中田永一のレビュー一覧

  • 百瀬、こっちを向いて。
    短編、どれも面白かったです!
    百瀬の話をもう少し長編でみたいなと思った。
    いろんな恋愛の仕方があるんだなあ
    出会いとはどこから降ってきてどこでつかむのか計り知れないから面白い。
  • くちびるに歌を
    最初の方、誰が言ってるパートか分からなかった。でも分かってからは面白かった。子供が合唱団に入っているので、結構感情移入したかな。
  • 百瀬、こっちを向いて。
    百瀬、こっちを向いて。
    相原ノボル
    高校一年生。薄暗い電球のように覇気がなく、学力も運動能力も平均以下で、社交能力は五歳児以下、髪の毛もぼさぼさて服装もださださのクラスの底辺。

    百瀬陽
    野良猫を思わせる瞳。
    髪の毛は真っ黒でまるで野生動物のようにシンプルな格好良さがある。

    神林徹子
    高校三年生。...続きを読む
  • くちびるに歌を
    長崎県五島列島にある中学校の合唱部の話。
    NHK合唱コンクールの課題曲であった、アンジェラアキさんの「手紙〜拝啓十五の君へ」を元に書かれた話らしい。

    何年も前に映画は観てたけど、改めて原作で。
    はぁ〜〜青春だ〜〜♡
    心洗われた♡
    こんな風に努力してみんなで1つの目標に向かうなんて、今の私にはもうほ...続きを読む
  • 百瀬、こっちを向いて。
    読んで、「うっっっ」となって、高校生の頃の彼氏の夢を一晩でたくさん見た。私も彼氏も大変イけてなくクラスでは黒板消しより存在感がなく、とにかく陽キャの皆さんにウザ絡みされないことをひたすら願って過ごする存在だったか、私の中では彼氏は寡黙で優しくて心が広くてかっこよかった、ちょうど主人公の友人たちのよう...続きを読む
  • 百瀬、こっちを向いて。
    主人公とその周りの人達がみんな優しくて温かい。人の温かさを感じた後は、心が穏やかになり、その人のことを好きになる。どれも後味が良かった。読み終わったらなんだか寂しく感じた。
  • 吉祥寺の朝日奈くん
    一話が電車の片道くらいでさくっと読める短編集!
    長編で読んでみたくなった!

    交換日記を久々に聞いた、今もあるのかな?
    あり得ないからこそ想像が広がった!
  • 百瀬、こっちを向いて。
    高校生たちが主人公の、とてもみずみずしい恋愛小説集でした。
    登場人物たちそれぞれの立場を、こんなに生き生きと鮮やかに描けるなんて。
    これは傑作だと思う。胸キュンしちゃいます。
    文章の構成が素晴らしくて、面白くて、一気読み間違いなしです。

    読み終わって印象に残ったのは、「百瀬、こっちを向いて。」のノ...続きを読む
  • 百瀬、こっちを向いて。
    なんも、密かに流行している乙一まつりに参加しようなんて、気持ちはサラサラなくて、単に古本屋の本棚に白い背表紙が目立っていた、だけ。

    文庫本では、中田永一紹介に、本書がデビュー作とある(発行当時は未だ覆面作家中)。初中田永一、初(小説としては)乙一。そうか、中田永一って、こういう作風なんだ。デビュー...続きを読む
  • くちびるに歌を
    まぶしい…青春が眩しすぎるし、誰も不幸にならない世界線が素敵すぎる。
    話の展開的には読みながら想定できる範囲を超えないけど、この小説の価値はもっと落ち着いた根本にある。
    自分の15歳を思い出し甘じょっぱい複雑な気持ちになる。
  • くちびるに歌を
    読みやすかったよ。NHK合唱コンクール行ってみたい。リンゴをたべてアダムは喉仏を、イブは胸が大きくなった。
    五島列島行ったことあるよ、美しい島に沢山の教会があって、素敵なところですた、
    やっぱり小説って究極のメタバースだよ。五島列島の1年間を経験できた。
  • くちびるに歌を
    いやぁ、青春だな。
    長崎離島の中学生の合唱にかける青春。
    ポカリスエットのCMのような爽やかなイメージで、色々とドロドロしてしまった中年のおじさんは、読んですっかり心が洗われました。

    マジメに頑張って生きていかないとな。

    個人的には、桑原サトルの長谷川コトミへの思いが実るのかが気になって、一気読...続きを読む
  • 吉祥寺の朝日奈くん
    泣くとは思わなかった。
    1作品目と朝比奈くんが抜群におもしろかった。
    こういう小説を読むのも心が豊かになっていいな。
  • くちびるに歌を
    結構面白かった
    中3のほろ苦く甘酸っぱい青春を薄くかんじさせられ、自閉症の兄弟やネグレストのネタなどが色々と積み込まれているが、奇跡的にいい方向に向かっていくのは五島列島という場所がさせるのでしょう
    合唱部と臨時教員というだけで面白い話が巻き起こりそうでワクワクして、まあまあ不幸もなく落ち着いた感じ...続きを読む
  • ダンデライオン
    さすがは乙一としか言いようのない、面白すぎる展開であっという間に読み切ってしまった。
    「観測済み」かどうかが未来を確定させるというのも現実の量子力学チックで、タイムトラベルものの難しい矛盾点をうまく回避してて違和感なく読めた。
  • 百瀬、こっちを向いて。
     本作は2008年刊行、中田永一さんのデビュー作(乙一さんデビュー12年後?)とのこと。同一人物の名義違いデビュー作、ホラーと恋愛の違いや如何に! と勝手な興味・関心で手にしました。

     本作には4つの短編が収められており、全部独立した作品として楽しめます。共通点として、主人公が高校生であること。そ...続きを読む
  • くちびるに歌を
    若い頃はこういう青春小説的なノリの物語は軽い気持ちで読めたんだけど。
    歳を重ねると、人の親にもなると、ノスタルジーと親目線が邪魔をして、さらっと読めなくなりました。もちろん良い意味で。

    新垣結衣さん主演の映画も五島列島の景色が綺麗で良かったけど、小説の方が好きかな。
  • 百瀬、こっちを向いて。
    短編小説から映画化した作品の原作。僕は映画は見てないけど、元ももクロの早見あかりがキャストなのは知ってました。あと高校生のときにWEAVERめっちゃ好きだったのでその流れでこの映画を知ったんだよなーって当時を思い出しながら懐かしく感じました。
    そして2023年の2月でWEAVERが活動休止した事実を...続きを読む
  • 百瀬、こっちを向いて。
    中田永一、恋愛アンソロジー4編。
    偽装の嘘。偽証の嘘。擬装の嘘。扮装の嘘。
    若い彼らが、本心を隠す為、選んだ擬態。
    各短編、苦しくなるような、ほのかだけど確かな恋模様。ミステリー的な仕掛けまで入れ込んで、楽しませていただきました。
    個人的乙一系統過去一小説。

    一応、「百瀬、こっちむいて」の、ノボル...続きを読む
  • 吉祥寺の朝日奈くん
    5作品とも読みやすく面白かった
    ただ、叙述トリックを意識しすぎると先が読めてしまうところもあったのであまり意識しない方が楽しめると思った