里は、女衒(ぜげん)の手から逃げ出したところを、富裕な広瀬伯爵家の次男・秋成に救われる。だが、知里は広瀬の傲慢でシニカルな態度に素直になれず、彼の愛人として屋敷に暮らすことになる。性について未熟な知里に、広瀬は夜毎快楽を教え込んでいくのだが……
時代は明治、鹿鳴館が華やかだったころのお話し。
いわゆるBL的マイフェアレディー?(笑)
和泉さんの文章はやっぱり読みやすくて分かりやすい。
話し自体にはあんまり目新しさはないけど、
佐々さんのイラストでポイントアップかな。
攻・広瀬は伯爵家の次男で、
ある事がきっかけでやる気のない放蕩 -
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ネタバレ遺品整理屋の若松義祥が請け負ったのは、たった1人で身寄りもなくアパートで生活していた老人の遺品整理。
死後、部屋に貼られていた身内と思しき連絡先に連絡を取ってみるも、連れなく遺品も何もいらない。すべて捨ててくれ、との返事。
義祥の職場では、トラブル防止のためにも、遺品を整理する時には身内にいてもらうこと、になっている。
そのため、何とか身内である息子を説得しようと名古屋まで出向くことになる。
ところが、そこに現れたのは、義祥と体をつなげておきながらも、突然姿を消した小野泰秋だった。
上杉と姓を変え、義祥との関わりを拒否するような泰秋の態度に、泰秋に気持ちを残している義祥は苛立つ。
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初めて読みましたらなんと8巻でした~
なのでお話の内容が理解できないところもあり、それでも極道の久遠と会員制高級クラブの柚木の関係に惹かれて一気に読みました。
久遠が四代目候補にあがるとなれば柚木の立場も騒がしくなるし色々不穏な事態も出てくる。
柚木も複雑な家庭環境から家出をして、その時に拾ってくれたのが久遠らしいのですが(読んでいないから。。。)再会して摑まってしまったのですね、強い愛です。
母親の違う弟が居て、本位ではなく実家まで送るときになった時に確執のあった義母に対して出た言葉に柚木の過ごしてきた7年間は決して無駄ではなかったのだという事が伺えました。
苦労は人を成長させるのですね。
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なんて言うか、いろいろ惜しい感じでした。
戦後の混沌とした時代に、生きてゆくためにGHQの関係者に仕える受。戦争中の辛い体験や父親の生死の不明など、受の心中は複雑を極めたと思います。
父親の死の一報が入り、悲しみのあまり、受は住み込みで働いていた家を飛び出してしまいます。そんな傷付いた受を攻はきちんと抱きしめて立ち直らせるのです。
勝戦国の立場の人間として、謝罪は出来ない。それは同じく国や家族を守るために散っていった同胞を軽んじることになるから。敗戦国と勝戦国という立場は違えど、抱えた痛みは等しくて、だから寄り添い合って癒してゆこうと、攻は真摯に伝えるのでした。
だからこそ攻が米国ではなく -
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王道中の王道。ネタとしては目新しくないけど、「執事」と「男花嫁」のダブル盛りときたら読んじゃいますよ。発売待たされましたが、佐々成美絵師の美麗イラストでそんな不満も払拭されます。
ストーリーは想像通りのBLHQで、大体どうなるか読めてしまうのになぜか途中で止めることはできない面白さです。センセはもともとこういう倣岸不遜で、しかも心の奥底に悲哀を合わせ持つ海棠のような強引系攻様を描くのが上手い方なので、今回もキャラの魅力には遜色なしです。
幼馴染み、美形の執事、由緒あるお屋敷、偽りの婚約、白無垢、花嫁、初夜と、これだけ盛りだくさんな舞台設定が整っていれば萌えずにはいられません。「おまえに俺の花