マーク・ピーターセンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
アメリカ人は日本人をthe Japaneseというのに、自分たちをthe Americansとはいわず、Americansというのはなぜだろう。
「読めるけれど書けない」とよく言われる日本人の英語だが、どこまで的確に読み取っているのだろう。
楽しい文例と徹底比較を通じて英語の新しい世界を広げてくれる、ベストセラー『日本人の英語』の待望の続編。
[ 目次 ]
1 小指に結んだ赤い糸
2 ここはカンザスじゃないみたいよ
3 花椿と赤いねこ車
4 ぼつぼつ寝ませんか
5 心の揺れから生まれる言葉
6 ことばの情景
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 -
Posted by ブクログ
日本人が苦手なのは英語を書く事と話す事、だと言う。中学時代から大学まで英語を学び会話も出来ない日本人はどんな教育を受けたのか、よく聞かれる。「受験英語」中心で社会に出て役に立つまでの英語力がないのが残念だ。ここでは基本的な書くための文法・慣習英語を学ぶ、「3世界・24文型」、名詞と動詞、主語+動詞+文内容だ。「が」「を」「に」を明確にすること。所謂、書く能力があれば会話も上手くできるという説明だが、話し言葉には往々にして文法から外れることも多い。単語を並べるだけでも会話はある程度できる、なので英会話は慣れと意識的に自然に覚えるしかない。あまり文法に重点を置きすぎると話ができなくなる。例として、
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Posted by ブクログ
中学生向けの英語の教科書や大学生の英作文を例に挙げながら、間違った用法を指摘している。読んでみるとおそろしいことに、中学校の英語の教科書っていただけない箇所がたくさんある。それが長じて、著者指摘するところの時制の認識の希薄だったり、仮定法が使えなかったり、soの不必要に多用してしまったりしてしまうんだなあ。
よく体系的に学ぶことが大切だなんて言われ方をするけど、学習指導要領という体系に沿うばかりにヘンな英語がはびこってしまうというわけ。何につけ体系的であることも良し悪しだなと思った。
著者の舌鋒が後半に進むにつれ激しくなっていく。もう英文として合っているか、こなれているかという以前に、日本の英 -
Posted by ブクログ
ネタバレ日本語の表現をそのまま英語にしても、なかなか伝わらないなぁと痛感することが多く、手に取った一冊。
文法や単語を一通り学んだ後は、英語的発想やことわざ、英語圏における共通思想みたいなものを身につけないといけないんだろうなぁ~
本書で取り上げられていた全ての表現を覚え、日常利用することはなかなか難しいですが、
ポイントポイントだけでも身につけて、使っていきたいです。
以下、印象的だったところ。
・silver tongues(雄弁家)(p.19)
・the Mother of~は抽象的なものにも使えるが、the Father of~は「創始者」等の抽象性のないものに使う。また、前者は”母なる大地 -
Posted by ブクログ
とても有名な『日本人の英語』の続編。「日本語を母国語にしている人が日本語独特の構成上の特徴や思考方法にとらわれて書いたり話したりする英語」(pp.178-9)についての分析で、可算・不可算、時制など。
このタイトルそのものについて著者が分析しているところが面白い。「前の本に『日本人の英語』という偉そうな題名をつける気はもともとなかった。人の反感を買うだけだろうと思ったし、ことに日本人の外国語学習の苦労に対する私の態度が誤解されるのではないかと、心配していたのである。」(p.177)とあったが、まさにおれはこのタイトルは鼻持ちならないものとして認識していただけに、10年以上前、大学生のとき前