【感想・ネタバレ】続 日本人の英語のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年01月15日

ビスケットを紅茶の中に突っ込むと、どんなに堅くてもかならず紅茶を吸収する。変なたとえではあるが、人間と言葉も同じ関係ではないだろうか。「勉強」のつもりならば、努力しても心の「突っ込み」にならないうちに終わるが、自分に嘘をつかずに、本当に心から面白いと思っている内容の英語に没頭すれば、その英語は必ず自...続きを読む分の体の一部となるのである。(Ⅵ 言葉の情景 P182より)

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Posted by ブクログ 2020年09月25日

続 日本人の英語
(和書)2009年05月04日 16:31
1990 岩波書店 マーク ピーターセン


自分が夢中になって取り組める勉強法を見つけるのが良いと書いてあり、全くその通りだと思う。それ以前に勉強不足でどうしようもない。何から手を付ければいいかな。気軽にできることから始めようと思う。
...続きを読む
「日本人の英語」の続編ですが、難しい英米文学の例文などが無くなっている。読み易く感じました。

英語の感覚が参考になった。これからの英語勉強の取っ掛かりになればいいなと思う。

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Posted by ブクログ 2020年04月30日

前作に引き続き、大変勉強になりました。日本語と英語は構造や文法が根本的に異なるし、日本人と英語ネイティブスピーカーの歴史や文化も全く違う。そのため、英語は英語として理解することが必要であるというのは全くもってその通りです。そうした状況の中でも、英語の感覚を日本語でわかりやすく説明してくれています。英...続きを読む訳とか和訳で適切なものが思いつかないときがある、という著者の気持ちはかなり分かります。。。いちいち訳して理解したり説明するのはかなり面倒くさいですもんね。前作同様、冠詞、単数形複数形の使い方や動詞のニュアンスの違いを例文たっぷりに解説してくれているので、実用的な部分は多いと思います。

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Posted by ブクログ 2018年10月12日

日本人が間違ってしまうような点を丁寧に解説してくれる。時に日本語の意味が難しい場合もあるが、映画などが題材になっているので、楽しく読めた。

読み返して、身につけたい。
(108)

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Posted by ブクログ 2013年07月31日

こちらは続編。こちらも大変面白かった。英語を学ぶ人は、こういう本を読むことも必要。学校の先生には教えられないこと、ニュアンス、感覚は、こういう本から学ぶべし。

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Posted by ブクログ 2014年01月15日

前作に引き続き、同じようで微妙に違う表現をわかりやすく丁寧に解説している。英語ネイティブでない英語使いの人は必読でしょう。

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Posted by ブクログ 2018年08月20日

当たり前だが日本人が英語に対して持っている感覚というものが、日本語という母国語に強烈に影響を受けているということがよくわかる本であった。やはり英語を理解するには英語で学ばなければならないのは当然のことだと感じた。同市の使い方1つとってみても、冠詞の使い方でも非常に大きな違いを生むのだから。

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Posted by ブクログ 2017年06月10日

日本人の英語の続編。
昔の映画から例文が出ているなど、前著より親しみやすかったと思う。
特に、Ⅴ~Ⅵ章はなるほどと理解できた部分が多かった。

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Posted by ブクログ 2016年07月07日

日本人の英語、ではかなり翻訳についての説明が多かったが、続ではもっとおおまかなくくりになっていたので、より読みやすかった。
 再度読んだが忘れているところも多かった。

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Posted by ブクログ 2016年03月23日

面白かった‼
前書「日本人の英語」よりこちらの方が読みやすく、指摘されている内容も親しみやすく感じました。

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Posted by ブクログ 2015年02月04日

1より面白かった。バックグラウンドの文化とそもそもの構造の違いにより、異言語を完全に1:1対応させることは出来ない。限界でもあり、面白くもある。自分は全く英語が苦手だけれど、それでも非常に腑に落ちる。日々思っていたことなので、一々納得。

『日本にいながら英語の感覚に馴染むことは、年齢を問わずに十分...続きを読むにできると思う。必要なのは没頭することだけである。(中略)とにかく本当に夢中になれば、後はどれだけ時間を積み重ねるかという問題だけである。』

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Posted by ブクログ 2015年01月08日

日本語の考え方で英語を書くとおかしいことになるよ、という話をベースに、英語の考え方を教えてくれる本。
学習という観点では、網羅性がないので役に立たないが、読み物としては面白いと思う。

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Posted by ブクログ 2014年10月23日

この人の本を読むと、自分がかつてやりたかった学問がそのままあるような気がする。それはエスキモーには雪を表す表現が52あるとか、埋葬文化を持たないので墓という言葉を持たない民族がいるとか、文化が言葉に与える影響に関する言語論で、彼はまさに文化・背景の違いが感覚的・構造的に言葉に与える影響まで踏み込んで...続きを読む解説している。

ところで、サリンジャーのバナナフィッシュにうってつけの日のSpiritual Trampという表現を使った部分が例文として挙げられていたが、この表現に関する考察のところは予期せず鳥肌が立った。そして怖くなった…ただ単語を見ただけではわからない。文章というのは、その言葉が使われる文化背景を学んでより理解が深まることを再認識。

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Posted by ブクログ 2013年07月13日

マーク・ピーターセン4冊目。 

大体6割くらいは著者の他の本と内容がかぶっているけど、やっぱり面白い。

冠詞の独特の説明はいつも出てくる。

お気に入りは、日本人がよく使う英語でネイティブには気持ち悪く聞こえる表現、これを説明する時に、その納得感を増すために日本語の例を挙げてくる。 これが的を得...続きを読むていて面白い。

例えば『が』『は』の違い。 

質問が『何を食べましたか?』の時、『私が魚を食べました』と答える日本人はいない。だれでも『私は魚を食べました。』と答える。でも外人にはこれがわからないらしい。どちらも英語では『I ate a fish.』だからだ。

あるいは、『わからない』と『しらない』の違い。

『どうしたらいいかしら?』と聞かれたとき、
『わからない』と言えば単純にアイデアが無いことを意味するのに、
『しらない』と言えば冷たく聞こえてしまう。
これもアメリカ人には難しいらしい。
どちらも英語で『I don't know.』だからだ。

なかなか気づかない日本語のややこしさが説明されていて面白い。

後、何故か、著者の本には藤谷美和子の名前がよく出てくる。好きなのか?

-- メモ --
使役動詞の使い分け。よく間違っている。
have .. 当然してもらう。
let .. 少々特別にさせてあげる。
make..無理やりさせる。

映画『カサブランカ』の英語は、癖がなく、落ち着いた表現が多く、俗語は無く、英語教材として優れているらしい。観ることにした。
-- メモ --

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Posted by ブクログ 2013年02月19日

続編も楽しく読めた。
先生の日本文化に対する造詣の深さに脱帽しつつ、定冠詞の使い方などが判りやすく解説されている。
「the Japanese」に込められたニュアンスに驚き!

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Posted by ブクログ 2012年10月21日

【英語】「日本人の英語」に続き、日本語と英語の間にある一言では表現しにくい違いについて、分かりやすく説明されている。文法のルールに意識を集中させすぎてしまうと、英語の表現の内側を理解することができない。一つ一つの英単語の中に含まれている論理性を理解すると、それが組合わさったときにどのような反応が起き...続きを読むるかを推測しやすくなる。言語の大事な根底の部分を教えてくれる良書だと思う。

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Posted by ブクログ 2012年10月08日

マーク・ピーターセン(Mark Petersen)による英語学習の手引き、その2。相変わらずの軽妙な語り口で楽しませてくれるのだが、目次を比べれば分かるように、まったくの続編というわけではない。一長一短はあると思うのだが、個人的には前作の方が好みだった。とはいえ、やはりつづけて読んだときに学習効果は...続きを読むもっとも高くなるはず。

目次:
Ⅰ 小指に結んだ赤い糸 1 スペインの雨―定冠詞 the/2 七人の侍―可算名詞と不可算名詞
Ⅱ ここはカンザスじゃないみたいよ 1 あの人を忘れたい―単数形と複数形/2 ペンは剣よりも強し―名詞の一般用法
Ⅲ 花椿と赤い猫車 1 橋の下よりほととぎす―前置詞/2 大和言葉のやわらかさ―副詞
Ⅳ ぼつぼつ寝ませんか 1 金が物を言う―現在形/2 遅れることになったら電話する―未来形
Ⅴ 心の揺れから生まれる言葉 1 耳を貸そうとしない―知覚動詞/2 窓ぎわのテーブルにしてもらう―使役動詞
Ⅵ ことばの情景 1 川端康成『山の音』/2 J.D.サリンジャー:A Perfect Day for Bananafish/3 日本人の英語
あとがき

185㌻。1990年、岩波書店、定価700円(2010年第34刷、税別)。

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Posted by ブクログ 2012年03月04日

日本人英語学習者にとっては悩みの種の定冠詞の使い分けなど、文法書で機械的に覚えたルールのニュアンスを映画のセリフなどを例にあげてネイティブがわかりやすく説明してくれている。前作がよりエッセイ的だったのと比べると、こちらは文法の解説にウェイトがある印象。

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Posted by ブクログ 2011年05月12日

[ 内容 ]
アメリカ人は日本人をthe Japaneseというのに、自分たちをthe Americansとはいわず、Americansというのはなぜだろう。
「読めるけれど書けない」とよく言われる日本人の英語だが、どこまで的確に読み取っているのだろう。
楽しい文例と徹底比較を通じて英語の新しい世界...続きを読むを広げてくれる、ベストセラー『日本人の英語』の待望の続編。

[ 目次 ]
1 小指に結んだ赤い糸
2 ここはカンザスじゃないみたいよ
3 花椿と赤いねこ車
4 ぼつぼつ寝ませんか
5 心の揺れから生まれる言葉
6 ことばの情景

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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Posted by ブクログ 2019年02月09日

前編と同じレベルの内容かと思ったが、こちらは章立てが細かくなく、随筆的。各章の書き始めとな日本語題材あるいは英語題材は作者の経験がベースとなっている。それらを元にして、日本語と英語の表現、文法規則上の違いについて考慮する内容。
日本語という言語、日本文化の特徴を他言語文化における視点から的確に、鋭く...続きを読む捉えており、勉強になる。
前作とは異なり、各場面における正しい英語表現事例を期待していたが、そういった構成ではなかった。その点が個人的に残念だし、実用性には欠けると思う。完全な読み物である。

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Posted by ブクログ 2018年10月13日

前作「日本人の英語」はとても勉強になった。 それと比べると続編は若干読み物的な印象が強かった。 それにしても著者の日本語に関する理解の深さには驚かされる。

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Posted by ブクログ 2017年07月22日

 とても有名な『日本人の英語』の続編。「日本語を母国語にしている人が日本語独特の構成上の特徴や思考方法にとらわれて書いたり話したりする英語」(pp.178-9)についての分析で、可算・不可算、時制など。
 このタイトルそのものについて著者が分析しているところが面白い。「前の本に『日本人の英語』という...続きを読む偉そうな題名をつける気はもともとなかった。人の反感を買うだけだろうと思ったし、ことに日本人の外国語学習の苦労に対する私の態度が誤解されるのではないかと、心配していたのである。」(p.177)とあったが、まさにおれはこのタイトルは鼻持ちならないものとして認識していただけに、10年以上前、大学生のとき前著を読んで以来長い間、その続編は読む気もしなかった。このp.177を読むまで、おれはこの著者の態度を誤解していた。そして、"The English of the Japanese"も、"English among Japanese People"も、どれも著者の意図するところにあてはまらないという。本当にこころを外国語に訳すというのは、本当はとても難しいことだと思う。この点は、最近読んだ『井上一馬の翻訳教室』という本でも、繰り返し述べられていた気がする。
 いくつか勉強になったことのメモ。I watched a movie last night.とI saw a movie last night.の違い、について、どっかでwatch a movieは家でテレビで見ること、see a movieは映画館で見ること、と書いてあったのを読んだ気もするが、この場合はそうでもないらしい。「"seeing"は、目という"道具"でもって、あるものをvisual informationとして頭脳にいれること」(p.150)で、「"watching"はまさに時間の経過していく間、ものの変化を意識する、『観察』に近いことである」(同)らしい。なんとなくはわかるんだけど、確かにWhat did you do last night?に答える時はsawよりwatchedの方が自然なんだろうなあとかは分かるが、そのなんとなくが説明できなくて困る。
 あとは色んな本で話題になる、「時や条件を表すif節の中は未来のことでも現在形」についての話題で、英語の教師としては、ここをどう説明すればわかりやすく、かつ本質を外さない説明ができるか、3年前に高2を教えた時はそれなりに考え抜いたはずだけど、今となってはもう、その時の教え方もベストではなかったかと思う。"We shall be most pleased if you will accept our invitation."(p.125)とか、"If it will make you unhappy, I won't go." (p.129)みたいな例を、著者がいうように「例外」とか「意志未来」云々とか言わずに、何か説明できる方法はないのか、あらためて考えようと思う。
 最後に、英語とは全く関係ないのだけれども、1960年代のアメリカの話がpp.41-2で端的にわかりやすく説明されており、興味深いと思った。(17/05)

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Posted by ブクログ 2015年10月22日

シリーズ第2弾。
外国人の立場で日々感じている日本人の英語の可笑しさに対して、
ネイティブならではの細かなニュアンスを伝えてくれる1冊。

著者の日本語力も上がったようで、前作と比べ、かなり読み易くなっている。
みる・きく等の微妙な違いによる使い分け、
使役動詞の意味の違い等、興味を引く内容も多い。...続きを読む

かなり古い本ではあるが、読めばきっと気づきのある1冊。

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Posted by ブクログ 2013年11月30日

いわゆる文法や語彙とは異なる、英語圏の感覚に重点を置いている。
「日本人の英語」の落ち葉広いのようで、英語圏人はどのような価値観なのかを教えてもらえる。

出版から時間が経っているので、今をそのまま反映しているからわからないが、ためになったと思う。

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Posted by ブクログ 2013年03月03日

同じような意味の言葉も、微妙なニュアンスの違いがあり、伝わり方が異なる。例えば、人に~させる(してもらう)には、made・let・hadを使うが、全然違うニュアンスをもつ。英語習得には、著者の言う、没頭が必要。 

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Posted by ブクログ 2011年12月11日

英語を母語とする著者が日本語で、「日本人が使ってしまいがちな英語」
はなぜそうなるか、を説明。

こちら、「続」とあるように2作目です。
こちらも1冊目と同時に買ったんだけど1冊目が中々読めなくって長らく積読してたのをようやく読みました。
が!今回はすらすら読めましてしかも面白かった(笑)

文例が...続きを読む映画だったりするのが良かったのかな。。。あと基本的には1作目と内容はあまり変わっていないので予備知識があって読みやすかったのかも。

こういう本を読むと言語というのは宗教だったり環境だったりに深く関連していて、単純に日本語→英語、で訳している限りその文脈にたどり着くのは困難というのがよくわかります。
グロービッシュ系の本を読むと、ビジネス英語のほうがむしろラク、とあるのは確かにビジネスだと使う言語が違っても目的が共通だったりするので通じやすいんでしょうね。

1作目にもa,theなどの冠詞について、日本人が頭で考えた日本語を英語に直そうとすると名詞を先に考えて、そしてこの冠詞はどれ?と考えてしまうけれど、そもそもそれが違う。冠詞は先に決まっていてそれに名詞をつけるんだ。。と。
書くと何のこっちゃ?ですが、読むとあーこういうことを言ってるのか!というのがわかって、意識できるようになりました(とはいっても使いこなせませんけど)

A tiger is a dangerous animal.
The tiger is a dangerous animal.
Tigers are dangerous animals.

日本語に訳すとすべて「トラは危険な動物である」になるけれど、英語を母語にしている人にとっては3つが違う情景が浮かぶ事。
アメリカ人は日本人をThe Japaneseというのに、自分達を The Americansとは言わずにはAmericansというのは何故か。
文法という問題ではなく、そこにある意識で言葉が作られているというのがよくわかる例でした。

しかし、これだけの事を外国語である日本語で書いて、しかもそれがとってもよくわかるなんて、著者すごすぎ。

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Posted by ブクログ 2011年10月06日

最近読んだ「日本人の英語」の続編

work at・work in・work forの違いや使役動詞のmake・let・haveのニュアンスの違いなど勉強になることが多かったのである

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Posted by ブクログ 2011年10月02日

英語を書くための教材というよりは英語によるコミュニケーションが主題です。前作よりも映画ネタが多いため、映画に親しんでいない方は前作から入られることをお勧めします。

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Posted by ブクログ 2011年09月22日

句点の打ち方は難しい。本書を読んでそう思った。著者の日本語は、明らかに平均的日本人よりも上をいっている。英語話者の感覚を日本語で説明するその方法も丁寧で、非常に分かりやすい。
 しかし私にとって、少し句点の数が多いような気がした。分かりやすく説明したいという気持ちがはたらいているのであろうが、流れる...続きを読むように読めないのが少し残念なところだ。

 それでも尚、英語話者がもつ数に対するイメージとか、日本語にできない英語、英語にできない日本語を巡る筆者の思いなど、2つの言語を操る筆者ならではの記述は読み応え十分である。

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Posted by ブクログ 2011年07月26日

やっぱり冠詞は奥が深い。非ネイティブには分かりにくい感覚が多い。また、授業で習った文法で間違いとされていたもので、実際にネイティブは使う場面があり、解説を聞くとなるほどと思えることもあった。本当に微妙なニュアンスのことを解説してくれている。それも俳句とかを。著者の並々ならぬ日本語、英語の知識や感性に...続きを読む圧倒される。

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