【感想・ネタバレ】ただしい暮らし、なんてなかった。のレビュー

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Posted by ブクログ

年齢を重ねていくと暮らし方や価値観が変わるのは自然なこと。かつての私と今の私を比べて、もう少し力を抜いて生きていってもかまわないと綴られていく。若いときは体力もあり、がむしゃらに頑張ってきたけれど、だんだんすぐには解決できないことが増えてくる年代になっていく。読み進めていく都度、そうだよね、と思うことが多かった。私に、
変わらないことを変えないで、自分を労り、素直に生きていいと気づかせてくれた本。

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2023年07月19日

Posted by ブクログ

いやなんかもうびっくりするくらい泣いてしまった。最近ちょっともやっとしていたから、引き寄せたとしか思えないほど、完璧にすこんとはまってしまった。うれしかった。

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2023年03月31日

Posted by ブクログ

定期的に読み返したい本です

ここ5.6年で考え方、捉え方、受け取り方がすごく変わった実感があります
その中でまだまだ思いやりが足りない部分、自分の首を絞めている部分があることに気づかせてくれます

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2022年12月18日

Posted by ブクログ

2021/12/04予約 1

かつてのわたし、いまのわたし。
一度決めたことを、必ずやり通さなければいけない、などと思わなくていい。
人生の積み重ねと共に、たくさんトライアンドエラーを繰り返した。それを踏まえ、無理しないで、緩やかに今の自分にフイットするよう、転がっていく。

「みんな、生きている途中だ。自分にフィットする暮らしのありようを求めて石のように
どんどん転がっていけばいいと思う。変わることをとめずに。」

P17
かつて
誰からも好かれたい、誤解はすぐ解きたい

こじれたものは待つほうがうまく行く

P27
かつて
問題はできるだけ早く解決が良いと信じていた

できるだけ夜は悩みを途中放棄、いったん棚上げ。体を休める夜まで悩みにあてると心身にてきめんに支障がでる

P43
紙1枚鉛筆一本あれば作品は作れる。今を精一杯生きよ。自らの命を守れ、愛する人の命を守れ。そして生きるための想像力を絞りだせ。これが新学期を迎えた君たち全員に対する第一番目の課題である。(多摩美術大学美術部学長)

P52
トライアンドエラーを繰り返し、今思うのは人がいいと言ってもそのまま自分にも当てはまるとは限らないということ。また一生の中でも波がある。その時やらなくても、別のタイミングで自分の生活にフィットすることもある。

P57
フライパン物語。
あまりに同じ過ぎて、笑えてきた。私も鉄製フライパン使いこなしたくて何度もトライした。最後の油を馴染ませる、ができなくて挫折した。安いものから高いものまで使って、現在はほどほどのティファールを一年くらいで買い替えている。

P62
台所の真っ白
白雪ふきん。人のマネして使い始め、塩素系漂白剤の大好きな私は、すぐボロボロにしてしまった。私もジプシー。現在はスコッティの洗えてほぼ使い捨てのロールタイプを使っている。また、酸素系漂白剤で白雪ふきん、始めようかなあ。

P102
どうしても合わない人。
信じている神様が違うと思ってみる
この章のあとの方に、お気に入りのラジオ番組の話がある。全部月曜日のせいですね〜、とか全部低気圧のせいですね〜と言う、と書いてあった。これは、もしや私がヘビーリスナーである、ジェーンスー氏の番組のことではないかと思った。

P209
夫婦だからといって、全部を知らなくてもいいし、頑張って会話などしなくてもいいということ。知らないこともある、が前提のほうが、わかり合おうと多少努力をする。知らないのだから、行き違って当然と流せたりする。
夫婦関係は子どもがいるとき、巣立った時、どちらかが病気をしたとき、老いたとき、距離感を伸び縮みさせながら紡いでいけばいいと今のところは思っている。

かつて 夫婦はわかりあえているべきと思っていた。
今 わからないこともたくさんある、が前提なら、なんでわかってくれないのかとっても気になります。ぜひ使ってみたいです。嘆くことが減る。

これは何年か前の自分に読ませたかった…

今の私にとって、とてもいい本だった。人によって受け取り方は違うだろう。けど、上記をこれほど引用するほど、
今の気分にぴったりだった。
同年代の人には響くだろう。
まだ若くて試行錯誤の人には、将来こういうこともあるかも、くらいに読んでもいいのかもしれない。

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2022年01月07日

Posted by ブクログ

振り返るとああすれば、こうすればよかったと思うことたくさんある。でも、それを選んだことをやり直すことはできない。それは思い出として残るものなのかな、と感じた。

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2023年08月04日

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ネタバレ

 やはり、大平一枝さんの優しくて飾らない文章は良いですね。 好きです。 共感するところも多く、癒されました。
 人生を振り返りながら、苦さ・切なさ・懐かしさ・満たされた想いと様々味わいました。


『かつて 問題が起きたらすぐ解決しなければ、
     相手を理解しなければと必死になって
     いた。
 いま ある年齢を過ぎたら、どうにもならない
    人間関係は逃げても諦めてもいい。
    それより、わだかまりの手放し方を体得
    したほうが得。』

『わだかまり』と表現されるその気持ち、よく分かります。 お母さま、お嬢さま、そして、お義父さまとのエピソードが、印象深く記されていましたが、近しい人との『わだかまり』を手放すのは難儀です。 やっと、手放したと想ったら、新たにできたり。
人生の後半は、スッキリ嫋やかに笑顔で生きたいものです。


 大学一年生のお嬢さまの深い気づきに感嘆。
『「自分の許容量のなさは、傲りからきてたって気づいたんだ」』

『かつて 人より知っていることは、えらいと思
     っていた。
 いま 知らないので教えてくださいと言える人
    こそ素晴らしい。』

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2023年05月07日

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人生後半戦。
頑張らない事の方が難しい。
日々の暮らしは色々あれど、人生は振り返れば全部喜びに変換できる旅のようなもの。
心のやわらかさとゆとりを手に携えながら、軽い荷物で歩いていきたい。正しくも、きちんとしていなくても、人生は勝手に巡ってゆく。
自分を大事にしながら自分の心地よい速度で進むこと。

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2023年04月30日

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タイトルに惹かれて。
大平家の引っ越し遍歴が面白かった。

「傲りと許容量」
謙虚であれば、自分よりものを知っている人に教えてもらえてありがたいと思えるし、知識を深く受け止められる。

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2022年05月15日

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P80
〈自分の暮らし方は自分が決める〉
これという決まりはない。
だから自由でいいんだ。
本書を読み共感することが多かった。

いままで丁寧な暮らしとは縁もなく
それでも、当時ぼんやりとした憧れはあったと思う。
好きなものに囲まれた生活。
それが自分にとって居心地の良い場所なら言うことなし。
ほっとできる一冊だった。

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2022年04月12日

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叱咤激励の本

自身にとっても「耳が痛いこと」を書かれていることに気づくので、読み続けたらしんどいと思う時もあったが、それだけ気づきを与えてくれてこともわかる。

ただしい暮らしは人により、時により異なる内容ということがよくわかる1冊。

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2022年01月16日

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「時短料理ってよく聞くけど、みんな余った時間でなにしてるのかな」という言葉に著者同様どきりとしました。
私はふきんが汚れていてもまあいっかと思うので著者と同じ行動をしても感じることは違うでしょうし、そっくり真似したら逆に苦しくなりそうです。人には色んな力の抜き方があると知り、自分なりに過ごすのが大切なのかなと思った本でした。

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2023年09月27日

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嫌なことは断る。自分を大切にする。
安いからって手を抜かない文章、大事だよなあ。そりゃそうだよなあ。だから、巷に溢れているしょうもないウェブメディアが嫌い。

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2023年06月15日

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「大勢で会うのをやめたら楽になった」
4人以上の食事会にはあまり行かない。せっかく卓を囲むならば楽しく有意義な時間にしたい。相手をよく知りたい。自己紹介や、浅い近況報告で終わる食事はもったいない。
「どうしても合わない人に」
どうしても合わない人がいたら、信じている神様が違うと思ったら楽になれる。価値観が違って当然とすんなり理解できる。根本の所で信じているものが違うのならどんなに努力してもしょうがない。自然に距離を置こうと思える。相手の人格を徹底的に嫌いにならずにすむ。
在宅ワークのルール
・休憩はソファに座らない
・ピアスをつける
・終業後は机上をゼロに戻す

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2023年05月19日

Posted by ブクログ

歳を取ると考え方変わるけど、たくさん失敗しないと結局今に行きつけないと思うし、無暗に若い頃のことを否定することもなくて、特段過去について評価をしなくて良いのだろうなと思った。

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2023年01月07日

Posted by ブクログ

毎日を一生懸命真摯に生きているからこそこうやって自分の輪郭を確かめられるんだろうな。

前はこれが必要だった。
でも今はこう考えられてここに手間をかけられる。
とかその逆とか。

生きていると変化する。
前快適だったものが今日も快適とは限らない。
そういうことを忘れずにいたい。

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2022年10月04日

Posted by ブクログ

共感できる箇所が多く面白かった。

一方で、読みづらい(理解するために読み返さなければならない)部分があるのが残念な本だった。「は」と「が」、「を」の使い方、読点の位置が変に感じられた。また、修飾語がどの語に係かっているのかわりづらい箇所が散見された。そのため、読みづらかった。

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2022年06月03日

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