中田永一のレビュー一覧

  • 彼女が生きてる世界線!(1)僕が悪役に転生!?
    アニメの世界に転生したお話、なんてファンタジーで心地よい作品でした。悪役であるアクトが転生した先でいい人になってるところが素晴らしいです。それにも増して白血病のボランティアをするところは胸がいっぱいになってしまいました。児童書としてのくくりではなく老若男女に読んでほしい傑作です。続編も読んでみたいで...続きを読む
  • 吉祥寺の朝日奈くん
    小説を読み始めたころ乙一作品を
    良く読んだ。

    小説慣れしていなかったけど乙一作品だから
    読めたと言っても良いくらい。

    この著者=乙一って読みおわってから知った。
    心地よい読みやすさに、懐かしさを感じた。
    明るい方のね!笑

    青春小説、おススメです!
  • サイドストーリーズ

    しゃれた構成のアンソロジー

    煙草をテーマに有名作家の有名小説の番外編ばかりを集めたという大変にしゃれた構成のアンソロジー。
    もとの小説を読んでいれば読み返したくなるし、読んでいなければ読みたくなるという、出版社 作家の術中にはまってしまうたちの悪い本。
    番外編ではあるが元の本の色合い香りを程よく保った佳作が多い。
  • 吉祥寺の朝日奈くん
    「交換日記はじめました!」「ラクガキをめぐる冒険」「三角形はこわさないでおく」「うるさいおなか」「吉祥寺の朝比奈くん」の5作が収録されておりどれも面白かったが、とくに「ラクガキをめぐる冒険」が好きだった。この話は倒置法のように書かれており、高校時代のラクガキをめぐって恋に発展するまでの色々なストーリ...続きを読む
  • ダンデライオン
    何だか少し前に読んだ『フーガはユーガ』と重なるところがあるんだけど、本作では11歳/31歳の主人公同士の精神が入れ替わる、一般的に言うところのタイムスリップ(タイムワープ)を扱っている。
    個人的にタイムスリップ作品は大好きなのと、中田永一名義なので当然切なさ要素も入ってくるはず、というわけで期待して...続きを読む
  • ダンデライオン
    タイムリープもの。ミステリー、恋愛からみ。
    中田永一さん最高でした。
    著者独特のドキドキ感からちゃんと終わってて安心したし良かった。
    解説が大森望さんなのでSFなんでしょう。解説に紹介されている本は読んでみよう。
  • 吉祥寺の朝日奈くん
    甘酸っぱ――ッッ

    さすが、『百瀬こっちを向いて』の作者やな

    病んだり悩んだり我慢したり傷付いたりしながら、相手のことを徐々に意識していってしまう主人公の姿が、たまらん笑

    収録5作品。
    どれを読んでても「いや―ん」ってなる。
    ロマンティックが止まらない状態になる。
    いい歳こいてても そうなる。
    ...続きを読む
  • 吉祥寺の朝日奈くん
    中田永一は百瀬から知ったけどこれも面白い。普通の恋愛小説とは違って少しの驚きがあるのがやはり、、って感じ。でも乙一推薦はしばくよ笑笑
  • 吉祥寺の朝日奈くん
    ずっと前に読んだような気はしていたけど、あまりに記憶にないので再読してみた。
    今読むと、どうしてこれが心に残っていなかったのかと思うくらい瑞々しくて、痛々しい言葉の連続。
    「交換日記はじめました!」の和泉遥がとても可愛い。
    どんな美しい恋愛物語が始まるのかと思っていたら、ありふれた普通の女の子で、ど...続きを読む
  • 吉祥寺の朝日奈くん
    めっちゃ好き、、、多分6年くらい前に読んだけど未だに交換日記とお腹の音の話思い出す。懐かしくて電車で読み返したら声出して笑ってしまった
  • 吉祥寺の朝日奈くん
    交換日記だけで物語が展開していく話など、5つの恋物語はどれも好みで面白い。中でも「三角形はこわさないでおく」が一番好き。友情をとるか、自分の気持ちをとるか。そして相手の想い人は。三角形は美しい。
  • 本をめぐる物語 一冊の扉
    8人の作家による本をめぐる物語。切り口が各人各様、装丁の話もあり、作品を生み出す基本エッセンスあり etc。電子書籍が増えてきたけど、やっぱ手に取る本がいいわと感じさせてくれた一冊。本は誰かに届けられる。本は電子書籍に比べ、より沢山の人の気持ち、技術が結集され生まれるを実感。それにしても最近の本はア...続きを読む
  • 私は存在が空気
    面白かった!!
    長編もよいけれど、まさかのオチがたくさん読めるので短編もうれしい。

    本当、スクールカースト下位の少年少女が主人公で、環境にも恵まれていないのに爽やかに描き切るのが凄い。。

    個人的にはタイトルにもなった作品が一番ヤラレタ!!という感じ。

    少年ジャンパー
    →瞬間移動の能力を身に着け...続きを読む
  • 僕は小説が書けない
    ところどころにあるクスッとポイントがいい感じ。井上部長が足をぶつけたときの言葉とか。七瀬先輩がちょっと都合のいい人に見えなくもないけれど、青春時代ってそういうものなのかも。たくさん失敗してもそれを乗り越えて大きくなっていく。成長の途中段階ということですね。解説が三上延氏で、この次に読む本が『ビブリア...続きを読む
  • 僕は小説が書けない
    主人公は家族との関係に悩み、小説を書くことをやめてしまった高校生の少年。
    高校の文芸部に入ることになり、部員やOB達からの教えを受け、小説を書き始める。
    小説の書き方を主人公と共に学ぶことができる。
    小説を書きたい人への入門書としては良著と言えるのではないだろうか。
  • サイドストーリーズ
    大分前に購入「積ん読」状態だったのをなぜか読みました。
    正直楽しかったです。
    作家さん達の代表作のスピンオフというか表題通り「サイドストーリー」。読んだことの無い作品もありましたが、丁寧に作者の横顔やメインのストーリーも書いてあるというサービス付。すべて「煙草」や「一服ひろば」に関連して書いてありま...続きを読む
  • サイドストーリーズ
    読み終えるのが惜しい、
    物語がある。

    もう少し読んでいたい、
    余韻に浸っていたい、
    もしかしたら
    CDの隠しトラックの様に
    どこかに後日談的なものがあるんじゃない?

    と、いつまでも
    本を閉じたり開いていたりして。(^^;

    この本の中では
    >まほろ駅前シリーズと
    >天地明察が
    私の読み終えるのが...続きを読む
  • くちびるに歌を 3
    すごくうつくしい円環が生まれるので、しばらくは浸っていたいーーー


    まとめて読んで良かった。すごく丁寧に再構築された作品なんだと思う(原作知らないのでこういう言い方)。
    コミュ障の自虐に寄りすぎず、ツンデレに陥らず、突き落としすぎず、でも昨日と今日は地続きで突然奇蹟が起きるわけではない。
    それがと...続きを読む
  • くちびるに歌を

    中田永一=乙一

    2008年にNHK全国学校音楽コンクール課題曲となったアンジェラ・アキの名曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」をモチーフにした本作が、新垣結衣の主演で2015年2月に映画公開決定!読書メーターでも1位だったし、読んでみたのですが、「夢を信じて生きていく」ことの大切さを改めて感じた作品でした。忙しさに忙殺...続きを読む
  • くちびるに歌を 2
    個人的に、ナズナがすごく可愛い巻。

    原作小説読んだ後だとなおさら、
    ナズナの気持ちが
    読み手に伝わってくると思います。

    男子と女子の対立が、
    前巻からさらにエスカレート。

    モリタイシさんはほんとに
    小説の雰囲気を漫画にするのが上手い!

    特に、男子の不真面目さに怒り心頭する部長のシーンは
    小説...続きを読む