大庭忠男のレビュー一覧

  • 九尾の猫

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    エラリイ・クイーンの数ある作品の中でも、自分的には三本指に入る大好きな作品です。謎解きとか、トリックといったものを楽しむというよりは、その「なぜ」の部分を深く問う作品だと思います。
    個人的には後期クイーン作品の中の傑作の一つだと思っています。

    今では「フーダニット」よりも「ホワイダニット」を問う作品が少なくないですが、この作品が発表された当時はもっと衝撃的だったんじゃないかと思います。「探偵」と「連続殺人犯」というありきたりの登場人物が、ありきたりではなくなる稀有なミステリ。

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    2012年02月29日
  • 九尾の猫

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    クイーン後期作品の中でも人気の一品。ミステリってよりはホラーとかサスペンスってジャンルの方が相応しい気がする。

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    2011年11月03日
  • 日本庭園の秘密

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    祝!初、エラリイ・クイーン!
    とうとうあたしもエラリイ・クイーン・デビューであります。
    特になんの先入観も持ってなかったのですが、
    でも、こう思いました。
    思っていたより、ずっとエンタメだった。

    テリー・リングが毎回登場するキャラクターなのかとか、
    そんなことは分からないのですが、
    このテリーとエヴァの物語は、あたしを熱狂させました笑。
    こういうの、大好き!
    その二人にあまり顔色の良さそうじゃないエラリイ・クイーンが
    寄り添っているところなんかは、かなり良いツボだと思います。

    ミステリーとしては、いまいち満たされませんでした。
    そうだったのか!なんと!
    という驚きもない、けど、それはこの人

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    2010年10月19日
  • 九尾の猫

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    エラリィ・クィーンシリーズ。
    過去を憂い、連続殺人を解明のため自分の限界を尽くす、エラリィ。

    謎解きよりも、後半に近づくにつれ、濃くなっていく
    精神論、描写に重点が置かれている。

    エラリィの心の中に立ち込める霧は、最後の言葉で晴れるのだろうか。

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    2010年09月11日
  • 帝王死す

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    エラリー・クイーン・シリーズ

    ある朝突然キング・ペンティゴに届く脅迫状について捜査するために自宅から連れ去られたクイーン親子。ケインの弟エーベルによる依頼。ペンティゴ島に幽閉される2人。タイプライターから犯人を見つけるが・・・。ジュダによる空砲の銃撃。密室で撃たれたケイン。密室内に倒れた妻カーラ。ライツヴィルでのペンティゴ兄弟の過去。少年時代の川での事件。

     2002年1月14日再読

     2010年5月25日再読

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    2010年05月25日
  • ウッドストック行最終バス

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    10月ミステリー月間のしめ。

    この本は普通のミステリー本とちょっと書き方が違って、
    一人の刑事さんの推論を何度も展開します。

    最初のほうはちょっと退屈なところもあったけど

    後半のスピード感はとても面白い。

    最後の種明かしも納得です。

    ちょっと不明な点もあるし
    また読み返したいと思ってます。


    Oct 2009

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    2010年08月13日
  • 九尾の猫

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    ネタバレ

    エラリー・クイーン・シリーズ

    『十日間の不思議』事件で傷ついたエラリー。ニューヨークで起きる「猫」と名乗る犯人の起こす連続殺人事件。特別捜査官に任命されたエラリーの捜査。被害者の妹セレストと弟ジミーの協力。新聞が煽る事件。事件に恐怖する市民が起こす「猫」暴動。被害者たちの共通点に気が付き犯人逮捕に動いたエラリー。自分の推理に疑いを持ち犯人の関係者を訪ねてウィーンに飛ぶエラリー。そこで解決される事件。

     2002年1月9日再読

     2011年11月19日再読

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    2011年11月19日
  • 九尾の猫

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    ニューヨークは《猫》という連続殺人鬼の存在に怯えていた。犯人が現場に残すのは絞殺に使用した凶器の絹紐のみ。被害者達に共通点は見つけられず、新聞の風刺絵の猫には犠牲になった人数の尾が描かれ増えていく。

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    2009年10月07日
  • 死者たちの礼拝

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    訳が読みにくいような・・・。私の日本語理解力が悪いからなのでしょうか。そんなこともあり、最後まで犯人は分かりませんでした。モース警部のあれこれと彷徨う推理もまたおもしろかった。しかし一番の謎は、なんでモース警部がこんなにモテるのか、ということだ。この本からは彼のイイ男オーラを感じれない・・・。戸惑うわー。

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    2011年08月16日
  • 死者たちの礼拝

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    昔、若かりし頃のモースの実写版ドラマを観た事がある。この本の様に不機嫌で意地悪っぽいモースではなく、大人しく聡明な雰囲気を演じておられたが。スマホもNシステムもない時代、二転三転するモースの推理が面白い。たまには昔の作品も良いかなと思った。

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    2026年01月31日
  • ウッドストック行最終バス

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    ネタバレ

    結構尖っていた『キドリントンから消えた娘』を先に読んでしまったせいで、幾分か丸みを帯びた本作品の面白みが薄れてしまった。そして2作目のせいで犯人がメタ読みできてしまった…それを加味しても、かなり凡庸な真相かな。逆フェルミ推定(?)みたいな絞り込みを真剣にやっているルイスとモースコンビの茶目っ気が気に入っているのでこのシリーズは今後も少しずつ読み進めていこう。
    にしても、本国イギリスでホームズと匹敵する大人気キャラクターとは…絶対日本の本格ファンにしか読まれていない超絶マイナー作家だと思っていたのに

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    2026年01月09日
  • キドリントンから消えた娘

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    ネタバレ

    多重解決がというより、真面目な探偵小説読者をおちょくるような作風がアントニイ・バークリーみたいだと思った。確かに我々読者はすぐに複雑で突飛な真相に結びつけてしまう。ここまで読者に擬態したお茶目な探偵役ははじめてだ。迷探偵ぶりもロジャー・シェリンガムといい勝負。
    ロジカルでかつアクロバティックな推理を多重に披露するミステリーを読んでいるので、「現代本格の最高峰」というのは誇大広告かな。といっても、真相は作者の匙加減というのが狙いなのかもしれないが。
    しょぼい失踪事件でこれだけワクワクさせるのは凄いし、真相に関わる「容姿の変貌」についての説得力は他に類を見ないもので驚いた。

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    2025年12月28日
  • 眠れるスフィンクス

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    ネタバレ

    諜報機関に属していたため、都合上4んだ事にされていた語り手ホールデンが復員し、数年ぶりに旧友ソーリィと恋人シーリアに再開する場面から始まる。「なにか特別な任務で遠くへいらしていたのね。」恋人の第一声に込められた思いは後に如何ほどのものであったか分かる。
    ホールデンは旧友の妻であり恋人の姉であったマーゴットが脳出血で4んだと聞かされる。旧友ソーリィは病死と説明するが、恋人シーリアはソーリィの虐待を苦にしての自死であると完全に意見が食い違っており、ホールデンは旧友と恋人のどちらを信頼するか悩んだ挙句に殺人という結論を出す。

    物語の核となるのが二者択一の苦悩。旧友が正しければ恋人は精神異常者であり

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    2025年09月20日
  • ウッドストック行最終バス

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    クラシカルなザ•ミステリーといった作品。
    やはりこういったクラシックな舞台と設定は好みだ。

    おそらく1970年代であろう時代設定、
    夕闇の迫るオックスフォード。
    なかなか来ないウッドストックへのバスに痺れを切らし
    二人の女性はヒッチハイクを始める。
    その晩、女性の一人は死体となって発見される。
    もう一人の女性は一体どこに消えたのか?
    そして事件を担当するモース主任警部が導き出す答えとは。

    あらすじからは特に物珍しさは感じないが、
    中々ミスリードが多く、犯人には意外性を感じた。
    モース主任警部の人間臭すぎる部分など、
    その辺のユーモアも兼ねた良作。

    最後が個人的には一方的な主張、あくまで推

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    2025年08月12日
  • ウッドストック行最終バス

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    コリン・デクスター作品初見ですが、う~~ん自分にはあんまり合わず。

    物的パズル系ではなく心理的パズル系作品のため、たしかに辻褄は合っていると思うものの、例えば美しい密室トリックを読んだ時のように「なるほど!」とはならないというか、何かもっと別の解法もありそう、と思ってしまう。まあもちろんないんでしょうけども笑

    モース警部の仮説を一緒に追っていく、という感じで、どういうことだろうと自分で考えながら読む、というより、単純に物語の進行を読んでいく作品、という印象。
    「こいつが怪しい!でもそれだとこの部分の辻褄が合わない・・・どういうことだ?」みたいな感じではないため、良く言えば読んでいて全く疲れ

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    2025年08月11日
  • キドリントンから消えた娘

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    ネタバレ

    掘り出し物ミステリー探しの一環で読んだ作品。
    私にとって、コリン・デクスターは初モノ。
    本書には、各章の頭に様々な本から引用された寸言が配置されている。
    そして、第32章には、コナン・ドイル『四つの署名』の「ありえないことを除去してあとに残ったものは、どんなにありそうにないことでも、真実に違いない」、実はこの作品の骨子となる言葉でもある。
    主人公のモース主任警部は、同僚刑事の死によって、2年前に失踪した娘の事件を引き継ぐ。それは、つい最近両親に無事を知らせる手紙が届いたからだが、モースは直感的に「彼女は死んでいる」と推理する。
    では、その手紙は誰が何のために書いたのかという疑問を軸に、関係者を

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    2025年08月02日
  • 謎まで三マイル

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    ネタバレ

    モース主任警部第六弾。

    弟を見殺しにされた過去、
    首も手もない死体、
    よく似ている双子、
    不可解な手紙を残した失踪、
    ハニートラップ、
    憎み合う大学教授。

    ミステリー的な要素はてんこ盛りにも関わらず、
    いつもの通り、迷走するばかりでなかなか捜査は進まない。
    ソーホーと呼ばれる悪徳の渦が舞台となりながらも、
    モースが捜査を後回しにするのは不自然だし。

    結局、学長選挙を巡って長年騙されていたからという動機なのは、
    全くもって肩透かしだった。

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    2025年07月15日
  • キドリントンから消えた娘

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    うーん、ちょっと話の流れが二転三転というより、まわりくどく感じてしまい残念。

    ドラマを、特にヤングモースの方を見倒して、なんとなく自分の中で人物造形が出来上がってしまっていたからかも知れない。
    「ウッドストック」は読むか考え中…

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    2025年06月08日
  • 九尾の猫

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    ネタバレ

    何十年も前に何度も読んだ作品。
    連続殺人事件で、まったく手がかりがないってのは、現代の科学捜査ではありえないんだけど、これは昭和にすると20年代…そりゃそうだろってお話。
    犯人はわかってみればまあまあ可哀想といえば可哀想なんだけど、だからといって殺された方にはなんの罪もないわけで。
    なにより、最後まで名前がないってのがこの作者さんが意図したところなのかなと。
    若い2人が結婚したことだけが救いかな。
    やっぱり大好き☆エラリークイーン☆

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    2024年09月23日
  • ウッドストック行最終バス

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    やはり、ケータイもパソコンもない時代、ギリ電話があるかもぐらいの時代の推理小説は楽しい。
    (こんなに堂々と飲酒運転が描かれるなんて)

    モースの次々繰り出される推理についていくので精一杯。今まで読んだことのないタイプの刑事さん。それにしても、この時代、男女ともかなり奔放笑

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    2023年11月24日