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Posted by ブクログ
素敵な本に出会ってしまった!!
朝日新聞デジタルの『東京の台所』が好きで、以前から大平さんの書く文章が好きだったが、著作を読むのははじめて。
『はじめに』のご挨拶にあるように、きらきらした色とりどりのフルーツがぎゅうっと入っているようなフルーツサンドを思わせるエッセイがぎゅうっとつまっているエッセイ集。フルーツサンドの入れ子状態。大平さんご自身もきらきらした魅力的な方なのだろうと想像する。
ウキウキホロリしながら読み進めた。今後も何度も読み返してフルーツサンドを味わいたい。
今回好きだなと思ったものを抜粋。(選びきれずたくさんになっちゃった!)
きっと読み返すたび、その時の私の状態で好きなものが変わるだろうなと思う。その変化も楽しみ。
「おかんの空き瓶菟集の謎」
「あのときの空もきっと」
「朝七時のいなり寿司」
「玄関の涙」
「自分のきげんのとりかた」
「琉球ガラス工房にて」
「だいだい色のあの子」
「最後のギフト」
「「グースカ」。四文字の安らぎ」
「夏のあと、深呼吸ひとつ」
今気づきました。朝日新聞デジタルの大平さんのお写真ではだいだい色のお洋服をお召しですね。とてもお似合いです。
2023/4/23
Posted by ブクログ
2024/02/11リクエスト 3
著者のことは「東京の台所」から大好きです。
この本の大きなテーマ、自分のきげんをとること。私にとっては難しい。
育児に関しての章
[がんばりを引退]
にどきっとした。育児ではないけど、自分自身がやり過ぎ、がんばり過ぎで、自滅するパターンを何度も繰り返している。頑張ることが美徳、当り前の世代だったから、それから抜け出せない。
できるけど、頑張らないスタンスに持っていきたいと思う。それが引退につながるのかも。
友だちはそんなに多くなくていい
これも響きます。
それと、どの文章もタイトルが素晴らしいと思う。センスが良くてひきこまれる。
いい読書時間をいただけました。