中田永一のレビュー一覧

  • 彼女が生きてる世界線!(3)失われた生存ルートを求めて

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    ネタバレ

    まずは物語がハッピーエンドで終われたことを祝福したい。難病モノは悲しい結末が多い印象だが、主人公が神からの物語(試練)を書きかえてくれたおかげで、こんなにも温かい最後となったことを嬉しく思う。
    本作ではシナリオライター(神)がアニメの裏設定を用意していて、生存ルートを考えていたおかげで葉山ハルが救われたのだと思う。きっと中田永一氏も小説を書くときに、何本かのルートを準備して納得のいく道を選んでいるのだろうなと勝手に想像した。

    本当に主人公がいいヤツで、救われるべき人間と、救いたい人間が報われたことが何よりも気持ち良かった。彼らの今後のストーリーもすごく気になるが、きっと幸せな世界線を生きてく

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    2025年02月11日
  • 彼女が生きてる世界線!(2)変わっていく原作

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    主人公の思いと、その思い通りにはいかない物語が面白い。そこに悲しさも混ざり、いよいよ結末の気になるそんな第二巻であった。

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    2025年02月10日
  • 彼女が生きてる世界線!(1)僕が悪役に転生!?

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    中田永一氏が遂に「異世界転生もの」を書かれたというこで、どんな内容•書き方になるのか楽しみだった。アニメの悪役に転生して、死ぬ運命のヒロインを救うという設定で、運命に抗っていく様が見どころである一方、ふとした瞬間に転生前の懐かしさを感じて読者とともにしみじみとさせられるシーンも多く、中田永一氏の良さが出ていると感じた。

    転生したアニメの始まる前の話を描いた第1巻。
    今後の「彼女」の生きている世界線がどのような結末へと向かうのかが楽しみだ。

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    2025年01月31日
  • ダンデライオン

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    11歳の少年が目を覚ますと31歳の大人の自分になっていた。
    少年は20年後の未来に戸惑い、恋人と名乗る人物の出現に戸惑い、まるで自分の未来が勝手に決まっているような理不尽さを覚えていた。
    一方31歳の自分は少年時代の身体となっていた。そこである目的を達成するために奔走する。

    レールが敷かれたような観測されている未来と、それが途切れた先の未知数の未来。素敵なタイムリープの物語だった。

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    2024年12月31日
  • 百瀬、こっちを向いて。

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    ほっとするような恋愛短編。
    個人的に胸に刺さったのは「なみうちぎわ」「キャベツ畑に彼の声」
    どの話も初恋のやるせなさだとか、恋をしているときの空気感とか、その時じゃないと出せない情景が溢れていて懐かしさを感じた。
    爽やかな朝に読みたい本。

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    2025年01月12日
  • 百瀬、こっちを向いて。

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    学生の甘酸っぱい恋愛パターンが4パターン楽しめる短編集。表題作より一番最後の短編の『小梅が通る』が一番好みでした。

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    2024年12月18日
  • 吉祥寺の朝日奈くん

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    嘘とミステリが交わる恋愛小説というのは新感覚で面白かった。
    恋愛小説のドキドキ感とミステリのハラハラ感が楽しめて良い。
    どの話もボリュームがちょうど良く読みやすい。

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    2024年12月06日
  • くちびるに歌を

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    ネタバレ

    作品に出てくる中学生がそれぞれの思いや悩みを抱えている。そんな時一五年後の自分に向けて手紙を書く。それぞれどんな内容を書いたのか全て明らかにはなっていないが、直接的ではなくとも間接的に本人を支えていたのでは無いだろうか。
    五島の情景が綺麗に表現されていて実際に行ってみたい!

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    2024年11月14日
  • 百瀬、こっちを向いて。

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    結構良かった。
    後2、3ページ読みたい、、!って思わせる話がいっぱい。
    それが逆に色々想像出来て良かったりした。

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    2024年11月10日
  • 僕は小説が書けない

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    なんとなく手に取って購入したこの作品。主人公の光太郎の成長だったり、七瀬先輩との恋模様だったり、文学部の面白さを楽しめる爽やかな青春小説でした。読みやすくて少し時間がある休日に1日で読み終えられるような感じ。

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    2024年11月03日
  • 吉祥寺の朝日奈くん

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    読み心地抜群の短編集。全体を通して、文章が過不足なく、美しいので、情景が想像しやすく、ストーリーに入り込みやすいです。心地よいドキドキがとても楽しい本でした。

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    2024年10月01日
  • 彼女が生きてる世界線!

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    久々の永一サン♪

    アニメの悪役に転生って〜〜〜…(^◇^;)
    と危ぶんだものの、さすが恋愛小説の名手、スルッと楽しく読ませていただきました!

    なんだか素直に良かったな!!

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    2024年09月19日
  • くちびるに歌を

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    夏らしい爽やかな一冊、自閉症のお兄ちゃんをもつくわはらくんの手紙は切ない。仲間に囲まれて自分の人生を生きて欲しい。お兄ちゃんも、歌を聞かせてあげれて本当に良かった。エピローグは、すごく泣いた…

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    2024年08月28日
  • 彼女が生きてる世界線!

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    中田さんには必ず泣かされます。転生モノを書いても一味違いました。元のアニメに設定があることをうまく使ってる。

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    2024年08月16日
  • 彼女が生きてる世界線!

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    物語が進んでいくにつれて、人間関係が錯綜していくのが読んでいて楽しかった。やっぱり城ヶ崎・出雲川・桜小路の組み合わせが好き。

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    2024年08月14日
  • くちびるに歌を

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    オーディオブックで聴きました。
    最初の15分くらいは、少し分かりにくかったけれど、それ以降はグイグイ物語に引き込まれていきました。
    青春ですね。56歳でも、キュンとしてしまいました。
    課題曲をもう一度聴きたい。
    泣いちゃいそうです。

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    2024年08月03日
  • ダンデライオン

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    さすが乙一!!面白かった〜。
    伊坂幸太郎みたいな「ありえそうでありえないこと」+乙一の青春と恋愛の切なさがあるSFミステリー。(最後はめちゃくちゃ乙一感のあるバトルだった)
    あと読みやすい。するする読める文章を書く人だなと改めて。

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    2024年07月28日
  • くちびるに歌を

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    今度こそ!酔っ払いだけど間違ってないはず!
    土瓶さんが教えてくださったのでポチり(*^▽^*)
    短編が読めない私の為に教えて下さった一冊。
    ありがとうございますm(_ _)m


    うーん、これは爽やかな青春小説(*´∇`*)
    合唱っていいですよね。
    私は大好きです。

    思い出すのは娘が小6、息子が小4の時の合唱コンクール。
    市内の小学校の生徒が市民会館に集まり合唱を披露する。

    子供達の歌声に感動し、さぁお仕舞い。
    帰ろう、帰ろうって思ったところで、全員合唱が始まった。

    え!?何これ!?聞いてない!!

    会場に集まった全ての小学生、何百人??による大合唱。
    もう全身に鳥肌でした。

    合唱コン

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    2024年07月19日
  • 百瀬、こっちを向いて。

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    ネタバレ

    4つの恋愛のストーリーが書かれており、普段あまり恋愛小説を読まない私にとってはちょうどいいお話の長さで読みやすかったです。

    特に1番好きなのは「小梅が通る」で、読んだ後は思わず笑顔になってしまいました。
    真っ直ぐでピュアなお話しで、青春時代に戻ったような、そんな気分にさせてくれました。

    あと「百瀬、こっちを向いて。」で主人公の友人である田辺くんが主人公の辛い恋愛体験について「尊いことだよ」「大切にするべきことだ」というワンシーンがとても大好きです。
    言葉選びや考え方がとても素敵だなと思いました。

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    2024年06月08日
  • 百瀬、こっちを向いて。

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    ネタバレ

    2024年
    鑑賞作品 No.22

    《感想》
    どこかさびしく切ない恋を描いた短編4話
    心がキュッと締め付けられるようなこの気持ちはなんだろう…

    個人的には4話目の物語が一番好き。
    結論だけ見れば、やんちゃな男子が物静かな女子に恋するというありきたりで平凡な作品ではあるが、そこに至るまでの過程が愛おしい。

    主人公の女の子が、街ゆく全ての人を釘付けにするほどの美少女でありながら、学校ではブサイクメイクをして真の顔を隠しているという設定に驚く。
    そんなことあるか!と突っ込みたくなるところだか、それがこの物語の核心だろう。

    人は他人を見た目で判断するということ、そしてそれによって傷つく人がいると

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    2024年06月04日