大庭忠男のレビュー一覧

  • 眠れるスフィンクス

    A

    購入済み

    面白かった

    登場人物は必要最少限の人数なのに
    さっぱりわからなかった。
    フェル博士には最初からお見通しだったというのが
    まったくもってしてやられました。

    0
    2024年11月15日
  • ウッドストック行最終バス

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    数年の間隔をあけて3回くらい読んでいるが、飽きない面白さ。ヒッチハイクをした2人の女性。1人は惨殺され、1人は消えた。『やる気あるのか?』と思わせる迷走する推理を披露したり、事件関係者に恋しちゃったりするモース警部が楽しすぎる。そんな彼に振り回されるルイスを愛でる作品でもある。今度こそ、シリーズを読み進めよう!(と何十年も前から言ってる)

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    2024年03月09日
  • ウッドストック行最終バス

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    本書は、イギリスの作家、コリン・デクスターの「モース警部」シリーズの第一作。このシリーズも、私が好きなシリーズの1つだった。「モース警部」シリーズは、イギリスではTVドラマ化もされており、人気のあるキャラクターであったようだ。
    筆者のコリン・デクスターは、1930年生まれ、2017年3月に86歳で亡くなられている。デビュー作である本書「ウッドストック行最終バス」は、本国では1975年に発表されているが、日本での翻訳の発行は、1988年11月であり、本国での発行から10年以上の年月を経ての翻訳となっている。
    本シリーズは、本格推理小説としても高く評価されている。例えば。
    ■2012年の文藝春秋に

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    2023年02月26日
  • 日本庭園の秘密

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    恋愛関係のもつれと人の「欲」が2つの殺害事件へと繋がるのがこのミステリー小説である。この殺害事件の解決が実は最後の最後にことの熾りを作った「知能」犯人像が浮き上がる。それは癌の権威を盾に精神的苦痛を患者にすることで、人は精神的に脆弱な状態で癌「不治の病」だと言われるとどうなるのか、をこの小説では心理的な人間の行先行動までを読み、間接的な犯罪を実現する。 興味をそそるのは日本の伝統「武士の切腹」と「武士の妻の自害」の違いが事件のヒントになる。

    1
    2021年08月11日
  • キドリントンから消えた娘

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    「ウッドストック行最終バス」に続くモース警部シリーズ2作目。前作に続いてルイス部長刑事とコンビを組んで捜査にあたる。

    モース警部が事故死したエインリー警部から引き継いだ仕事は、2年前に失踪した少女の捜索だった。 エインリーは何らかの調査でロンドンを訪れ、その帰りに自動車事故で亡くなったが、その直後失踪したバレリー・テイラーから両親のもとに無事を知らせる手紙が届く。 しかしモース警部の直観は、バレリーは既に死んでいると告げていた。 手紙は本物なのか。 エインリーは何かを掴んでいたのか。 モースはルイス部長刑事とともに捜査を始めた。

    モースの独特の推理と、常識的なルイスとの掛け合いとともにスト

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    2021年04月24日
  • ウッドストック行最終バス

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    なかなか来ないウッドストック行のバスを諦めて、ヒッチハイクをした二人の娘のうち一人が死体となって発見された。 モース警部はルイス部長刑事と共に捜査に当たるが、一緒にヒッチハイクした女性も拾った人物も誰だかわからない。 殺された娘の同僚は何かを隠しているようだが....

    モース警部が活躍するシリーズの第1作。 本格ミステリの楽しさで一気に読んでしまった。 少ない判断材料から大胆な仮説を立てて真相に迫ろうとする、モース警部のアプローチが面白い。時代背景としては科学捜査も重要なはずだが、このシリーズではストーリー上あまり重視されないらしい。 重層的な謎が最後に一気に氷解する面白さを味わえる。

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    2021年04月17日
  • ウッドストック行最終バス

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    ネタバレ

    新米刑事モースのドラマをずっと観ていて、興味が湧いて読んだ一冊。人間臭くて面白い。小説は部長刑事で中年のモースが主人公。惚れっぽく、行き当たりばったりに見える推理、そして最後は失恋してる。
    また次作も読みたい。

    0
    2021年01月04日
  • キドリントンから消えた娘

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    「ウッドストック行き最終バス」を読んでから、10年ぶりくらいのモース警部ではないだろうか。長いこと積んでしまった。

    モースという人物にイライラしたり、早く解決しろとモヤモヤする方は、肌に合わないだろう。彼の妄想爆発推理、仮説に次ぐ仮説。これを楽しめる読者の私は、この物語を終わらせたくなかった。ずっと彼の推理に寄り添いたかった。もちろん真相は知りたかったですけども…
    相棒のルイスが呆れ果てるほどの、モースの変人っぷり。偉大な探偵達に背を向けるアンチ名探偵。

    何度もモースの推理に驚かされ、そして笑わせてもらった。バークリー作品にもいえますが、正統な流れから逸れて、意表をつく。これが私は愛おしい

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    2018年05月31日
  • 九尾の猫

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    個人的にはクイーンの中で一番好きな作品である。
    推理小説としては正直それほどでもないと感じたのだが、
    後半のエラリーの苦悩、犯人が殺人を犯すまでに至った経緯の描写は圧巻。

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    2014年10月18日
  • ジェリコ街の女

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    紳士の国、イギリスのお話だというのに、毎回、モース警部は素敵な面を見せつけてくださいます。
    ジェリコ街のアンという女性の話。

    モース警部の推理爆弾、今回も炸裂!

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    2013年10月17日
  • キドリントンから消えた娘

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    モース警部、二作目。
    モース警部の推理爆弾(?!)がいたるところで爆発。
    やっぱり笑いながら読む本でした。
    そう割り切って読み続ければこのシリーズも納得。

    それにしても女好き、酒好きで相棒ルイスにとってはやれやれ(;一_一)な人ですね。

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    2013年10月08日
  • ジェリコ街の女

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    ネタバレ

    十年ぶりに書庫から顔を出したコリン・ デクスターの「モース警部シリーズ」十数冊。その中から忘れている話を読み始めました。

    いまではオックスフォードまでグーグルのストリートビューであっという間に飛んでいけますが、当時はイギリスの地図を指で追いながら小さなジェリコ街を探していました。隔世の感があります。

    「あたしの住所はおわかりでしょう?」彼女はささやいた。

    彼はうなずいた。「しかし、お名前を知りません」

    「アンよ。アン・スコット」

    彼は微笑みをうかべた、ほとんど幸福そうな笑顔だった。

    「あなたのお名前は?」

    「モースです」警官は言った。(大庭忠男訳)

    翻訳がとてもいい名訳です。

    0
    2013年05月25日
  • 九尾の猫

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    後期クイーン作品で最高傑作。
    連続殺人犯は誰か?だけでなく、被害者の共通点は?動機は?など、現代の作品にもひけをとらない作品だと思う。
    しっかり、犯人は憶えているのに、動機などはぜんぜん憶えていな(笑)
    エラリー・クイーン読本に、ニューヨークが主役だと書いてあったので、再読しようと思う。

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    2012年12月23日
  • アメリカ銃の秘密

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    ネタバレ

    エラリー・クイーン・シリーズ

    2万の観衆の前でロデオ・ショー中に射殺されたバック・ホーン。25口径の拳銃。エキストラなどの持つ45丁の銃。消えた拳銃。バック・ホーンの紹介でやってきた新しい団員ベンジー・ミラー。同じ現場同じショーの最中に再び繰り返された殺人。被害者はウッディー。銃弾の入射角の謎。

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    2011年11月18日
  • 日本庭園の秘密

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    国名シリーズ最終作ですが、
    残念なことに読者の挑戦表記がない!
    非常に残念であります。

    この事件は舌を巻くことでしょう。
    なにしろ、トリックが奇想天外なもの
    まぁ、予想不可能なものだからです。
    そしてラスト前に出てくる事実にも
    まず驚くことでしょう。

    ああ、終わったと読者が油断した隙に
    もう一発一撃を食らわせるのですから。

    0
    2010年06月30日
  • アメリカ銃の秘密

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    あんまり評判はよくない本ですね。
    確かに、弾道学が出てきたりと
    非常に複雑な事情が絡んだりするせいかと。

    でもトリックは大胆ですし、
    普通じゃありえないような事実が
    ばっ!と出てきたりといろんな面で面白いと思いますけど。
    ただ、引っ掛けるわなもあるからそこのところは注意ね。

    エラリイは第2の犯罪が防げなく
    しょぼくれてましたね。
    でもあれは防げなかった気がします。

    0
    2010年06月23日
  • 日本庭園の秘密

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    あれ?と思っていたことは最後に解き明かされた。けど、まさかこういう事件展開とは思いもつかなかった。すっかり、はまってしまったようだ。

    0
    2010年03月29日
  • 九尾の猫

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    ネタバレ

    『十日間の不思議』での失敗から立ち直れないエラリイ。結構アッサリ立ち直ってました。それでも最後は・・・。ちょっと重い結末ですね。殺害される被害者たちの共通点が見つかった瞬間はいいですね(笑))何回読んでもドキドキさせられてしまう(笑)犯人の名前が「猫」っていうのは原文でもそうなのかな~。「猫」って言葉に別の意味があるんでしょうか(笑)

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    2025年09月25日
  • 別館三号室の男

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    ネタバレ

    モース主任警部第七弾。

    オックスフォードのホテルで企画された
    大晦日から新年二日にかけて宿泊プラン、
    その山場は大晦日の夜の仮装パーティだった。
    仮装コンテストで優勝したのはラスタファリー教徒の仮装をした男だったが、
    翌朝ホテルの別館三号室で死んでいるのが見つかる。

    殺された男は顔を激しく傷つけられ、
    警察が来る前に帰ってしまった宿泊客たちは正体不明、
    雪が降っていたので別館は密室状態と、
    設定は悪くないし描写も面白いので、読んでいて楽しい。
    モース主任警部が登場するまでは。

    ちなみにラスタファリー教徒、というのは信仰というよりも思想運動のようだが、
    その仮装はドレッドヘアーにフェルトの

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    2025年07月30日
  • ジェリコ街の女

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    ネタバレ

    モース主任警部第五弾。

    パーティで偶然会った若い女性に家に招かれ、
    半年後にふらりと訪れたモース警部。
    もちろんロマンス的な展開にはならず、
    鍵が開いていた部屋の1階には誰もいなかった。
    だが、その夜に女性が首つり死体で発見される。
    女性の部屋を訪れたのを隣の男に目撃されていたモース警部は…。

    といっても今風に、警部が犯人だと疑われたり、
    内部監査をうけたり、警部を陥れる陰謀だったりはしない。
    いつも通り推理が迷走して、
    女性の自殺の理由は自分の息子の子供を妊娠してしまったからだ、
    とルース刑事に主張していた。

    身代わりのトリックは前回も見たような気がするが、
    今回のトリックは見事だった

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    2025年06月21日