大庭忠男のレビュー一覧
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祝!初、エラリイ・クイーン!
とうとうあたしもエラリイ・クイーン・デビューであります。
特になんの先入観も持ってなかったのですが、
でも、こう思いました。
思っていたより、ずっとエンタメだった。
テリー・リングが毎回登場するキャラクターなのかとか、
そんなことは分からないのですが、
このテリーとエヴァの物語は、あたしを熱狂させました笑。
こういうの、大好き!
その二人にあまり顔色の良さそうじゃないエラリイ・クイーンが
寄り添っているところなんかは、かなり良いツボだと思います。
ミステリーとしては、いまいち満たされませんでした。
そうだったのか!なんと!
という驚きもない、けど、それはこの人 -
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ネタバレ多重解決がというより、真面目な探偵小説読者をおちょくるような作風がアントニイ・バークリーみたいだと思った。確かに我々読者はすぐに複雑で突飛な真相に結びつけてしまう。ここまで読者に擬態したお茶目な探偵役ははじめてだ。迷探偵ぶりもロジャー・シェリンガムといい勝負。
ロジカルでかつアクロバティックな推理を多重に披露するミステリーを読んでいるので、「現代本格の最高峰」というのは誇大広告かな。といっても、真相は作者の匙加減というのが狙いなのかもしれないが。
しょぼい失踪事件でこれだけワクワクさせるのは凄いし、真相に関わる「容姿の変貌」についての説得力は他に類を見ないもので驚いた。
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ネタバレ諜報機関に属していたため、都合上4んだ事にされていた語り手ホールデンが復員し、数年ぶりに旧友ソーリィと恋人シーリアに再開する場面から始まる。「なにか特別な任務で遠くへいらしていたのね。」恋人の第一声に込められた思いは後に如何ほどのものであったか分かる。
ホールデンは旧友の妻であり恋人の姉であったマーゴットが脳出血で4んだと聞かされる。旧友ソーリィは病死と説明するが、恋人シーリアはソーリィの虐待を苦にしての自死であると完全に意見が食い違っており、ホールデンは旧友と恋人のどちらを信頼するか悩んだ挙句に殺人という結論を出す。
物語の核となるのが二者択一の苦悩。旧友が正しければ恋人は精神異常者であり -
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クラシカルなザ•ミステリーといった作品。
やはりこういったクラシックな舞台と設定は好みだ。
おそらく1970年代であろう時代設定、
夕闇の迫るオックスフォード。
なかなか来ないウッドストックへのバスに痺れを切らし
二人の女性はヒッチハイクを始める。
その晩、女性の一人は死体となって発見される。
もう一人の女性は一体どこに消えたのか?
そして事件を担当するモース主任警部が導き出す答えとは。
あらすじからは特に物珍しさは感じないが、
中々ミスリードが多く、犯人には意外性を感じた。
モース主任警部の人間臭すぎる部分など、
その辺のユーモアも兼ねた良作。
最後が個人的には一方的な主張、あくまで推 -
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コリン・デクスター作品初見ですが、う~~ん自分にはあんまり合わず。
物的パズル系ではなく心理的パズル系作品のため、たしかに辻褄は合っていると思うものの、例えば美しい密室トリックを読んだ時のように「なるほど!」とはならないというか、何かもっと別の解法もありそう、と思ってしまう。まあもちろんないんでしょうけども笑
モース警部の仮説を一緒に追っていく、という感じで、どういうことだろうと自分で考えながら読む、というより、単純に物語の進行を読んでいく作品、という印象。
「こいつが怪しい!でもそれだとこの部分の辻褄が合わない・・・どういうことだ?」みたいな感じではないため、良く言えば読んでいて全く疲れ -
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ネタバレ掘り出し物ミステリー探しの一環で読んだ作品。
私にとって、コリン・デクスターは初モノ。
本書には、各章の頭に様々な本から引用された寸言が配置されている。
そして、第32章には、コナン・ドイル『四つの署名』の「ありえないことを除去してあとに残ったものは、どんなにありそうにないことでも、真実に違いない」、実はこの作品の骨子となる言葉でもある。
主人公のモース主任警部は、同僚刑事の死によって、2年前に失踪した娘の事件を引き継ぐ。それは、つい最近両親に無事を知らせる手紙が届いたからだが、モースは直感的に「彼女は死んでいる」と推理する。
では、その手紙は誰が何のために書いたのかという疑問を軸に、関係者を