マーク・ピーターセンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この人の本を読むと、自分がかつてやりたかった学問がそのままあるような気がする。それはエスキモーには雪を表す表現が52あるとか、埋葬文化を持たないので墓という言葉を持たない民族がいるとか、文化が言葉に与える影響に関する言語論で、彼はまさに文化・背景の違いが感覚的・構造的に言葉に与える影響まで踏み込んで解説している。
ところで、サリンジャーのバナナフィッシュにうってつけの日のSpiritual Trampという表現を使った部分が例文として挙げられていたが、この表現に関する考察のところは予期せず鳥肌が立った。そして怖くなった…ただ単語を見ただけではわからない。文章というのは、その言葉が使われる文化 -
Posted by ブクログ
2013/08/28
今読んでる
前のが面白かったから。
2013/09/02
読み終わった
マイ問題とonlyの話がためになった。
あと、「大人の英語表現」という観点はとてもいいです。単語単位や文法が間違っていても当然通じるし、意思を伝える方法は言葉だけではないのも当然。
でも伝えるだけではお客さん。
伝えて、相手を動かして行くためには説得力のあることを話さないと。そのためにはこの「大人の英語表現」という観点はとてもとても大事です。そして英語を必要としている人達のだいたいはそこういう英語を必要としているはず。日本語が出来たら日本で仕事完璧、なわけじゃないもんね。 -
Posted by ブクログ
マーク・ピーターセン4冊目。
大体6割くらいは著者の他の本と内容がかぶっているけど、やっぱり面白い。
冠詞の独特の説明はいつも出てくる。
お気に入りは、日本人がよく使う英語でネイティブには気持ち悪く聞こえる表現、これを説明する時に、その納得感を増すために日本語の例を挙げてくる。 これが的を得ていて面白い。
例えば『が』『は』の違い。
質問が『何を食べましたか?』の時、『私が魚を食べました』と答える日本人はいない。だれでも『私は魚を食べました。』と答える。でも外人にはこれがわからないらしい。どちらも英語では『I ate a fish.』だからだ。
あるいは、『わからない』と『し -
Posted by ブクログ
【むずかしい!】
時制と数、日本語に明確な意識がないので難しいです。
わたしも英語でメールをしますが、適当に単語を並べているだけですので、英語圏の人からすると「カタコト英語」になっていると思います。
(聞く・話すはまったくできません!)
しかし、こればかりは英語に慣れるか、英語圏の人に書いた英語を添削していただくしかないです。
社内にインドネシア人がいますが、インドネシア語には時制がないそうです。
「昨日~する」という表現しかないそうです。過去、現在、未来は文脈から判断します。この方が簡単かもしれません。
英語のように過去、現在、未来、過去のことが現在も続いているのか、過去のことが過去で -
Posted by ブクログ
the problem of Hiroshiだと、ひろしが引き起こしている問題となり、the problems of HIroshiだと、ひろしが抱えている問題となる。それは、通常人が抱えている問題は一つではないはずだから、ふくすうけいになっていればそれは抱えている問題のほう、という判断が働くから。
information of international exchangeはおかしい。子の場合はabout。ofはたとえば、information of valueといった感じで使う。p
practicallyには、ほとんど、という意味もある。
just meetは、ぎりぎり間に合う、という意味に -
Posted by ブクログ
マーク・ピーターセン(Mark Petersen)による英語学習の手引き、その2。相変わらずの軽妙な語り口で楽しませてくれるのだが、目次を比べれば分かるように、まったくの続編というわけではない。一長一短はあると思うのだが、個人的には前作の方が好みだった。とはいえ、やはりつづけて読んだときに学習効果はもっとも高くなるはず。
目次:
Ⅰ 小指に結んだ赤い糸 1 スペインの雨―定冠詞 the/2 七人の侍―可算名詞と不可算名詞
Ⅱ ここはカンザスじゃないみたいよ 1 あの人を忘れたい―単数形と複数形/2 ペンは剣よりも強し―名詞の一般用法
Ⅲ 花椿と赤い猫車 1 橋の下よりほととぎす―前置詞/2