死はわが隣人

死はわが隣人

小説・文芸
990円 (税込)

4pt

4.3

オックスフォード大学学寮長選挙のさなか、住宅地で殺人事件が発生。テムズ・バレイ警察のモース主任警部は、血の海に横たわる女の死の謎を追い始めた。一癖も二癖もある隣人たちの錯綜する証言から、やがて殺人事件と学寮長選挙との意外な関係が明らかに。だが、その矢先、モースは病に倒れた。苦痛に耐えながらたどりついた、混迷の事件の真相とは?現代本格ミステリの最高峰、モース主任警部シリーズついに佳境へ!

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死はわが隣人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    モース主任警部シリーズ第12作。

    自分がコリン・デクスター作品を読んだのは『ウッドストック行最終バス』に続く2作品目だが、なるほどようやく楽しみ方がわかった。

    コリン・デクスター作品は意図して「謎」を読者に与えず、「指紋」「血液分析」「弾丸の入射角がどうの」といった物理的情報は一切語られない(というか全く重視されない)。単に「撃たれて死にました」と描かれるだけ。
    インパクトのある特徴的な描写があるわけでもない。

    ではどこに面白さを感じるのかというと、ストーリーそのもの、文章そのもの、軽妙なやりとりそのもの、モース主任警部やルイス部長刑事のキャラクター、雰囲気、世界観、記憶不要でサクサク読める、といった「作風」「描かれ方」自体であるように思う。
    「本格」的なパズル部分に重点が置かれた作風ではなく、「本格」的に見れば怪しい箇所も過去作にはある、と解説されている。

    悪く言えば内容も犯人も頭に残らない、良く言えば何度も読みたくなる、そんな作風であると感じた。

    0
    2026年02月04日

    Posted by ブクログ

    「死」について、「病気」についてモース警部が実に感慨深くなるシーンが多くなった本書、もはや…とも思わせる。
    と、そう記するとやけにシリアス調な内容と思わせられるがやっぱり、モース警部シリーズはこうでなくちゃ!コント満載です。
    思わず吹き出してしまいそうになる会話も多く、彼、彼らが(モースからの突っ込みが入りそう)真面目に語っているだけ余計におかしさが募ります。

    解説の西澤保彦氏の「いちびり」という言葉の説明を受けて分りました。
    モース警部の体の中に流れているのはそれだ!

    長編をあと一つ征服すると私にかけられたモース警部の呪いは解けますが、そこで彼と彼たちとの接点も無くなってしまうというのも寂しいものです。

    この事件のストーリー?
    それはそんなに問題ではありません。
    モース警部がただそこにいてくれるだけでいいのです。

    0
    2013年11月10日

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