感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2010年12月20日
この本の登場人物は皆気持ち悪い、というレビューを見たことがある。
確かに変な人が多いことは確かだ。
けれど、何かの魅力にどっぷりハマってしまった人が、そのどうしようもなく好きなものを前にしたときの反応は、傍目から見たら「気持ち悪い」んじゃないだろうか。
漫画をどうしようもなく好きになってしまった人...続きを読むたちの群像劇であるこの本には、そんな「気持ち悪い」姿があふれている。
その生き生きとした姿を見るのが、僕はものすごく好きだ。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
今回は割りとメジャーな漫画が題材になってます。
「漫画を愛さなければ漫画から愛される事もないですよ」
「ただの紙の束がこんなにも大勢の人を動かして、その心を強く動かして・・・・」
など、漫画好きなら泣けるような台詞がいっぱい詰まってます。
Posted by ブクログ 2009年10月07日
「たかが紙の上のこと・・・だからこそどんなことでも起こり得ると思っている」(出納帳下p160)
涙腺が一気に晴れました。そしてまた泣きました。漫画というものに何かしら影響を受けたことがある人は、ぜひ読んでみてください。
捨てがたいエピソードはそれぞれの巻にありますが、特にこの2巻に思い入れがあります。銀河鉄道の夜と999が同じ巻で読めるなんて幸せ。紹介された賢治のあの序文は物語本文より実は好きだったりするんですよね。
チッチとサリーやじゃりン子チエは絵柄で興味を持ってなかったので、偏見を取り去って読んでみようとい...続きを読むう気にさせてくれました。
巻末の作者さんの本紹介も参考になるし、本への愛着が感じられていいです。
絵はやわらかいタッチが好きなのですが、時々不安定というか小学生が老けて(大人びて)見えるのが気になることがあるけど、まぁ置いときます。999の話が心に残りました。男の子たちが作った校内秘密基地が撤去されるエピソードがありましたがああいうの許容してあげられる学校であってほしい、実際は人数多いとそうもいかなくなるだろうけど。二人で電車に乗っていくシーンは999というよりジョバンニとカンパネルラを思っていました。
Posted by ブクログ 2014年01月13日
実在の漫画を題材にした短編集漫画。第2巻。
◇手塚治虫『アドルフに告ぐ』
◇藤子不二夫『バラとゆびわ』
◇手塚治虫、他『宮澤賢治・漫画館』
◇はるき悦巳『じゃりん子チエ』
◇みつはしちかこ『小さな恋のものがたり』
◇松本零士『銀河鉄道999』
“この世には2種類の漫画しかない。「売...続きを読むれる漫画」と「売れない漫画」。
この世の漫画を2種類に分けるとしたら「読んだ事のある漫画」と「まだ読んだ事ない漫画」。”-本文より
金魚屋の地下倉庫(ダンジョン)に住みたい。
Posted by ブクログ 2011年07月28日
1巻より読んだことのあるマンガが多かった。「小さな恋のものがたり」とか懐かしすぎる。このマンガに取り上げられた時点では、毎年新刊が出ていたそうだが、2007年を最後に中断してるらしい。気になる。
Posted by ブクログ 2009年12月20日
今回は、有名どこが多かった気がします。
でも、1番おもしろかったのは、元ネタしらない「宮澤賢治・漫画館」だったりします(笑)d
しかし、かいているマンガ家の名前を見ても、けっこう凄いメンバーで、読んでみたいなぁ。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
漫画おたくにはたまらないですよ。私も最新刊までに1、2冊知らない漫画が登場しました。屈辱です。
金魚屋という古漫画専門店をおとづれる人々にまつわる1話読みきり型の構成です。なつかしの漫画からこんなの知らんよ。という漫画までそろっています。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
いつものように書店をふらふらと訪ねていて、いつもはのぞかない漫画の書棚にこの本を見つけた。
「古書店」というのにまず目がいった。
そしてつづけて「金魚屋古書店」と全体の書名を確認。
帯をみる。
帯にはこう書かれてあった。
「『思い出の漫画』を持つ全ての人、そして・・・まんがばかのための漫...続きを読む画。実在の漫画を素材にした古書店物語」とあるではないか。
書店に売られている漫画本のつらさ。
ビニールに覆われて中が確認できない。
だから、当たりはずれをものともせず、1巻から3巻までのまとめ買いをした。
そして読後感。
「買って良かった!」と実感、実感。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
「この世の漫画を2種類に分けるとしたら、あんたはいったい何と何になる?」この質問とそれに対する作中の斯波の答えに目から鱗が出ました。前巻でも感じましたが、ちょっといい話を題材にしながら、くどくなり過ぎていないところがこの漫画一番の魅力ですね。ふと空いた時間に肩の力を抜いて読める作品です。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
人生の中で、多かれ少なかれマンガの影響は受けてきたんじゃないのかな。このマンガに登場する斯波さんほどじゃないにしても。マンガが好きで好きでたまらない時期ってあったなぁ・・・
Posted by ブクログ 2009年10月04日
漫画馬鹿による漫画馬鹿のための漫画。
ただの紙切れの束のことなのに、
こんなに自由な世界を作れて
こんなに人を惹きつけるものって
他にはありません。
この本の好きなところは
本等をなんとなく似ているものを使用しているワケではなく
著作名と書籍名、絵、等本物を使用しているところです