芳崎せいむのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
やあやあ、面白い!
噂には聞いていたけれど、とっても面白い!
登場人物もさることながら、まず描いてる人が
漫画を愛しているのが伝わってくる。
読んでみたい漫画が増える増える。
人間賛歌。漫画賛歌。びばびば。
話は一話ずつ完結するけれど、
登場人物たちは読み進めるごとにお互いゆるやかにつながっていく。
紙の束で結ばれる絆だ。みんな金魚屋の住民になっていく。
話自体もはっとさせられるものが多い。
「アドルフに告ぐ」の関口さんの敬礼
宮沢賢治の回(冒頭の賢治の言葉とキャバクラの風景からしてもう!)
ビニールできっちり舗装してあった漫画たち
地下の広大なダンジョン、その暗さ、果てしなさ、匂い
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Posted by ブクログ
映画の漫画。1話完結型なので(一応大きな流れはあるんですが)単行本発行ペースは遅いけれど、安心です。今から映画をしっかり観ようと思っている人におすすめ。絵もしっかりしていて、読みやすく、男性にも女性にもすすめやすいですね。主人公はテレビ会社で働く女性で、歩く映画事典みたいな変わり者の上司と、彼を疎ましく思う会社の上役達の間で苦労させられているが、様々な映画やそれに関わる人々の逸話に触発されてゆくといったテイストの話。しっかりとした映画の解説もついているのがまたなんとも親切。ところで、原作者の東周斎雅楽とは一体何者なんだろう……。『イリヤッド』の原作も手がけ、浦沢直樹作品にも数多く関わっているら