中田永一のレビュー一覧
-
五つの切ない恋愛模様が描かれた短編集。中でも一番よかったのは、『三角形はこわさないでおく』。次点は、表題作『吉祥寺の朝日奈くん』。どんでん返しというか、最後に"謎"が明かされる作品が多かったように思う。Posted by ブクログ
-
学生時代を思い出した。
あとからみたら「そんなことあったなー」と笑えることも、その時の自分からしたら本気で死にそうなくらい悩んでた。
そしたら今の悩みもいつかはちっぽけになるのかもしれない。
物語を通して自分を見つめるきっかけになった。Posted by ブクログ -
割とシンプルでわかりやすい物ですが、少し出来過ぎかなと思ってしまう点がありました。
でも終わり方は意外にもさっぱり綺麗で、そこそこ心地の良い後味でした。
物語の起伏はあまり激しくないかも?Posted by ブクログ -
タイトル通り、一冊の本、もっと言うと、主人公たちにとっての大事な「一冊目の本」との出会い、一冊の本で繋がる人間関係、なんかが軸にあるアンソロジー。さすがは「ダ・ヴィンチ編集」といった感じ。すでに知ってる話もあったが、原田マハ「砂に埋もれたル・コルビュジエ」・小路幸也「ラバーズブック」がお気に入り。そ...続きを読むPosted by ブクログ
-
2人の作家が小説執筆支援ソフトを活用して合作したというのにびっくりした。個性豊かなキャラクターに関わっていくことで主人公が抱える悩みが消化されたのはよかった。他のメンバーの未来については言及されているが、2人の今後は描かれていないので今後が気になる感じの終わり方。Posted by ブクログ
-
何年も前からず〜っと積読だった
百瀬、こっち向いて。
この小説にでてくる女の子みんな可愛くて
少女漫画読んでる時のときめきがあったなぁ。
どの話もミステリアスな部分もありつつ
素敵なお話、登場人物だった!
うんうん、で、その後どうなったの〜?
って終わり方がより良かった!
あ〜、可愛い!Posted by ブクログ -
安定の乙一作品
過去の殺人事件に関わる事になるタイムリープもの
11才の野球少年が20年後にタイムリープして未来の自分を知り、そこに至るまでの人生が決まっている虚しさを考えると、安心と恐怖も感じます
タイムリープの謎
犯人の謎
確定事項から外れた事故の謎
ハラハラしながら楽しく読みましたPosted by ブクログ -
叙述トリック短編集
三角形は壊さないでおく、が青春のかおりを感じて良かった
「永遠の愛」についての考えは同意できなかったけど、短編ミステリー(?)としてはどれも面白かったPosted by ブクログ -
読みやすいし、結構面白かったが、乙一の作品としては普通だと思ってしまった。
中田永一名義の小説は、さわやか系のストーリーが多いが、やはり乙一には不気味さやねじくれたストーリーを期待してしまう。
最初に映画の脚本として構想した作品だと聞いて、なんか納得してしまった。Posted by ブクログ