奥田弘美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
執筆当時89歳で精神科医70年のキャリアの方。関西弁の語り口調がそのまんま文章になり、飾ってなくて読みやすく、心が穏やかに「これでいいんだ」と、どのタイトルも共感できた。ご自身は戦時中に医師を目指し、大変なご経験をされてきているからこそ、器が大きく大勢の患者さんと向き合って助けて来られたのだと思う。自分もこの著書で救われた。
特に共感したのは
【人を変えることにエネルギーを使わない。
「自分がどうしたら快適に過ごせるか」にエネルギーを使う】
【情は、執着の証】
【一人で生き方を計画したって、そのとおりには絶対にいかない。
だから、細かく計画はしない】
運命=人とのご縁
特に人生を変えるよ -
購入済み
心が救われる。。。
いい歳になって、色々な不安を覚えるようになりました。将来のため、法律のこと勉強しなきゃ必要な物を準備しておかなきゃ、と考えていたところにこの本と出会いました。
読んでいると、確かに、と思えることが多くて、そんなに上手くいかないとしても、何もこんなに不安にならなくても良いのかな。と思えました。「幸せでなければいけない、と思わない方が幸せ。」「細かく計画はしない。」「仕事の質は、中途半端で大いに結構。」「孤独死、大いに結構。」など、目次を見ているだけでも、ああ、なんだか、こんなに焦って変になるのはやめよう、と思いました。
もちろん、「大いに結構」といっても、周りにひどい迷惑をかけないように事前 -
Posted by ブクログ
マインドフルネス本、2冊目。
「私たちの脳や心は過去や未来に関する思考に常にさらされているので、そんな自分に気づき(これが大事)、それらに飲み込まれない、シャットダウンの時間を作ることが必要」ということを改めて再確認。ここがマインドフルネスの肝なんだな。
そして、マインドフルネス瞑想の元祖であるブッダの「無常」の考え方がわかりやすく紹介されていたことがよかったし、この「無常」の意味をちゃんと理解していないと、マインドフルネス瞑想の意義も中途半端になってしまうんだな、と思った。
また、この本のいいところは、手軽に行えるマインドフルネス瞑想がたくさん紹介されている点。瞑想は特別なものではなく -
Posted by ブクログ
この本読んでまさかの3週間で3kg減!このところストレスによる食べ過ぎで太ってた分を取り返しただけではありますが、正直驚きました。(半年続けてるウォーキング、筋トレとの併用なので、この本だけの結果ではないのですが、ウォーキングだけでは3kg太ったわけで…)なんだ、痩せないのは食べ過ぎだったのか。(※参考までに、私の体重はBMIでいうと20~21です)
この本に書いてあるのは、ダイエットを試みる人にとっては当たり前のことばかりではありますが、デブ脳(?)の私にはその当たり前が難しい。「腹八分目」って簡単に言うけどさあ…と思い込んでいたけれど、腹八分目、食べ過ぎない、お腹に丁度良い量ってどういう -
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過緊張というワードによって、日頃の鬱屈とした状態を明示的に捉えることを可能にしてくれる。あれ、なんか気分が乗らないなーという不安定な感情に向き合うきっかけとなる。
3つのRの中の最重要はレスト。特に睡眠。筆者は睡眠の重要性を繰り返し強調する。何はともあれ質の良い睡眠をとること、これに尽きるのだなと。
個人的に公私問わずタスクや心配事が重なりそこに体調不良などが合わさると、もうどうにもならない自分がいる。そんな時は冗談でなく一日中眠る、またはNetflixのドラマを徹夜視聴したりやり場のない負のサイクルに落ちることが多々ある。これ過緊張状態と言っても良い打ろうと本書から学ぶ。1-2日自堕落に -
Posted by ブクログ
仕事やそれにまつわる人間関係が辛すぎて、ここで言う過緊張状態が続き症状も出ていた時期が5年ほどあった。
確かに無意識のうちに過去に読んだ本、観た映画ばかりを再読再視聴していた。
何故新しいモノに触れると疲れるのかなと思っていたが過緊張状態故だったのか。
心の充電池の充電具合を意識すると言うのも面白い。
レベルに応じてレスト、リラクゼーション、レクリエーションを使い分けるのが良いとの事。
しかし「仕事外の時間以外も仕事の事ばかり考えてしまう」って言うのがどう頑張っても自分には辞められなかった。
辞められた唯一の方法は、仕事を辞めた事だった。
1番辛い時期にこの本に出会えていたらちょっとは対策出