マーク・ピーターセンのレビュー一覧
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マーク・ピーターセン(Mark Petersen)による英語学習の手引き、その2。相変わらずの軽妙な語り口で楽しませてくれるのだが、目次を比べれば分かるように、まったくの続編というわけではない。一長一短はあると思うのだが、個人的には前作の方が好みだった。とはいえ、やはりつづけて読んだときに学習効果はもっとも高くなるはず。
目次:
Ⅰ 小指に結んだ赤い糸 1 スペインの雨―定冠詞 the/2 七人の侍―可算名詞と不可算名詞
Ⅱ ここはカンザスじゃないみたいよ 1 あの人を忘れたい―単数形と複数形/2 ペンは剣よりも強し―名詞の一般用法
Ⅲ 花椿と赤い猫車 1 橋の下よりほととぎす―前置詞/2 大和言葉のやわらかさ―副詞
Ⅳ ぼつぼつ寝ませんか 1 金が物を言う―現在形/2 遅れることになったら電話する―未来形
Ⅴ 心の揺れから生まれる言葉 1 耳を貸そうとしない―知覚動詞/2 窓ぎわのテーブルにしてもらう―使役動詞
Ⅵ ことばの情景 1 川端康成『山の音』/2 J.D.サリンジャー:A Perfect Day for Bananafish/3 日本人の英語
あとがき
185㌻。1990年、岩波書店、定価700円(2010年第34刷、税別)。 -
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[ 内容 ]
アメリカ人は日本人をthe Japaneseというのに、自分たちをthe Americansとはいわず、Americansというのはなぜだろう。
「読めるけれど書けない」とよく言われる日本人の英語だが、どこまで的確に読み取っているのだろう。
楽しい文例と徹底比較を通じて英語の新しい世界を広げてくれる、ベストセラー『日本人の英語』の待望の続編。
[ 目次 ]
1 小指に結んだ赤い糸
2 ここはカンザスじゃないみたいよ
3 花椿と赤いねこ車
4 ぼつぼつ寝ませんか
5 心の揺れから生まれる言葉
6 ことばの情景
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
息子へ)
なぜ、英語はしゃべれるようになれないのか?
ボキャブラリーが少ないから?、文法が日本語と違うから?
お父さんの意見としては、英語をしゃべるときと日本語をしゃべるときでは頭の回路が違うからだ。
本書を読んで、あらためてそう感じた。
冠詞について、aなのかtheなのか、日本人は後ろにつく名詞を考えて類推する。ネイティブは、aかtheか、すでに脳が判定したあとに、その後に続く名詞を思い出す。
思考順番が逆とのことだ。
時制についても、日本人の頭の回路ではついていけない判断を自然としている。
本書は、英語の構成はとても論理的であることを証明している。「なぜ、この文はこの構成になるのか?」という問いに対して、「それは、ネイティブがそう話ているから。」という答えですまさず、「英語は、このように論理的に構成されているから、こうなる」という答えを、本書は教えてくれる。
確かに、英語は論理的のようだ。
英語をネイティブなりに極めるには、この本の内容も理解した上で学ぶべきだと思う。ところが、一方、ある程度でいいからしゃべるようになりたい。と、考えているお父さんのようなものにとっては、英語の論理以前の問題だ。
例え、本書に書いてある論理を完璧に理解しても、英語はしゃべれるようにならない。なぜなら、会話には瞬発力が必要だからだ。
英語を話せるようになるには、論理を理解するための勉強ではなく、訓練するほかない。本書の筆者も、それを論理を理解した上での、訓練をすすめている。
まさしく、「習うより慣れよ」だ。
社会人になってしまったお父さんが、日本で訓練するのは至難の業だ。君には、なるべく若いうちに訓練することをお勧めしたい。
(お父さんの本の買い方)
BOOKOFF \105
(読め、もしくは、読むな)
読みたければ読め!
(君が・・・歳のころに)
英語を極めたくなったら、、、。 -
Posted by ブクログ
大学生を教える著者が、いくら教えてもみんなが同じような間違いをする英作文の特徴としてどのようなものがあるかを挙げ、そしてその原因は中学校での教科書にあるとし、結局文法や語彙が制約されたり、ネイティブチェックが機能していない教科書の不自然で誤った英文を真面目に覚えた結果、大学で指導しても一向に英語が直りませんね、いい加減にしなさいよ、という感じの本。
過去から見た未来はwouldとか、willとbe going to、mustとhave toの違いとか、時制や仮定法、関係詞は高校英語をきちんとやれば気づくレベルのもので、冠詞とか代名詞とかは頭では分かっても自然に使うのは難しいというものが半分くらい。あと文法というよりも、論理が飛躍しているとか、内容面は気づかない人は気づかないだろうな、というものが後半に結構ある。
色々あるけど「日本人はsoが大好き」(p.90)というところで、I don't have an "iPad Air." So I want an "iPad Air" みたいな文のsoは変、というのは納得だった。というのは確かに生徒の英作文はこういうsoだらけという意味でも納得だし、そして因果関係はない、という点も納得した。あと同じところにveryの代わりにsoを使う人が多い、という話だけど、これはなぜなんだろう。それからitとthatの使い分けは、やっぱり説明するのは難しい。「大雑把に言えば、itを使ったほうが物事について一般的に述べることになる」(p.110)、「具体的な案について述べているので、thatが適切」(p.111)とか、後付けの説明になってしまいそうで、難しい。
ちなみにこの本で挙げられている「悪い英文」が載っている教科書で、おれが授業で使っていたのがあったが、特にp.137とp.138の例は、授業していてもツッコミどころとして気づかなかったな、という反省。
著者の本と言えば岩波新書が古典的名著となっているが、この本はあっという間に読めて、簡単な確認がサラッと出来て、なおさら中学校の教科書が題材なので、中学で英語を教えるなら読みたい本(けど、これらを知ったとしても、いざ生徒に身につけさせるとなるととっても難しい。でも教員が知らないことがまず大問題だし、一応読んだ方がいいんじゃない、という本。)(26/04) -
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日本人が苦手なのは英語を書く事と話す事、だと言う。中学時代から大学まで英語を学び会話も出来ない日本人はどんな教育を受けたのか、よく聞かれる。「受験英語」中心で社会に出て役に立つまでの英語力がないのが残念だ。ここでは基本的な書くための文法・慣習英語を学ぶ、「3世界・24文型」、名詞と動詞、主語+動詞+文内容だ。「が」「を」「に」を明確にすること。所謂、書く能力があれば会話も上手くできるという説明だが、話し言葉には往々にして文法から外れることも多い。単語を並べるだけでも会話はある程度できる、なので英会話は慣れと意識的に自然に覚えるしかない。あまり文法に重点を置きすぎると話ができなくなる。例として、He guraduated Waseda. He guraduated from Waseda. どちらも通じる。They objected to my idea. The oppoused my idea. あるいは、Meg blamed me for the failure. Meg blamed the failure on me. 日本語会話において注意すべきことは、往々にして日本語は「主語」がない場合があり、英訳の際には注意すべきことだ。
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中学生向けの英語の教科書や大学生の英作文を例に挙げながら、間違った用法を指摘している。読んでみるとおそろしいことに、中学校の英語の教科書っていただけない箇所がたくさんある。それが長じて、著者指摘するところの時制の認識の希薄だったり、仮定法が使えなかったり、soの不必要に多用してしまったりしてしまうんだなあ。
よく体系的に学ぶことが大切だなんて言われ方をするけど、学習指導要領という体系に沿うばかりにヘンな英語がはびこってしまうというわけ。何につけ体系的であることも良し悪しだなと思った。
著者の舌鋒が後半に進むにつれ激しくなっていく。もう英文として合っているか、こなれているかという以前に、日本の英語教育の揚げ足取りみたいになっている。ネイティブとして日本で英語を教えているとそのくらいストレスがたまるんでしょうね。