中田永一のレビュー一覧
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田中栄一の作品「メアリー・スーを殺して」。
所謂オタク女子という人物が小説を書いていて、ある人の言葉を切欠に現実と関わる。
関わる先は大きくなっていく一方、メアリー・スーは?
そう、メアリー・スー=中二病となっているが自らが生み出したキャラだ。
作中のメインヒロインを理想の女性として置き、それに自...続きを読むPosted by ブクログ -
中村航っぽいなー良くも悪くも。
なんかあまり深みがない。高校生だからこういう感じかもしれないけど、私はそれよりお父さんとお母さんと不倫相手の経緯の方が気になって気になって・・・。
それでは中村航ではなくなってしまうけど。
文芸部の仲間たち、個性的なメンバーだけど魅力が感じられない。Posted by ブクログ -
中田永一(乙一)の作品が収録されていること、そして本にまつわる話のアンソロジーということで購入。
しかし、朱野帰子「初めて本をつくるあなたがすべきこと」と沢木まひろ「時田風音の受難」以外はすべて『ダ・ヴィンチ』に掲載されたものだった。
『ダ・ヴィンチ』に掲載される作品は結構クセがあるので苦手だ。
案...続きを読むPosted by ブクログ -
朱野帰子「初めて本をつくるあなたがすべきこと」、沢木まひろ「時田風音の受難」、宮木あや子「校閲ガール」が好き。「初めて本を~」は一番身近な感じがした。「校閲ガール」は単行本の第一話なのかな。キャラのポテンシャルが収まりきっていない印象(良い意味で)。Posted by ブクログ
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走るがテーマですと言われて作家は書くのだろうか?
走らないこと、走ると飛ぶを比べる人、追いかける人、
いろいろ読めて面白かった。
俳優の岩松了のが、なんか後味ぞくっとする。
「熊の夜戦」
「いびきが月に届くまで」
「パン、買ってこい」
もよかった。Posted by ブクログ -
苛められっ子が瞬間移動能力を手にし外国にまで行く「少年ジャンパー」の、屋上で一泡吹かせるラストが逞しくてすき。意識しないと認識されない表題作は弟の妖精扱いや例外の友人に淋しさと温かさがない交ぜに。透明な腕を持つ「サイキック人生」も心霊現象が怖くなくてほっとして、ラストの赤ちゃんへの祝福が素敵だった。Posted by ブクログ
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未読の作家のたくさんつまったオムニバス。それぞれの作家の傾向と実力の片鱗がうかかわれて楽しい読書だった。
走るということは苦しいけど楽しい。そんなテーマに集まった作家たちの目の付け所がみどころか。Posted by ブクログ