大平一枝のレビュー一覧

  • 正解のない雑談 言葉にできないモヤモヤとの付き合い方

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    言葉にできない感情やモヤモヤをテーマに、1対1で対話をしていく対談中。雑談となっていますが、相手によって、それぞれ発展や道草する内容もさまざまで面白いです。言葉にできないことは無理にしない。言葉を信用していない。など皆さんの考え方に触れていきながら、共通していることが、背伸び感や世間一般の正解と呼ばれるものを追い求める姿がないなということでした。
    自分と向き合い何かを生み出す職業の方々との対談のせいか、みなさん余白のある生き方をしていて、救われました。

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    2025年05月04日
  • 人生フルーツサンド~自分のきげんのつくろいかた

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    暮らしや旅、育児、ファッションのことなど 著者の目線で 丁寧に描かれる。

    サクサク読めるのに刺さるキーワードが多い。大平さんのエッセイはやっぱり他の人とは 一味異なり心に刺さる。

    特に印象に残ったのは 、子供はたとえインスタントラーメンでも笑っている親と 囲める食卓が好きだ
    ものではない 流れる時間の質で日々に充実度は変わる

    健康やルールを気にしすぎると見えなくなることは少なくない

    日々カリカリしがちな 自分にとって、定期的に見て振り返りたいと思わされるフレーズだった。

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    2025年04月07日
  • 新米母は各駅停車でだんだん本物の母になっていく

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    自分はまだ 0歳児の母で育児を始めたばかりだが同じ 育児をしている立場として興味深く 一気に読み進めた。

    これから子どもにも自我が芽生えて、大平さんのように子どもと 衝突することもたくさんあるのだろうと思うけれども 楽しみな気持ちもふつふつと湧き上がる。

    大平さんの等身大の姿が軽やかに描かれており 育児している人はきっと元気になれる一冊。

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    2025年03月25日
  • 人生フルーツサンド~自分のきげんのつくろいかた

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    失敗を恐れて保守的になるより、自分を信じて大きな一歩を。(頁18)

    家事とは、果てしなく知恵を使う作業。ともに暮らす人の気持ちを想像する行為である。(頁26)

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    2025年03月24日
  • それでも食べて生きてゆく 東京の台所

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    ウェブ版で読み続けていたので、迷わず手に取った次第。書籍版は文章が中心なので、たくさんの写真が掲載されているウェブ版の方が好みかな。でも書籍は加筆修正もされているので、これもなかなか捨て難い…かな

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    2025年03月10日
  • 正解のない雑談 言葉にできないモヤモヤとの付き合い方

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    感情や思いを言語化しなくてよい。
    あやふやなままにしておいて後から、ああ、あの時はこうだったんだと振り返る。
    そのために正解のない雑談や日記は必要なのかもしれない。

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    2025年03月08日
  • それでも食べて生きてゆく 東京の台所

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    audible51冊目。

    てっきり小説なのかと思っていたら、ノンフィクション。
    さまざまな家族やカップル、ひとり暮らしの台所を取材し、それぞれの人生や思いが語られています。

    嬉しい幸せな思い出も、悲しい辛い思い出も、それぞれの台所に宿っているのだなあと感じました。
    特に、家族の死に向き合った方のお話と、パートナーとの別れを乗り越えた方のお話が印象に残っています。
    悲しい記憶であるはずなのに、お2人の話がとても前向きで、心を打たれました。
    食べるということは、生きること。
    だから生きている以上、台所とともに日々暮らしてゆく。

    夫と2人で暮らす我が家の台所を振り返ってみる。
    最初に2人で組み

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    2025年02月15日
  • 注文に時間がかかるカフェ たとえば「あ行」が苦手な君に

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    吃音を完璧に理解したとは言えないが、読んで良かった。大人になったら治ると言われているから、家では吃音に触れないで接する親と、学校では新学期の自己紹介から上手くいかず、同級生にからかわれ、話し方がうつると心ない言葉を浴びる子供。根はおしゃべりな子なのに、家でも学校でもだんだん無口になってしまう。孤独に吃音と戦う人たちの横の繋がりを作るため・吃音をより知ってもらうために立ち上がったプロジェクトへ同行。発案した代表者の方とカフェに参加した人達にもインタビューし、まとめた1冊。個別具体的で沢山の学びがありました。

    『今も本棚の1番目立つところに『かがみの孤城』を飾っている。なにがあっても生きていこう

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    2025年02月08日
  • そこに定食屋があるかぎり

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    大平さんにハズレなし。

    コロナ前にウェブメディアで連載されていたという町の定食屋さんインタビュー。
    連載はコロナでなくなってしまい、でも自分で取材を続けてついに本になったそう。
    …すごいよね。

    大平さんと言えば台所だけど、こちらも町の台所というか、家族経営の台所といった印象が残った。ただしどこもめっちゃ忙しそうだったけど。

    それにしてもどこもおいしそうで、でも読後にグルメ本の印象は全くない。
    主体は人、取材対象が人だからかな。

    大平さんの本はお涙ちょうだいモノじゃないのに、いつもどっかしらでじわっときてしまう。
    これぞ筆力、読めてよかった。
    ーーー
    追記:インタビューと書いたけど、正し

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    2025年02月04日
  • 人生フルーツサンド~自分のきげんのつくろいかた

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    大平さんの静かだけれども優しい目線を持っている文章が好きで幾つかの著書を読んでいる。本作はエッセイ集、暮らしや子育て、旅など複数のテーマごとに章がまとめられている。特に印象に残ったのは子育ての章である。今目の前の子供と向き合うことに必死だったけれど肩の力を抜いていいのだと背中を押してもらえた。もうすぐ第二子が生まれる。4人家族になるとまたさらに慌ただしい毎日になるのだろう。そんな時にこの本を思い出して、少しリラックスをしてまた前を向きたいと思う。
    いつまでも本棚に置いておきたい一冊でした。装丁もとても可愛いです。

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    2025年01月17日
  • 注文に時間がかかるカフェ たとえば「あ行」が苦手な君に

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    たった一日で人生が変わる

    そんな体験ができるカフェ
    吃音、という障がいは知っていても、ここまで詳しくは知りませんでした

    吃音かな?
    っていう人、今までに何人か出会ったことはあるけれど理解してもらえる人がいるかいないかではかなり変わりますよね

    この活動が続き、一人でも人生が前向きに変わりますように

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    2025年01月04日
  • そこに定食屋があるかぎり

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    主に都内の24軒の、街の人に愛される定食屋と、
    支える人たちを取材したルポルタージュ。
    これはコロナ禍を挟んだ6年間の記録でもある。
    はじまり 山角
    取材した24の定食屋 定食屋観察録①②
    これから 再びの、山角

    美味しいご飯を召し上がれ。
    それらは定食屋。中華屋と町中華、蕎麦屋、
    韓国料理店、洋食屋、大衆割烹もあるが、
    どの店もメニューへの心を打つ拘りと優しさが溢れている。
    大正時代の創業や2代目3代目と受け継がれる、店がある。
    50歳を過ぎてからの開業の、店がある。
    コロナ禍の影響が転機となり開業した、店がある。
    人生色々、困難も悲しみも乗り越える逞しさ、有り。
    常連客や業者のバックアッ

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    2024年12月23日
  • 正解のない雑談 言葉にできないモヤモヤとの付き合い方

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    ネタバレ

    13人との対談集。
    「言葉にできないモヤモヤ」との付き合い方が書かれている。読みやすく、おすすめの本が紹介されていて読みたくなった。

    孤独や寂しいという感情はそんなに悪いものなのか。けっこう愛おしいものではないか。

    自己肯定感の低さは、誰かと比べることや、人目を気にしすぎることから始まる。

    おそらく誰もが、日々は言葉にできないことの連続なんだろうけれども、なにかに書き留めてアウトプットするという作業をすると、毎日の濃さはきっとかわる。

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    2024年10月19日
  • 注文に時間がかかるカフェ たとえば「あ行」が苦手な君に

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    読んでいる途中も読後も色々と考えさせられました。
    読んだ人の立場によって捉え方が違うのでしょうけど良作だと思います。吃音の当事者・親家族・周りにいる人・別の障害がある人等々それぞれの立場で当書が気づきの手助けになったり救いになったりする事と思います。
    自分は相手の話を遮って話してしまうクセがあり、その後何であんな事したんだろう、何で我慢できなかったんだろうかと後悔ばかりでした。
    傾聴力と広く言われるようになるとそうしようと思ってもまたやってしまいさらに強く後悔することもしばしば。
    本書を読んでもしかして吃音の方に嫌な思いをさせてしまっていたのかもと反省です。
    吃音という言葉を知っていましたが、

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    2024年10月05日
  • ただしい暮らし、なんてなかった。

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    一万円選書の1冊

    この本を読むタイミングだったのかなぁ〜と思う
    若かったらこの本を読んでもピンとこなかったかも

    足し算もいいけど、今あるものを大切に
    少し不要なものを減らし
    ゆっくり養生しながら
    生活していこうと思わせてくれた

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    2024年09月16日
  • そこに定食屋があるかぎり

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    2024年16作品目

    定食屋探訪ってなんでこんなにワクワクするんだろう
    古き良き定食屋の様相には美しさすら感じる
    これが無くならない世の中であってほしい

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    2024年08月09日
  • 人生フルーツサンド~自分のきげんのつくろいかた

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    大平一枝さんの本「東京の台所」シリーズが好き。
    NHKのあさイチでも定期的に特集されている。
    同じ台所を定期的な取材するため「あ、この人… 」という変化も感じる。台所から始まる人間定点観察本だと思っている。

    その著作のエッセイ本。
    あとがき、最後に「縁」という言葉で締めくくられている。
    著者の取材に対する、色んなことを詰め込んだ一文字だな、と読み終える。

    (引用)カフェラテ・ホイップ問答より
    「でも、これからもホイップをのせるかのせないか迷い続ける自分でいたいと思う。迷わなくなったら、元女子として、大切ないろんな気持ちを忘れてしまいそうな気がする。
    …••••なんて、これ、ホイップをのせて

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    2024年07月27日
  • こんなふうに、暮らしと人を書いてきた

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    NHKの番組で台所シリーズで、大平さんのことを知りました。ひと様の台所やエピソードを聞くと、ほんとに十人十色、素敵な台所ばかりです。一昨年先代が建てた店舗兼住宅を売却し、マンションに越してきました。新しいきれいなキッチンに憧れていましたが、古くて広々して、雑多な台所が懐かしいです。取材お願いしたかったなぁ。

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    2024年07月22日
  • 正解のない雑談 言葉にできないモヤモヤとの付き合い方

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    【目次】

    はじめに

    努力してもままならないことがあると悟るところから本当の人生が始まる(飛田和緒:料理家)

    自己肯定感が低い自分と機嫌よく付き合っていく(山本浩未:ヘア・メイクアップアーティスト)

    つねに自信がない不安思考と折り合っていく。自分のトリセツの作り方(ヨシタケシンスケ:絵本作家)

    孤独や言葉にできないというのは,心当たりのある感情(写真家:川内倫子)

    自称「生き方ベタ」な自分を俯瞰する(岡本雄矢)

    悩みはなくならない。だから弱音を呑気に言える人間でありたい(三浦直之:劇作家・演出家)

    自分がいつも,いちばんの親友(高橋百合子:イーオクト株式会社 代表取締役)

    ここ

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    2024年05月29日
  • 人生フルーツサンド~自分のきげんのつくろいかた

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    2024/02/11リクエスト 3
    著者のことは「東京の台所」から大好きです。
    この本の大きなテーマ、自分のきげんをとること。私にとっては難しい。
    育児に関しての章
    [がんばりを引退]
    にどきっとした。育児ではないけど、自分自身がやり過ぎ、がんばり過ぎで、自滅するパターンを何度も繰り返している。頑張ることが美徳、当り前の世代だったから、それから抜け出せない。
    できるけど、頑張らないスタンスに持っていきたいと思う。それが引退につながるのかも。

    友だちはそんなに多くなくていい
    これも響きます。
    それと、どの文章もタイトルが素晴らしいと思う。センスが良くてひきこまれる。
    いい読書時間をいただけまし

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    2024年04月21日