北見葉胡のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレバレエの音楽では知っていたけど、あの音楽のイメージから、明るくて陽気なお話を想像していた。
実際、装丁はそんな感じだし。
それにしても、マリーちゃんが可愛い。
優しくて、勇気がある。人形も、お友達だから大事にする。
怪我をすれば看病するのも可愛い。
こういう子、大好き。
最初の、人形たちと化け物ネズミとの戦いはどきどき。
ドロッセルマイヤーおじさんもユニークで好き。
彼が語る「魔法のくるみの物語」も面白い。
そうやって、楽しんで読んでいただけに、最後に呆然。
くるみわり人形だった王子様と暮らす方が幸せなのかもしれないけど、家族を置き去りにすることに欠片の迷いもないの?
残された家族のことを思い -
Posted by ブクログ
ネタバレ2作目。巻末に『まほうにかけられた舌』と『海の舘のひらめ』に関するエッセイ。
ひらめ、正直者が馬鹿を見る子どもの世界、人間関係へのメッセージ。
タイトル通り、ちょっと不思議な出来事の短編集。
こういう話に猫がよく登場するのは、犬より出歩ける自由さ故だろうか。。
結末がちょっと意外だったり、納得だったりほっこりしたり。
よく”子供”を“子ども”と表記したりするけれど、魔法も”まほう”と表現されるとおどろおどろしさが無くなる気がする。。
既読は15作品中3作品のみだったので、新鮮でした。
『ふしぎなシャベル』のおばあさんのラストの行動が素敵だなぁ、と。
そういう人だから分け前が貝殻でもほっ -
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