中田永一のレビュー一覧

  • くちびるに歌を 1
    あーもう!面白い面白い面白いよー!!!
    青春始まったばかりの15歳。
    真っ直ぐ真っ直ぐな15歳。
    合唱部の青春もの。青い。
    私も、サンデーのレンジマン打ち切りに涙した一人だったから
    これは運命。
  • 百瀬、こっちを向いて。
    4つの恋愛のストーリーが書かれており、普段あまり恋愛小説を読まない私にとってはちょうどいいお話の長さで読みやすかったです。

    特に1番好きなのは「小梅が通る」で、読んだ後は思わず笑顔になってしまいました。
    真っ直ぐでピュアなお話しで、青春時代に戻ったような、そんな気分にさせてくれました。

    あと「百...続きを読む
  • くちびるに歌を
    ふと、家にあったので読んでみた。
    『手紙〜拝啓 十五の君へ〜』って歌詞よく知らなかったけど、凄く良いね。
    15歳付近で読むのにもよき本だし、手紙の宛先の30歳付近で読むのも良い。私は後者で出産後すぐだったので、尚更エピソードと重なり素敵な本だと感じました。

    エモいね!
  • 私は存在が空気
    一般的に見れば冴えない、しかし超能力をもった若者たちの6編からなら短編集。
    彼らの恋模様と思春期の悩みが胸をきゅっとさせられるほどよく描かれていた。
    最初の少年ジャンパーで心をいっきに鷲掴みにされた。
    笑えるのに泣けてしまい、感情移入が半端なかった。
  • ダンデライオン
    タイムリープとしてはわかりやすく初心者でも読みやすいと思う。ただストーリーの起伏は少なくもっと深い内容があっても良かったなと感じる。
    シナリオに沿って物事を進める、このシナリオは誰が考えたのだろう。未来を知っていてもそれが全く変わらず進んでいく。多少の変化があってもおもしろいだろうが、タイムリープの...続きを読む
  • くちびるに歌を
    よくある山あり谷ありの青春ストーリー。
    でも、家族の絆や地域の人間性は、五島列島ならではの背景なのかな?良かった。
    最後に些細な繋がりが見えて感動。
  • 百瀬、こっちを向いて。
    【その人を好きになることもある。】
    4つのショートストーリーが収められている。人を好きになる過程が人ぞれぞれ、というか、まず恋愛以前に、個人レベルでその人を考えたり、思ったり、想像したり、そんな時間を他の人よりも断然長く過ごすことになる何かしらのきっかげがそれぞれなのかなーとか思った。どこで落ちたの...続きを読む
  • くちびるに歌を
    引き続き中田永一さんの青春小説

    五島列島の中学が舞台
    ボッチ上級者のサトルと男性不信のナズナ
    人には言いたくない深い悩みを抱える二人を主人公として、合唱部の先生と仲間達がコンクールに出場までの話がメイン
    サトルもナズナも仲間達と触れ合いながら少しずつ変わっていく
    美人で男子の憧れの的、柏木先生
    ...続きを読む
  • ダンデライオン
    面白かったです。途中までグイグイ読み進めてどうなるの?と思った所でホッとする結末、終盤もっと鳥肌感欲しかった。
  • 百瀬、こっちを向いて。
    後ろの解説にもありますが、簡単な言葉でも漢字ではなくひらがなで書かれるのが私には読みにくかったです。
    恋愛小説に今まで触れてこなかったので、読んでいて普段使わない胸の内のキュン受容回路が動く感じがしてハイカロリーでした。
    物語の最後で謎が解ける時の気持ち良さが、短編なのに満足感があって良かったです。...続きを読む
  • 私は存在が空気
    発想力が凄いな、よくこんな事思いつくなと久々にワクワクしちゃいました。恋愛系は苦手なのだけど、これはほんのりとした甘さがあって何の抵抗もなく読めました。

    ファンタジー気質な世界をライトに楽しめる一冊に出会えたなと言う感覚です。
  • 吉祥寺の朝日奈くん
    短編集。
    交換日記、学校での落書き、三角形はこわさないでおく、うるさいおなか、吉祥寺の朝比奈くん、
    どの話にもオチがあって一つ一つのボリュームはないものの心温まる?というよりは、じーんとする話が多くよかった。
  • 百瀬、こっちを向いて。
    興味をそそるような設定の中で展開されるピュアな恋愛小説集。性的な描写もなく健全です。そんな小説を斜め読みしている自分はずいぶん汚れてしまっていると思いかなしくなる。
    年配な人達もたまにはこんな小説で昔の気持ちを取り戻すのもいいかも、とも思った。
  • くちびるに歌を
    いつか行ってみたいと思っている五島列島を舞台にした中学生の青春ストーリー
    五島の景色や合唱のハーモニー、想像しながら読んだけど映画でも観てみたい。
  • 吉祥寺の朝日奈くん
    単純な恋愛短編集かと思いきや最後は意外な展開に発展する作品が多く面白かった

    おなかの話はあれで悩んでいる人の気持ちを考えたことなかったので軽く衝撃を受けた
    常時気にしておかないといけないのきつすぎるな
  • 私は存在が空気
    少年ジャンパーが凄く好きです。
    主人公大塚くんの、瀬名先輩との日々を通した心情の変化や瀬名先輩に対する心遣いが印象に残っています。
    最後のサイキック人生では、主人公である星野泉にとって超能力は自分の中で自分と他人との間に壁を作ってしまう、あまり嬉しくないもので、後に星野泉のその考えに変化をもたらす一...続きを読む
  • 吉祥寺の朝日奈くん
    淡い恋愛模様を描いており、話のテンポや雰囲気が良いなと感じた。5つの話の中で、「三角形はこわさないでおく」が印象的。恋の切なさ歯がゆさを感じつつ、その先の展開がどうなるのか思いを馳せてしまう。
  • 吉祥寺の朝日奈くん
    初めて行った古本市でパッと手に取った本。

    ちゃんと違和感があるのにスルーして、後からそういうことかってなった。(語彙力)


    『吉祥寺の朝日奈くん』
    やまだまやの夫が先輩と分かった瞬間鳥肌たった。確かに、先輩が女の人とキスしとるとこを撮る必要ある?って引っかかったんよな。
    この話は読み返した。
  • 僕は小説が書けない
     文芸部って小説を愛するだけでなく、自分たちでも小説を書く部活だったのか。学生時代そんなクラブなかったので知らなかった。出生の秘密から自分に自信がなく無気力な主人公の成長物語。七瀬先輩があまりにも普通の女子高生すぎてさほど魅力を感じなかったが、原田と御大の正反対のOBや個性溢れる文芸部員が面白い。お...続きを読む
  • くちびるに歌を
    文化祭の夕方、合宿最終日の夜。ああ、終わっちゃうんだなぁという切なさが蘇ってきて、青春だなぁと思った。

    アキオとドロップスのエピソードが
    予想外の繋がり方でグッときた。