北見葉胡のレビュー一覧
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[ 内容 ]
安房直子初期の短編集から11編。
独自の幻想世界をつくりあげ、数々の賞を受けながらも、早世して十年になる作家・安房直子。
その主要作品71点とエッセイ40点余を7巻に分けて収録した、初めての本格的作品集。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
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ネタバレシリーズとしてはこれが最後の一冊
「いつか読もう」「いつか読みたい」そのまま終わってしまいそうで 今回改めて読み返したけれど 寂しい
巻末年表があって 養子に出されていた事に驚いたけれど 小さい頃は人見知りで一人遊びをしていたそうなので 知らなかったのが 養父達に遠慮せずありのままで過ごせていたのか
峯岸明氏と結婚とあるが 婿養子?それともペンネームとして安房?
作品自体も好きだけど 作者本人も掘り下げたくなるので 特集とか組まれないかなぁ。。
◇緑のスキップ
既読だったので懐かしい そんな気もしてたけど そりゃそうなるけど と切なくもあり
来年も会えるのだろうか それとも会えたとしても違う子なのだろうか
◇もぐらのほったふかい井戸
世の男の子達は 偶然良い方に転んだから助かっているだけで 大抵子供時代命に関わるような無茶をしている説があったけれど
重みで沈むって 何か昔話でよくある設定なのは
教訓として残っているから ということなのだろうか
◇初雪のふる日
蟲師の抜け出せなくなった女の子の話を思い出した
自分は予想外に弱いので
実際そうなったらパニックになって 機転利かないタイプだな
◇エプロンをかけためんどり
三十郎さんはまだ若くて にわとりのいる日々では欲求不満だったのかなとか下世話な勘ぐりをしてしまった
◇花豆の煮えるまで 小夜の物語
山んばのお母さんが なぜ風になったのか
何故人の姿で戻ってはこられなかったのか 不思議
◇風になって
小夜も風になれるっていう。。
そうしたらお母さんの声も聞けるっていう
予想外
◇湯の花
おばあさんが小夜の味方で 信じてくれる存在なのが凄い お父さんは出てこないなぁ
◇紅葉の頃
不思議な存在が泊まりに来る地域なのか 小夜がいるからなのか。。
◇小夜と鬼の子
お父さん登場 10より上の人間とは付き合わないという鬼の子
鬼の子自体は何年生きているのだろう それとも周りの鬼にそう言われているのだろうか
紅葉では小さい女の子 今回は小さい男の子 小夜は兄弟が欲しいのかなぁと思ったり
◇大きな朴の木
前作で12歳ということだから 知恵を付けているというか いろいろ知恵を絞るというのも分かる。。
山んばは本当に風になった娘を呼び戻せるのだろうか?
小夜は今回の選択を 後悔し続けるのかな
◇うさぎ座の夜
今作で終わり
1993年で、亡くなって これは1992年掲載なので 本当は山んばやお母さんと会える続編があったのでは とも思ってしまった
◇エッセイ14つ
この母というのは養母だろうか? エッセイにはそういった事は特に書かれていなかったと思うので
「大きくなったら母親のようになりたい」という、作者の答えは は母親にとっては嬉しかっただろうなぁ
「子供の話をよく、聞いてあげる母親になりたい」
日本の長時間労働や長距離勤務 なんとかならんかなぁ。。
八木重吉の詩 読んでみたい
しろいうさぎとくろいうさぎ 今読むとどうだろう?子供時代はちょっとよく分からなかった -
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ネタバレ本作は短編というより中編。
・ハンカチの上の花畑
→既読。子供時代に読んだので、よく覚えているのだが、今読むと、飲酒運転。。。というつまらない発想。。
楽しくてたまらなくなる気持ちを『おもちゃの兵隊を、机の上に並べた時の気持ちに似ています。それから、砂場で小さな線路やトンネルをつくり、そこに電車を走らせた時の気持ちにもにています。ああ、そういう小さな世界にさよならをしてから、いく年すぎたでしょうか。』
確かに。。
ラスト、これまた大人になって家の価格を知っているだけに、家はどうなったのか、軍資金は??とこれまた違った意味で恐くなってしまった。。ツマラナイ大人。。
・ライラック通りの帽子屋
→既読。ライラックの香りが気になっていたけれど、鳩居堂で香袋を購入。自然の香りはまた違うだろうけれど。
戻ってくるのが、なるほど。。 子供時代に読んだら奥さんもっと優しくしてあげれば、と思うけれど
これまた大人になった今、生活があるしなぁ。。とも思ってしまった。。
大人になって、子供向作品を作れる人達って凄い。
・丘の上の小さな家
→浦島太郎もびっくりの残酷な展開だと思ってしまった。
そのまま自分も新たな生贄(と言ったら失礼だけれど)を迎え入れて。。といった展開にはならず、自分のかなえられなかった夢を少女の為に叶えようとするかなちゃん。。おかあさんのこともあるし、どうか、寂しくない人生を歩んでほしい。。
これは今後も忘れなそうな物語。
・三日月村の黒猫
→さちおは、子供のまま戻れたのか、とか思ってしまった。おばあさんはある意味残留思念??
猫は、旦那さんが戻ってきてくれて嬉しいだろうな。
エッセイ
・「昔覚えた詩」
リズムか~。坂上田村麻呂、とかもそうかも。
谷内六郎氏、見たころある!!カレンダーにもよく使われていたような。
『そのくせ、意味も分からず暗唱した…七五調のせいで、ちゃんと口ずさめます。…詩のリズムというのは、食べ物にしたら歯ざわりのようなものでしょうか。味わいとは別のものでしょうに、ふしぎな力をもっています。』
・「わたしのアンデルセン童話集」
蕗谷虹児氏。こちらは初見。それこそ、安房直子氏の挿絵といったら牧村慶子氏のイメージが強すぎて。。
原画展とかないかなぁ。。
・童話と家事と
『腕のいいコックさんは、どんなに月並の材料を使っても、それを、たちまち独創的な素晴らしい一品に仕上げるのだ。童話も同じこと。台所の野菜が歌をうたい、おなべがくるくる踊る話だってできるのだ。』
・家の中の仕事
『それにしても、家の中の仕事というのは、凝りだせば、きりがなく、逆に、手抜きをすれば、いくらでも簡単になる、まるで伸縮自在のお化けみたいなもので、どちらをとるのも、その人の自由ですけれど、一度、際限なく凝ってみますと、これは、たいへんおもしろいものだとわかるもののようです。』
ご存命だったら、子育てエッセイとかも出版されたのかなぁ、とも思ったり。。 -
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かんのゆうこさんの絵本ですね。
絵は、北見葉胡さん。
まいとし なつになると、なみこの いえの
のきしたには、ふうりんが かけられます。
なみこは、ふうりんの おとが
だいすきでした。
「あの おとは、かぜが うたを
うたっているんでしょう?」
なみこが おかあさんに たずねると、
「あら、あれは ガラスの ゆれる
おとよ。」と いいます。
けれども なみこには、ガラスの ゆれる
おとの おくから、すきとおった かぜのうたが
きこえる きがして なりません。
そんな あるひ ゆうぐれのこと。
なみこが いつものように、
すずしげな ふうりんの おとに
みみを すましていると、
にわの むこうから、「チリリリン……。」と、
すみわたるような おとが
きこえてきたのです。
ふしぎに おもって、そとへ でてみると……。
そこには、ゆかたをきた かわいらしい ねこが、
ふうりんを かたてに さげて、
ちょこんと たっていたのです。
ねこは こなつと いいます。
なみこを ふうりんの おみせに
さそいに きたのです。
なみこの、冒険の始まりです。
ふうりん作りの、猫の兄妹が、可愛らしく温かいファンタジーを感じますね。
北見葉胡さんが、ほのぼのと夜のお店をメルヘンで飾ります。
四季のシリーズですね。夏に涼しげな装いがピッタリと楽しめます。風鈴がほしくなりました(=^ェ^=) -
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夏の風物詩である風鈴。
なんとも言えない軽やかな涼し気な音に癒される風鈴。
毎年夏になると軒下にかけられる風鈴の音が大好きな、なみこ。
なみこは、「あのおとは、かぜが うたを うたっているんでしょう」とおかあさんにたずねるけれど
「あら、あれは ガラスの ゆれる おとよ。」という。
ある日、庭のむこうから聞こえてくる音に誘われて
出ていくと、こなつというねこが風鈴工房へ案内してくれて、にいさんのなつねこにかぜのうたの話を聞く。
ひかりのつぶをあつめて作るということを…
それは透き通ったやさしいこえでうたっていた。
風鈴の音、大人ならおかあさんと同じ答えをしていただろう。
だけどなみこは、うたに聞こえると…
そう思えばとても夢のある話で、幻想的ですらある。
感受性が豊かでいろんなものを秘めている子どもにとっては、素敵なうたなんだろう。
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安房直子さんの童話集ですね。
安房直子コレクションの二冊目です。
15篇の童話が収録されています。
挿絵は、北見葉胡さん。
もくじ
魔法をかけられた舌
空にうかんだエレベーター
ひぐれのお客
ふしぎな文房具屋
猫の結婚式
うさぎ屋のひみつ
青い花
遠い野ばらの村
秘密の発電所
オリオン写真館
海の館のひらめ
ふしぎなシャベル
海の口笛
南の島の魔法の話
だれにも見えないベランダ
エッセイ
安房直子さんのファンタジーがどの作品にも輝きを魅せています。どの作品も一生懸命に生きようとする希望にあふれる物語ばかりですね。
妖精や動物たちの活躍が愉しく、特に猫が出てくる作品が多いのが嬉しいです♪
エッセイは三話。
安房直子さんの執筆のヒントが綴られていて、興味深いです。
数多くの作品を書かれていて、代表作を纏めて読めるのが、このコレクションの歓びですね(=^ェ^=)