中田永一のレビュー一覧

  • 私は存在が空気

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    全てのお話がとっても心をほっこりさせてくれるものだった。素敵な展開がいっぱいやった。
    大変な力を持った人達の爽やかな恋。
    ほこほこしながら読み進めて、読み終わったあともとってもほこほこ出来た!

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    2019年09月28日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    今年最後の1冊にふさわしかった。宮下奈都さんの作品はさらりと読みやすい。原田マハさんの作品は短編だけども流石に深い。小路幸也さん人と人の繋がりと本とのつながりに安定感。中田永一さんのメアリー・スーを殺してが新鮮だった。

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    2018年12月31日
  • 私は存在が空気

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    この本、わたしはとても好きでした。
    全話に不思議な能力が出てくる話で、中田さんこういうのほんと好きなんだなって思ったし、わたしも中田さんのそういう話が好きです。

    少年ジャンパー、わたしは存在が空気、が中でも好きでした。けど一番衝撃だったのは「恋する交差点」。他の方のレビューを拝見したら、これが引っかかったという人がほとんどいなくて驚いた。たった6ページなのに、わたしは移動中のバスで読んで泣きそうになった。少ないページ数にドラマが詰まってて、だけど結構淡々と描かれてて、そのときのわたしには最高に刺さった。

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    2018年09月20日
  • 私は存在が空気

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    いずれの短編でも、能力者が出てくる本です。
    とっても軽いタッチで読めるのでおススメします。
    少年少女が時には華麗に、そして時には不器用に、
    超能力を駆使して生きていく様は、
    右往左往して生きてきた自身の若い頃と不思議と重なるのです。そんな能力ないのにね。

    中でも、ファイアスターター湯川さん、最高でした。

    乙一さ、いや、中田永一さんの作品は大好きなので、
    これからも読み続けます。
    「くちびるに歌を」級の面白いヤツ、期待してます。

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    2018年03月10日
  • 百瀬、こっちを向いて。

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    恋愛短編小説集。
    甘酸っぱくも、ときにユーモラス、ときにコミカルで、
    簡便な言葉遣いで進んでいきますが、
    存分にハートをつかまれてしまうおもしろい作品群でした。

    イージーな言葉遣い、とくに平仮名を多用するのは、
    若い人の中でも、あまり本を読まないようなひとでも
    楽しんで読めるためなのかなあ、
    そういう層を中心視したエンタメなのかなあと思いました。
    とはいえ、僕みたいなアラフォー男が読んでも、
    「おもしろかったーー!」とたいへん気持ちがよくなるくらい、
    ちゃんとした作りです。
    語られることは懐かしい気持ちにさせるところもあるけれど陳腐じゃないし、
    読書時間が好い時間として過ごせました。

    そう

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    2025年07月14日
  • 私は存在が空気

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    様々な特殊能力を持った人たちの
    おかしな日常と
    悲しみや孤独、痛みや恋を描いた短編集。


    それぞれの話の簡単なあらすじを言うと

    一瞬にして空間を飛び越える能力「ジャンプ」を身に付けた
    引きこもりの男子校生の恋の結末と成長を描いた
    『少年ジャンパー』、

    漫画「ドラえもん」に登場するひみつ道具「石ころぼうし」をかぶったかのように、
    存在感を自由に消すことのできる少女の初恋の相手とは…
    『私は存在が空気』、

    愛する彼氏とスクランブル交差点を渡ろうとすると、
    なぜか必ず人混みにもみくちゃにされ、違う人の手を握りしめているどんくさい彼女。
    そんな二人が自らの未来を賭け、
    東京最大のスクランブル交

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    2018年01月23日
  • 僕は小説が書けない

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    軽いタッチで読みやすい。書かれているモチーフは人によって深刻なのでこういう軽やかなタッチで描かれていることは逆に思案を深めるいい機会にも。いろんな気持ちを点検できた。続編はあったらいいなという感じ。

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    2017年12月18日
  • 僕は小説が書けない

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    ネタバレ

    今まで中村航氏の著書は苦手だった。
    角フェスの平置きでみかけたとき、悩んで斜め読みをしてみると面白そうに感じて購入。
    母校である芝浦工業大学が共同開発した小説創作支援ソフトを使い、中田永一氏と5頁~10頁を交互で執筆した合作。
    中田永一氏としての作品もはじめてだったこともあり楽しみだった。
    内容自体は青春ストーリーではあるけれど、本好きならば誰しも1度は執筆をしたいと思う願望を持ち、行動を起こすもうまくいかないこともたくさんある。そんな主人公がそこから抜け出す1歩を無事に進めた。
    もう少し、これからはおふたりの作品にも触れてみたいなぁ、と思った。

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    2017年10月11日
  • 私は存在が空気

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    乙一、じゃなくて中田さんの優しさが心に染みる短編集でした。

    中田さんは作品の中で、弱々しく、馬鹿にされている人間達に‘超能力’という‘力’を与える。
    それは『サイキック人生』の少女の一世一代の‘優しい嘘’みたいなものかもしれない。
    それを偽善と思う人もいるかもしれないけど、偽善でも救われる人もいる。

    『私は存在が空気』は『暗いところで待ち合わせ』を、『ファイヤースターター湯川さん』は小説『ジョジョ』を思い起こさせる。

    お気に入り作品は『少年ジャンパー』。
    博多弁が心地よく、スケールが小さいようで大きいのが好み。

    お気に入りキャラは『ファイヤースターター湯川さん』の片腕がなく、吃音でチッ

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    2017年09月28日
  • 走る?

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    14人の新進気鋭の作家たちが、Number Doに寄稿した「走ること」に関する短編集。走る気になる作と、ならない作があるが、作家さんたちがランナーという訳ではないので仕方ない。でも、その著者なりの「走る」ということの考え方がなんとなくわかり面白かった。

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    2017年09月17日
  • 私は存在が空気

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    超能力者、だけど普通に生きる人の話。
    みんな可愛い。
    ジャンパーのひきこもり君が幸せになるといいな!

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    2017年06月07日
  • 私は存在が空気

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    「少年ジャンパー」「私は存在が空気」「恋する交差点」「スモールライト・アドベンチャー」「ファイアスターター湯川さん」「サイキック人生」。
    不思議な力を持つ(ことになった)少年少女を主人公にした物語。
    少年ジャンパーと私は存在が空気、サイキック人生辺りが好きだなー。憧れの能力すぎる。特に「ジャンプ」。

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    2017年01月02日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    本をめぐる物語というか、本に係わる物語って感じ。
    色んなかかわり方があるとは思うけれど、それだけでなく、
    本が出来上がるまでに、色んな人が関わっているんだと思ったら
    ますます本が愛おしくなります。

    アンソロジーは新しい作家さんとの出会いの場である。
    ましてや本関連のアンソロジーときたら、期待度大である。

    好きなのは、「メアリー・スーを殺して」
    話の流れから、どんな結末になるかと思ったら
    さすがの乙一氏ですね。
    ある意味、予想外で中田氏らしい終わらせ方でした。
    ちょっとしたきっかけで、人って変われるんだって思わせる。
    これは読後感がよいです(p^_^q)

    「砂に埋もれたル・コルビュジエ」

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    2016年12月01日
  • 私は存在が空気

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    少しだけ不思議な力をもった人々を描いた短編集。

    どのお話もほっこりできて、とても好き。
    もし自分にこんな能力があったら何するかな。
    ジャンパーの力が1番便利でいいなあ。

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    2016年06月11日
  • 私は存在が空気

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    乙一作品には不細工な人といじめに関する話が頻繁に出てくる
    乙一さんはいじめに遭遇したことがあるのだろうか

    それにしてもデビューは高校生だったはずだが未だに昔と同じような話を描けることにびっくりする
    もちろん年相応の作品もある
    子どもの心を忘れないで大人になれたんだなと思う

    これから先、乙一さんはどんな作品を描くのだろう
    優しい話も怖い話もファンタジーを交えて描くのだろう

    楽しみだ

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    2016年06月09日
  • 私は存在が空気

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    様々な超能力を持った若者たちの短編集。
    SF的な難しい物語ではなく、日常から少し乖離した特殊な世界で彼らは悩んだり恋したりしている。
    どの物語もちょっと悲しく温かく微笑ましい。
    生きづらい日々から成長していく『少年ジャンパー』、ちょっとハードボイルドな『ファイアスターター湯川さん』が特に面白かったです。
    ライトにさらっと読めてしまうので、読書初心者さんにもお勧めできそう。他の作品も読んでみたくなりました。
    (乙一さんは苦手意識があったんだけどなぁ『ZOO』で…)

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    2016年06月05日
  • サイドストーリーズ

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    またあの人たちに会える喜びとまだ知らない人たちの日常を垣間見れるお試し的感覚。
    何作か読みたい本も見つかってとっても得した気分。

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    2016年05月30日
  • サイドストーリーズ

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    アンソロジーは、未読の作家さん探しに持ってこい!
    と、こちら即買い。
    しかし・・・しくじった⁉️
    よくれば、タイトルが、「サイドストーリーズ」
    ということは・・・本編ありきだった(笑)
    既読は、「百瀬〜」と「まほろば駅前〜」のみ。
    いくつか本編読んで、ようやく積読から脱出。
    ドラマ化されてるもの たくさんあって、
    本シリーズ読んでなくても
    イメージ湧いて 十分楽しめました。
    姫川玲子シリーズ、北天の馬シリーズに興味津々

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    2016年05月11日
  • 私は存在が空気

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    白乙一のなかに、黒乙一も垣間見えて嬉しい!
    いわゆるスクールカースト下位の人たちが主人公なので、行きすぎた自己卑下と不良に対する丁寧語が面白い。本当乙一らしい(笑)
    好きな人の恋路を応援しちゃう系根暗男子(百瀬系と呼びたい)の淡い恋を書かせたらこの人以上の人はいないのでは…切ない~けどその経験によって成長してるところが本当に素晴らしいし人生ってそういうものだよね、と思う。

    表題作と少年ジャンパーがすき。

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    2016年05月13日
  • 私は存在が空気

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    乙一さんの別名義である中田永一さんの新刊です。普段はこのテの表紙の作品は敬遠してしまうのですが、このたび山本周五郎賞にノミネートされたということで手に取ってみました。確かデビュー作以来です、乙一さんの作品を読むのは。
    6編から成る短編集ですが、どの作品も重くなく軽妙で、すらすら楽しく、あっという間に読み終わりました。適度にひねりを利かせて、適度なところに着地し、適度に感動を与えるプロの作品に仕上がっている、という印象です。もっとも、もうひと押しあれば絶対傑作になっていたのになあ…と思えたものもありました。
    個人的に一番面白かったのは「ファイアスターター湯川さん」かな。これを読んで宮部みゆきさん

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    2016年05月01日