中竹竜二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
同業の若いキャリアコンサルタントに、「何か読むべき本があったら教えて欲しい」と言われた。
瞬間、頭の中を何冊もの本がワサワサと駆け巡ったけど、照準が合ったのが、とりあえずこの一冊だった。
今流行りの「自己理解」が叫ばれる、ちょっと前の本。
自分を理解するために、ということが書かれているが、面談を仕事にしている私たちが、クライエントのために理解しておくとよい言葉が多く書かれていると思う。
あらゆる悩み事に必要な対処は、基本が、現状把握と自己理解であると私は思っている。
あのコンサルタントはこの本をどう読むか、どんな感想でも楽しみにしている。 -
Posted by ブクログ
1.
自己認識とは自分自身と他人からどう見られているかを理解しようとする意志とスキル
パターン…あらゆる状況で見られる思考や感情、行動の一貫した傾向
アラームクロックイベント(自分にとって、重要な真実に目を開かせてくれる出来事)
①新しい役割ルール
②激震
③日々のインサイト
ダニングクルーガー効果
自分は平均以上だと思うこと
過去の予測と実際の結果を比較検証する習慣
既によく知っている分野を学び続ける
自分の能力や行動のフィードバックをもらう
2
なぜではなく、何をすれば
日記をつけるのが正しいのではなく、正しく日記を付けることが重要
・ネガティブは検証、ポジティブは考えすぎない
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・システム思考の法則
今日の問題は昨日の「解決策」に由来する
強く押せば押すほど、システムはより強く押し返してくる
誰のせいでもない
・問題を抱えたときの思考と同じ発想では問題は解けない(アインシュタイン)
・戦略転換点とは、企業の障害に根本的な変化が訪れる時点だ。この変化によって、企業は新たにより高いレベルに達することができるかもしれない。しかしこれはまた、終焉に向かう第一歩でもあり得る
・行動→視点→マインドセット
・あなたが問題に取り組み、単に解決するばかりでなく、問題自体を永遠になきものにしてしまったら、あなたやチームや顧客はどんな行動をとるだろうか?何がより速く、より安く、より -
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大変応援された本となった。読んでよかった。まさに「明日始めるのだ、いや、いますぐにだ!」と行動を後押ししてくれる本となった。 帯にも「アンラーンの全貌がついにつかめる!」と記載あり、なるほどなるほどと思った。
「教えないスキル」でもアンラーンの話は触れられており、そこでは「学びほぐし」と訳されていた。しかしながらアンラーンの重要性は強く説明されていたし、気になっていたキーワードとなっていた。そんな中、(僕にとってはあの)中竹竜二氏が監訳されていたこともあって、気になって調達したのだけれど時間に追われて読めない状態となっていたが本当に読んでよかったと思う。多くの方に読んでいただきたい。
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自分を客観視する力が弱いと感じていて
自己分析で検索して見つけた本
自己認識という概念自体、本作で初めての出会いで読めば読むほど耳が痛いことがたくさん書いてあり、求めていたのはこれだと確信を得た。
またこの実践においては正直、信頼のおける他者を必要とすることや継続が必須であることから自信がないが、本気で自分を変えたいのであれば、行動に移すためのヒントは十分な本である。一度で頭に入らないので繰り返し読むこととしたい。
全てにおいて事例が付いているので、ページ数も多く(巻末の原注が50ページくらいもある)なかなか読み進めるのには時間がかかるが、序盤で各章の要約が記載されているので、一章ごとにそ -
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1.フォロワーシップについて自分なりに答えを見つけ出し、スタイルを確立しようと思っている中で本書に出会いました。
2.リーダーシップと反対の概念となるフォローワーシップを唱えてきた著者が書き上げた待望の1冊です。
今まではカリスマ的なトップがいて、そこからトップダウンの指示が下ることで組織を統率していましたが、現代ではそれが崩れ始めています。大切なのはフォロワーを育て、組織全体を成長させていていくことです。本書では著者自身が経験してきたことをフォロワーシップの概念に落とし込み、実践するための方法論を述べております。
3.読みながら「なぜ強力なリーダーシップが衰退し始めたのだろう」と疑問に思 -
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購入済み
チームのあり方
メンバーからのフォロワーシップについての本はなかなかなかったので読みました。
チームの中でリーダーとメンバーのかかわりがわかり易く書いてありました。
自分の職場でも、相手の考えを受け入れ、考えてもらうことを試します。
ありがとうございました。 -
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自分がずっと目指していた指導スタイルはこれだと心から思った。
著書も書かれていた、「短所こそ光を」という言葉はまさに納得で、短所を克服するには長所を伸ばすよりも3倍かかるとも言われており、得意を生かす方がよっぽど効果的。
よく、〇〇なリーダー像を目指しているとか、〇〇という人になりたいという言葉を聞くけれど、その多くは周りに作られた〇〇像でしかなく、作られた〇〇像を目指していても自分とは全くあっていないことが多い。
それよりも、自分らしさを分析して、長所・短所両方とも受け入れ、それらを生かした〇〇像を作っていくことが大切だと感じた。
つまり、べき思考を抜いて自分らしさを構築していく作業が大切な -
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「なぜ」ではなく「何」。
ビジネスの世界で物事を掘り下げる時は、「なぜ」を繰り返しますが、人、特に自分を掘り下げる時は、「何」を追求すべしと著者は語る。
自分の人生や仕事を豊かに実りあるものにする為には、自己認識力が大切。
自己認識力とは、自分自身を理解する力と外の視点から自分を理解する事。
多くの場合、外の視点が、欠けていたり弱かったりして独りよがりの自己認識をされているケースが多い。著者はその様々な事例を用意し、本書で説いている。
自己認識とは、自分自身と他人からどう見られているかを理解しようとする意志とスキルの事。
これが出来る人は7つの柱を持っていると著者は語る。
その7つの -
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部下の仕事へのモチベーションを高め、進捗を促すにはマネージャーやリーダーは「進捗を阻害する要因を取り除き、進捗そのものをサポートする」ことを最も重要視すべき。
この考え方は、「人材の適材適所な配置や、有形無形の報酬によって人は動機付けられ、結果として仕事が進捗する」と当たり前のように考えてきた多くの人にとっては、にわかに信じ難いもののように思える。
しかし本書で紹介されている膨大なデータや、日誌という形で提供された働く人々の生の声が、大事な事を見逃していたことを教えてくれる。
翻訳でかつボリュームがあり、読むには苦労しましたが、マネージャー必読の書だと思います。
マネージャーでなくてもセルフマ -
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ネタバレ6軍まである早稲田ラグビー監督の、チームメンバーひとりひとりの個別プロジェクトの思考と指針についての記録。
著者が提唱するVSSなるメソッドを説明した後は、選手と独自に立てた目標設定から達成までの道のりに真摯に向き合ってきたエピソードが続く。監督が練習を見ることができるのは1軍と2軍の一部に限定されている。なのにどうして全メンバーの個別プロジェクト管理が可能なのか、信じられない思いで読み進めた。
そしてこんな仮説が頭をよぎった。
ラグビーは相手チームの壁のわずかな隙をこじ開けるようにぶつかりながら、時に思いもよらない発想で創造的にゴールを目指す。当然、そのバリエーションは多く、柔軟性に富