中田永一のレビュー一覧

  • くちびるに歌を 3

    Posted by ブクログ

    すごくうつくしい円環が生まれるので、しばらくは浸っていたいーーー


    まとめて読んで良かった。すごく丁寧に再構築された作品なんだと思う(原作知らないのでこういう言い方)。
    コミュ障の自虐に寄りすぎず、ツンデレに陥らず、突き落としすぎず、でも昨日と今日は地続きで突然奇蹟が起きるわけではない。
    それがとても「いい塩梅」だ。

    ただし、とても地味なので、売れにくそうで不安だわ(笑)
    モリさんの「エロカワ」は控えめだしねー。

    0
    2014年10月18日
  • くちびるに歌を

    中田永一=乙一

    2008年にNHK全国学校音楽コンクール課題曲となったアンジェラ・アキの名曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」をモチーフにした本作が、新垣結衣の主演で2015年2月に映画公開決定!読書メーターでも1位だったし、読んでみたのですが、「夢を信じて生きていく」ことの大切さを改めて感じた作品でした。忙しさに忙殺されている現代の大人たちにもオススメ!

    0
    2014年07月13日
  • くちびるに歌を 2

    Posted by ブクログ

    個人的に、ナズナがすごく可愛い巻。

    原作小説読んだ後だとなおさら、
    ナズナの気持ちが
    読み手に伝わってくると思います。

    男子と女子の対立が、
    前巻からさらにエスカレート。

    モリタイシさんはほんとに
    小説の雰囲気を漫画にするのが上手い!

    特に、男子の不真面目さに怒り心頭する部長のシーンは
    小説で読んだとき以上に迫力があります。
    男子の不真面目さに読み手もイラっと来ると思います(笑)
    良かったな〜このシーン。

    あと、サトルとコトミの絡みも
    今巻では必見です(笑)

    0
    2014年04月03日
  • くちびるに歌を 1

    Posted by ブクログ

    あーもう!面白い面白い面白いよー!!!
    青春始まったばかりの15歳。
    真っ直ぐ真っ直ぐな15歳。
    合唱部の青春もの。青い。
    私も、サンデーのレンジマン打ち切りに涙した一人だったから
    これは運命。

    0
    2013年10月06日
  • 吉祥寺の朝日奈くん

    Posted by ブクログ

    乙一の別名義。恋愛をベースにちょっとしたSFやミステリー要素の入った短編集。

    中でも、同じ女子を好きになった男子2人の恋と友情を描いた「三角形はこわさないでおく」がよかった。どれも清々しい読後感を得られます。

    0
    2025年12月07日
  • 百瀬、こっちを向いて。

    Posted by ブクログ

    最後の話が一番むずむずしたかもしれません泣
    全てあとはご想像にお任せタイプで、あまり好みではなかったけど、とても面白かったと思うので、星4です

    0
    2025年11月30日
  • くちびるに歌を

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    福永ヨウコ
    ナズナのひと学年下。アホの後輩。

    鈴木
    先生。

    松山ハルコ
    三十歳の女性音楽教師。合唱部の顧問。新年度から一年間出産と育児のため休職する。

    柏木ユリ
    松山の休職中の臨時の音楽教室。高校まで五島列島で生活し、音楽大学のピアノ科への進学をきっかけに上京した。音大を出た後、ピアニストとして活動していた。ボロボロの軽トラックで通勤している。

    辻エリ
    合唱部部長。銀縁眼鏡をかけ、真面目な優等生。合唱部への男子の入部が判明した際には反対派の急先鋒となる。

    仲村ナズナ
    小学校五年のとき、父親が愛人をつくって五島から出て行った。母が入院して末期癌で苦しんでいるときや、死がおとずれたその瞬

    0
    2025年11月27日
  • 百瀬、こっちを向いて。

    Posted by ブクログ

    4つの話があった。繋がってると思ったら繋がってなかった。一つ一つがほんとにいい話だった、さいこう。高校生の青春みたいな話でいいがんじ。

    0
    2025年11月09日
  • 僕は小説が書けない

    Posted by ブクログ

    過去に小説を書きかけて挫折してしまった主人公が文芸部に誘われて、もう一度小説を書くストーリー。
    主人公が書けない理由や恋愛模様もあり、読みやすい青春小説だった。

    主人公は冴えない非リア充といった感じで、自分の高校時代と重なった。
    高校時代は弓道部に所属しており、1学年上の先輩に恋心を抱いていたのも、主人公が七瀬先輩に抱いていた感情と重なる。
    「こち亀」の早矢に似ていた先輩は今頃どうしているだろう...と思いを巡らせた秋の夜長の読書だった。


    ・小説が仕上がったときに主人公が感じた一文
    構成されたイメージが、作者から読者へと受け渡され、つながっていく。その様子は生命の広がりを思わせる。小説を

    0
    2025年10月23日
  • 百瀬、こっちを向いて。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表題作である「百瀬、こっちを向いて。」を含めた4つの短編小説で構成されている。どの内容もしっかりしていて面白かった。その中でも、「キャベツ畑に彼の声」と「小梅が通る」はもう1回読みたい。面白さは、ストーリーと登場人物全員がしっかりしているからこそだと思う。

    0
    2025年09月05日
  • 私は存在が空気

    Posted by ブクログ

    さすがのストーリーテラーぶり。どうやったらこんな設定の発想が生まれるのか聞いてみたくなる。視点は常に優しく、常に前を向いているのも素晴らしい。そして簡潔にして完璧な設定の説明描写はまさに小説界の手塚治虫なのである。6篇ともに面白いけれど、「恋する交差点」は特に衝撃的だった。

    0
    2025年09月03日
  • 彼女が生きてる世界線!

    Posted by ブクログ

    主人公がアニメの世界の悪役に転生する話。

    いろいろと悪かった流れが
    少しずつ良くなっていくのは
    読んでいて気持ちがいい。

    シンプルに楽しんで読めた。

    0
    2025年08月31日
  • くちびるに歌を

    Posted by ブクログ

    五島列島の中学生の合唱のお話

    以下、公式のあらすじ
    ---------------------
    青春小説の新たなるスタンダードが文庫化!

    長崎県五島列島のある中学合唱部が物語の舞台。合唱部顧問の音楽教師・松山先生は、産休に入るため、中学時代の同級生で東京の音大に進んだ柏木に、1年間の期限付きで合唱部の指導を依頼する。
    それまでは、女子合唱部員しかいなかったが、美人の柏木先生に魅せられ、男子生徒が多数入部。ほどなくして練習にまじめに打ち込まない男子部員と女子部員の対立が激化する。
    一方で、柏木先生は、Nコン(NHK全国学校音楽コンクール)の課題曲「手紙~拝啓 十五の君へ~」にちなみ、十五年後

    0
    2025年06月16日
  • 吉祥寺の朝日奈くん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    交換日記始めました!
    小柳圭太
    遥と交換日記を始めた。

    和泉遥

    和泉有紀
    遥の妹。

    鈴原万里
    科学部。

    遥の母

    久米田良子
    引越し業者のトラックから交換日記が落ちて拾った。

    山田康志
    プログラマー。父がフリーマーケットで買ったトートバッグに交換日記が入っていた。

    塩川芳雄
    小説『ハレー彗星』の作家。


    ラクガキをめぐる冒険
    桜井千春
    中学二年のとき、真之助とクラスメイトてで連絡先を交換した。

    遠山真之介
    中学時代の元同級生。

    大和田百合子
    千春が中学時代に知り合った友人。

    御手洗
    千春が中二のときの担任。

    小笠原宣夫
    誰とでも仲良くしてた。

    森アキラ
    机に落書きされて

    0
    2025年05月27日
  • 彼女が生きてる世界線!

    Posted by ブクログ

    転生ものあるあるのお金持ち、とか前世の記憶を活かして、といったテンプレは踏襲しつつも、他の作品と異なるのは彼の目的はたった一つ、大切な声の持ち主を死なせないこと。ただそれのみに向かって物語は進む。

    だから、それ以外の不幸ターンは放置する。
    主人公自体はイケメンでもなく、むしろ容姿は優れていない設定。
    ついでに、あれも良くなったなんてご都合主義はない。ラブフラグも立たない。失うものはきっちり失う。徹底している!
    でも、少し優しい結末が待っている。
    あと、多分未来は明るい、とも思える。

    取り巻きの2人の主人公に対する心酔ぶりがすごいんですよねー。超絶イケメンと縦巻きロールのお嬢様。多分主人公よ

    0
    2025年05月06日
  • 百瀬、こっちを向いて。

    Posted by ブクログ

    爽やか!!切なくて辛い恋なんてしなきゃよかったって思う事もあるけど、恋って自然に落ちるものなんだよね。人間誰しもピュアな頃があって、その頃を思い出させるそんなステキな短編集でした。

    0
    2025年05月04日
  • くちびるに歌を

    Posted by ブクログ

    この本を読んだら学生時代クラスメイトと合唱したことを思い出した
    あの時のキラキラしたものやあの時悩んでいたことを彷彿とさせるストーリーでとてもよかった

    0
    2025年04月23日
  • 百瀬、こっちを向いて。

    Posted by ブクログ

    表題作だけの本を読んだ。良かった。サラッと読める青春物語って感じ。
    表題作含めて4つ話がある(?)のは知らなかった、表題作以外は読んでない。

    0
    2025年02月24日
  • くちびるに歌を

    Posted by ブクログ

    「読みはじめたら止まらない」爽やかな青春小説。
    アンジェラ・アキさんの名曲「手紙〜拝啓十五の君へ〜」をモチーフに描かれており映画化されている。
    長崎五島列島にある中学校の合唱部が物語の舞台。
    クスッと笑えたり、ウルッときたり、飽きずに最後まで読めて、散りばめられた伏線も綺麗に回収し、最後まで楽しめた!

    0
    2025年02月21日
  • 走る?

    Posted by ブクログ

    アンソロジーはいい。
    すごくいい話も、意味不明なのも、色々読めていい。どういう順番で収録するか考える編集さん楽しいだろうなー
    で、一応ランニング好きな私が好きだった話は、1話目の パン、買ってこい と6話目の いびきが月に届くまで 。外の雪が消えたら走ろう。走りたくなっちゃったなー

    0
    2025年02月15日