大平一枝のレビュー一覧

  • こんなふうに、暮らしと人を書いてきた

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    「書く」ために大切すべきことを
    惜しみなく分け与えてくれる一冊。

    ボスの教え。
    裏テーマ。
    文章磨きの五つのヒント。

    迷った時に、何度も読み返したいことが多かった。

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    2025年11月22日
  • 正解のない雑談 言葉にできないモヤモヤとの付き合い方

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    寂しさについて、なんとなく思うところがある人は読むと何かしらの発見があると思う。
    この本を読んで、グッとくるところは多いほうがいいのか、少ないほうがいいのか。メンタルが弱っていても、それはそれで悪くないんじゃないかな、って思えた。この本の楽しみや得られることを考えると、弱っているほうが得られるものはきっと多い。そもそもこの本は、孤独とか寂しいと思うことも悪くないよね、というところから始まったのだというから。

    言葉にできないモヤモヤ、たとえば後悔や「切ない」という感情との付き合い方について、著者はいろいろな人と対談する。
    「この人はどうやって乗り切っているのか」
    著者自身が興味を持った人に、対

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    2025年10月29日
  • 台所が教えてくれたこと

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    2025/09/17 3
    読んだことあるものもあったがすっかり忘れていたりしてまた新鮮な気持ちで読めた。東京の台所が大好きでWEBも本も何度も読んでいるが大平さんご自身のキッチンはほぼ登場していなかったように思う。ホシザキの食洗機をリフォーム先に持っていくエピソードが好き。今は個人宅用は無くなった、とは知らなかった。ずっといつか自分のキッチンにホシザキ食洗機を入れたいと決めてたのに…
    上京して最初に買った大皿、昼間にお邪魔したら夕飯代わりになるものを持っていく、などいいなあと感じた。私もいい加減落ち着いて自分のキッチンを作りたい…でも引っ越しが趣味なのでなかなか叶えられない。

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    2025年10月16日
  • 人生フルーツサンド~自分のきげんのつくろいかた

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    私の大好きな本。どうしてだろう?真逆な性格だろうと思うけど、こうやって小さなことを書き留めてくれることを読むのは楽しい。

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    2025年09月20日
  • それでも食べて生きてゆく 東京の台所

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    ネタバレ

    生きることは食べること。台所は雄弁。

    多くの場合、家には台所がある。
    台所は料理をするところ、と思っていたが、当然お菓子を作る場でもあり、コミュニケーションの場でもあり、、その人たちの人となりが出る場所なのだとよく分かった。
    夫に先立たれた妻、子供の独立を機に食事を作らないことを決めた夫婦など、それぞれの台所があり、そこに物語がある。台所だけではなくインタビューを通すことで、こんなにも一生懸命に一つの人生を生きているのだと感じられた。

    特に“酒と金魚”、“愛のあと“、”「おかゆ、梅干し」。忘れられない献立帳“、”料理写真をつまみに飲む男” 、”続・深夜の指定席”が刺さった。

    テレビの作品

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    2025年08月30日
  • それでも食べて生きてゆく 東京の台所

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    色々な人たちの台所を取材した記事をまとめた本だけど、どれも台所にとどまらず、人生そのものの話につながっている。一人ひとり異なる喪失と再出発の物語を読むことで、わが人生について考えさせられた。
    特に印象に残ったのは、「本と恋と団地ごはん」とか「八六歳。終わらぬ問いかけ」とか。
    団地で読書会なんて、いいなぁ。料理を持ち寄ってわいわい食べたり飲んだり…
    奥さんを亡くして一人になった男性に料理を作って夕食を共にしているとか…そんなふうに暮らせたら寂しくない。戸建てを建てたはいいけど将来夫が死んでからのことを思って不安になっているわたしには羨ましく感じられた。

    86歳男性の記事は、「得意料理は”なし”

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    2025年07月08日
  • 正解のない雑談 言葉にできないモヤモヤとの付き合い方

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    いいわ~この本。
    Title辻山さん
    ショーペンハウワーは『読書について』(光文社)で”読書は他人の頭ですることだから、あまりそれに縛られるのはよくない”と、繰り返し自分の頭で考えることの大切を説いているんですよ。
    本に乗っ取られることなく確かな自分を育てようという意味でしょうが、やはり、それでも、本を読んで誰かの考えや体験に触れて感じることが、その人の考え方を育てることになる。なにか新しいものに出会ったときの解像度が、ちょっと濃くなると思うんです。

    p44「どうやって自分をだまくらかすか。しょうがないじゃん。自分は他の人になれるわけじゃないんだから、受け入れていくしかないじゃん、って思う。

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    2025年06月29日
  • 注文に時間がかかるカフェ たとえば「あ行」が苦手な君に

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    ネタバレ

    「注文に時間のかかるカフェ(以下、注カフェ)」発起人である吃音のある女性への取材内容を中心に、吃音と吃音のある人々の苦労や想い、注カフェの取り組みについて綴られたノンフィクション作品。

    会話をするとき、吃音のない人でも言葉に詰まることはある。吃音のある人は言葉に詰まることが人より多い、その程度の認識だった。
    しかし本書を読み、私の吃音に対する認識は誤りで、想像以上の苦悩に衝撃を受けた。

    まず、吃音のある人の多くが孤独を感じていること。吃音であることを周囲に言い出せないというパターンはもちろんだが、吃音に関するデマや偏見から、家族の間ですら吃音を話題にしない場合があることに驚いた。
    そして、

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    2025年05月12日
  • それでも食べて生きてゆく 東京の台所

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    最初の「酒と金魚」からもうグッときてしまう。「それでも食べて生きてゆく」が一つ一つのエピソードに深く込められている。実はシリーズものなので他も読んでみようと思う。

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    2025年05月03日
  • ふたたび歩き出すとき 東京の台所

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    東京の台所
    とても好きなWEBコンテンツだ。
    大平一枝さんの取材対象となる方への距離感が絶妙で以前より愛読している。

    『ふたたび歩き出すとき』というタイトルに、自分のこれからに不安をかかえている今、何か背中を押してくれる気づきがあるのではと期待して読んだ。
    人それぞれの台所を読んでいるうちに、不思議と自分も台所に立ちたい、ご飯を作って食べたいという気持ちがむくむくとわいてくる。そういう元気がもらえた。
    ありがとうございます。

    20250427

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    2025年04月27日
  • 注文に時間がかかるカフェ たとえば「あ行」が苦手な君に

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    これまで吃音障害にあまり関心を払ってこなかった。それは当事者が隠していたり、自分にとって苦手な発音を避け言い換えていたりしていたから。
    吃音への誤解や偏見に胸がふさがる。
    ただ人によりタイプがあること、どうしてほしいか望む対応も違うことなどデリケートな問題なので近くにいたとして適切な対応ができる自信がない。
    カフェで各自がマスクに
    話すのは苦手だが喋るのは好きなので話しかけてください
    どもっても待ってください
    最後まで聞いてください
    推測して代わりに言ってほしい
    などメッセージを書いたエピソードがとても素敵だと思った。
    内部障害の人が赤いマークを付けたりするように自然に伝える仕組みって大切だ。

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    2025年04月13日
  • ただしい暮らし、なんてなかった。

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    「かつて」と「いま」の暮らしが書いてあって分かりやすかった。
    かつては、付き合いの良い人と思われたくて誘われたらすべて参加していたが、いまは誘いを断ったところで関係は変わらないという考え方がいいなと思った。

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    2025年03月23日
  • こんなふうに、暮らしと人を書いてきた

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    大平さんのルーツ的なものを知れて良かったですね!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    結構意識されて文章を書いているんですねぇ…みたいなことを思いましたとも…

    やっぱりプロの文章家というのは違うなぁ…と…そんなことを思いましたかねぇ…やっぱりお金をもらうとなると色々と気にすることってあるよな、と…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    東京の台所、というシリーズは僕も大好きなアレなのでこれからも続編楽しみにしてます! という期待を込めて☆五つ付けさせていただきます…。

    さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

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    2025年03月05日
  • ふたたび歩き出すとき 東京の台所

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    2025/01/29リクエスト 1
    東京の台所シリーズが大好きで今回も楽しみにしていた。おしゃれに整えたキッチンではなく、台所、その写真が語りだしそうなほどで、どれも心にしみる。
    台所の今、台所の声
    というコラムの中の、
    台所作業は見えにくい小さな労働の連続だ、野菜を選り分け古いものから使う、牛乳パックを開いて乾かす、台所に立っていない間も献立を考えたり食材を補充したり…
    そこをわかってるからこそ、このような人が向こうに透けて見えるような温度のある写真が撮れるんだろうと思う。
    何がよかった、とうまく説明できないが、ぜひ読んでほしいです。
    このシリーズに私も応募したい。

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    2025年02月17日
  • ふたたび歩き出すとき 東京の台所

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    もともと2作目の男と女の台所をたまたま手に取ったことから、大平さんの眼差しの優しい文章に惹かれてエッセイも含めて複数の作品を読んでいます。
    東京の台所の新作。今回は再び歩き出す時「リスタート」「再生」がテーマでした。過去に取材をした人にもう一度会うと状況が変わってたりする。
    特にコロナを経て、人々の考え方、生き方の潮目が変わったような気がします。それぞれの話にそれぞれの生き方が詰まっていて今回も胸を打たれる文章が多くありました。
    SNSでよく見るオシャレなキッチンではなく、その人の生活が溶け込んでいる台所の写真は取材を受けている人の写真は出てこないけれどその人の顔が浮かんでくるような気がします

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    2025年02月06日
  • 人生フルーツサンド~自分のきげんのつくろいかた

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    この本の、おしゃれの話に共感!

    おしゃれしようという気持ちが、おしゃれを作る。
    その心持ちで、年を重ねても
    ファッションを楽しみたいと改めて思った。

    装画とタイトルに惹かれて購入したエッセイ。
    先を行く先輩の背中を見て学べるのは、
    なんてありがたいことか。

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    2025年01月21日
  • こんなふうに、暮らしと人を書いてきた

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    今の自分が読むべき本だった。取材・執筆のコツや態度、自分自身がどのようにライターとして生きてきたかの話。個人的には翳りゆく部屋の歌詞絶賛の部分の文章に激しく共鳴した。

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    2025年01月13日
  • そこに定食屋があるかぎり

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    大平一枝さんのことは「東京の台所」で知り、愛読しています。市井の人々を、淡々と、ドラマチックではないのに、すごく伝わる…

    24件の定食屋さん。
    定食好きにはたまりません。
    でも、初めてのお店は敷居が高くて、勇気がいる…
    行きたいんですけどね。

    家族経営でがんばることの大変さ、それで守られる低価格。頭が下がります。
    わかっていても、こちらの財布と体力にも限りがあり、この中の1件でよいので訪問できたらな、と思います。

    息子さんが手伝っていたけれど、今年閉店されたやしろ食堂さん。
    オリンピック…と思う水明亭さん。
    に思いを馳せながら、他のお店が1日でも長く続くことを願います。

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    2024年12月30日
  • こんなふうに、暮らしと人を書いてきた

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    仕事でインタビュー記事を書くことがあり、しかも一般の方へのインタビューもあるためとても参考になりました。
    いい人に見られたい症候群、私も!と頷きっぱなしでした。この本を読んだ後、オンラインで大平さんご本人とお話できる機会があり、直接心に引っかかった内容を質問することができてよかったです。

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    2024年12月11日
  • 新米母は各駅停車でだんだん本物の母になっていく

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    すごく面白かった。子育てについて、そして働く母のきっとすごくすごく忙しかった日常を切り抜いて書かれた本。もっとこの筆者の本を読みたいなと思った。オーディブルでは全く違うタイプの他人の台所からその人のことを聞き出す本を飲んだんだけど、これはこれで筆者のことがわかってとても面白かった。

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    2024年11月17日