あらすじ
会社で働いている以上、ストレスがない人なんていない!
誰もがストレスを抱え、仕事をしている現代社会。
「昇進して初めて部下を持ったら、仕事がうまくいかず自分がうつになってしまった」
「テレワークになったら上司も先輩も仕事を教えてくれなくて困った」
「不本意な異動があって、会社に行きたくなくなった。出社しようとすると涙が出る」
「会議でもっと効率よく時間を使おうと提案したら、『若手が文句言うな』と非難された」
こんなピンチには、誰もが陥る可能性があります。
「会社やめたいかも…」と思ったら、本書をぜひ読んでみてください。
2万人以上のメンタル危機に対応してきた、精神科医・産業医の著者が、あなたの「会社がしんどい」を解決します!
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Posted by ブクログ
本書は、精神科医・産業医・労働衛生コンサルタントの先生が執筆されたものである。「会社がしんどい」という事象に対して、原因と対策が非常に具体的に解説されているように感じた。メンタルケアに関するような書籍はあまり読んだことがなかったので、とても勉強になった。まずは何よりも健康でいることが重要であると思うので、無理をせず、比較をせず、自分なりに頑張っていきたい。
おわりにで紹介されていた3つのRも意識し、Restの確保を最優先して平日を過ごし、休日にはRelaxationやRecreationも取り入れられたらよいなと思う。
①Rest:休息と睡眠(心身を休ませることが最も重要な基本)
②Relaxation:くつろぎ(ソファで寝そべって日光浴、家族とゆっくり過ごす、自然でのんびり過ごす、ストレッチやマッサージ)
③Recreation:気晴らし(遊びや娯楽)
Ⅰ 「会社がしんどい」のはなぜ?
・会社がしんどいと感じる6つのキーワード
①同調圧力→つかず離れずのスタンスで対応
②過緊張→リラックスする時間(緩み時間)をつくる(睡眠、スマホから離れる、家事をサボる、習い事をキャンセル、人に会わない・遠出しない)
③変化ストレス→すべての変化はストレスになることに注意(無理をしないということか?)
④成果ストレス(周囲と協力して仕事+個人としても成果を残す)→とにかく焦らない。まずは健康をキープしてコンスタントに真面目に働く姿勢、周りと比べない
⑤人間関係ストレス→会話を「聴く」、「質問する」、「伝える」の3ステップでとらえ、コミュニケーション・エラーを解消
⑥リモートワーク→疑似運動(勤務前に10~20分程度歩く)でON/OFF切り替え
Ⅱ 危機は3回訪れる
・若手:22~30歳、中堅:31~45歳、ベテラン:46~60歳頃に分けられる
・中堅→公私ともに責任が大きい(最も過労と変化ストレスの高い世代)
・子どもが小さいときは焦らない、比べない
・育児ストレスが高いときは頑張りすぎない(段々楽になっている気がする)
・睡眠(平日6時間以上)や休日に仕事から完全に離れられる時間が大事
Ⅲ カラダとココロがラクになる!
・睡眠→寝る1~2時間前にはスマホやPCに触れない、夕食や団らんを楽しむ、夕方からはカフェインを避ける、寝る2~3時間前に夕食を済ます、暗く静かで適切な温度の寝室で眠る
・食事→栄養バランス(赤(たんぱく質)1:黄(炭水化物)1:緑(野菜や海藻)1)、遅くなるときは分割食べ(7時頃に黄、帰宅して赤・緑(腹5~7分目))
・運動→ながらウォーキング(通勤中に取り入れる)
・こころ→自分の心が本当にしたいと思うことをする(ワクワクすること、心身が落ち着くリラックスや休息をとること、健康によく気持ちのよいこと、自分の価値観に合った活動をして心地よい充実感を味わうこと)、自分のストレスサインに敏感になる(不安感、怒りっぽくなる、感情のムラ、他人への嫌悪感など)、ストレス源から距離をとる/関わりを薄める(休暇をとる、家庭に何かあれば帰りに寄り道でリラックス、睡眠や食事によるセルフケア、変化を増やさない)
Posted by ブクログ
途中まで気づかなかったが、著者の奥田弘美さんは中村恒子先生の本で以前から知っていた。
ただ気づく前の時点で既に高評価しつつ読んでいたため、大きな影響はなかった。
うちの会社もこんな産業医さんだったら良かった。
不信感を募らせている自分には身に染みる内容ばかりであった。
セルフケア、林住期の準備始めたい。
Posted by ブクログ
過緊張など自分の状態が的確に表現され納得いく助言が多かった。結局、ストレスはいかに自分の状態を把握し、レスト、リラクゼーション、レクリエーションでバランスとっていくのかが大事か分かった。
Posted by ブクログ
ストレス系の話をかなり幅広く押さえられている本。
内容や文体は堅苦しくなく平易な部類です。
ケーススタディも色々と種類があるのでマネージャー層にも良い本なのかなと思いました。
Posted by ブクログ
ありきたりな言葉抱えてるような感じをするけどもまぁ結構中身はいい感じ
日本人の悪い癖: スパイト行為。自分の利益が減ったとしても他の人の利益を減らすことをよしとする。
幸い自分にはあまり当てはまらない。
vdt作業の合間20分ぐらいちょっとした単純作業とか画面を見ずに書類を読んだり考えたりする時間を挟むのも良さそう。
勤怠不良なくそうキャンペーン。月に3日以上、それが2ヶ月連続する場合は、産業医との面談を強制的にセットする。
ポジティブな移動の理由の例: 移動先の部署が停滞しているため、新しい視点や考え方を投入して活性化してほしい。
Posted by ブクログ
仕事をしていて、「しんどいな。辛い。」と思ったら読んで欲しい。
そのしんどい、辛い原因と改善案が書かれています。
自分では限界を感じている時にこの本に出会い、気持ちが楽になりました。
自分に当てはまる箇所を読むだけでもよいです。
Posted by ブクログ
中村恒子先生の本をきっかけに読んでみた。
一般的によく聞くような内容ではあるが分かりやすかった。
人によって色々なストレスがあると思うが、とにかく睡眠不足を解消する事が第一優先だと感じた。
[覚えておきたい事]
☆ 通常7~8時間の睡眠が必要な一般的な体質を持つ人を6時間しか眠らせない実験で、精神的・身体的なパフォーマンスはどんどん低下していき、2週間後には「2日間徹夜した人」と同程度になり、さらに「初めの数日はパフォーマンスが低下したと感じたが、そのあとはさほど実感がなかった」と言っていた。つまり慢性的な睡眠不足に陥って、そのせいで仕事にミスが生じやすくなっていても自覚できない。
☆ストレス対処の3つのR
「Rest」(レスト):休息と睡眠
「Relaxation」(リラクゼーション):くつろぎ
「Recreation」(レクリエーション):気晴らし
この順番が大切。
良質な睡眠と食事をとって心身を正しく休めてからでないとどんなに良いリラクゼーション法やセラピーも効果がでない。また、ストレスがかかると即、スポーツやショッピングや旅行のようなレクリエーションを行う人がいるが、それも心身の疲労を上乗せしてしまう。楽しい旅行でも変化や緊張のある体験になるので、レストやリラクゼーションがしっかり取れてからにする。
☆うれしい変化であっても、身の回りのすべての変化はストレスになる。
「変化に変化を重ねない」ことも大切。例えば異動したときに一念発起して習い事やダイエットを始めてしまうと、ストレスが倍増してしまう。
Posted by ブクログ
第I部 「会社がしんどい」のはなぜ?
1章 同調圧力:
2章 過緊張:「仕事が気になって眠れない」はキケンなサイン
・睡眠を優先する日を作る
・スマホから離れる
・家事はさぼる
・緊張を感じることはキャンセル
・休日に人に会わない
3章 変化ストレス:「うれしいこと」も重なるとストレスに
・春は誰しも変化ストレスで苦しむ季節
4章 成果ストレス:
・会社人生は長い。とにかく焦らない。
会社に出社し、与えられた仕事をそこそこやっているならまずはよしとしよう。
・周りと比べない
5章 人間関係ストレス:
上司と部下の人間関係が薄い
→人間関係が構築されていないので、適切な指導にもかかわらずパワハラとされてしまう。
→普段からコミュニケーションを密にとり、部下の仕事に対する価値観やニーズを知ること
6章 リモートワーク:
第II部 危機は3回訪れる!
7章 若手:「学生気分」を引きずると、こころのトラブルに
8章 中堅:公私ともにのしかかる責任がストレスに!
9章 ベテラン:体力が落ち、健康不安もストレスになる
第III部 カラダとココロがラクになる!
10章 睡眠:ストレスが続いたら睡眠を最優先に!
11章 食事:「いい加減な食事」が不調とうつを招く
12章 運動:忙しくてもできる「ながらウォーキング」
Posted by ブクログ
「変化に変化を重ねない」ということは気をつけていきたい。
また、「心身の不調が出ている場合は、まずは心と体を適切に休ませて治療するのが最優先」というのは必ず守っていきたい。
「睡眠と食事でしっかりrestをとって疲れた心身を癒したのちに、緊張を緩めるrelaxationの時間を過ごし、そして余力や時間があればrecreationを楽しむ」という順序でストレス解消を行なっていきたい。
Posted by ブクログ
心と体の状態は密接に関係している。
会社からストレス源をなくせるのが理想だけど、完全になくすことは不可能。それよりストレス耐性を高めるためにセルフメンテナンスを大切にする方が現実的。
Posted by ブクログ
中堅社員は育児など、家庭でも会社でも仕事が増える。
育児で際は、焦らない、比べない、頑張り過ぎないを意識する。
将来を担う子供を育てるという大仕事をしていると捉える。
ストレスサインが増えてきたら、ストレスから逃げる。〜しなければならないより、〜したいを優先する。
Posted by ブクログ
本書の事例から、過緊張、変化ストレス、成果ストレスなどに晒されていることを実感した。過緊張が続いてる時は、睡眠を優先する、家事はサボるなどして、心身の回復を第一優先にしたい。読んで良かった。
Posted by ブクログ
メンタルについて、たくさんの事例をあげて詳しく説明されている本でした。
3つのRを大切にすることを守って、自分の心を守っていきたいと思いました。
Posted by ブクログ
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仕事が気になって眠れないとか、同調圧力がひどくてやってらんない!というあなたへ。
最大の“ストレス源”は、会社という組織そのものだとしたら、それはしんどいですよね
…
仕事人生で危機は3回訪れるらしく、なるほどそうだよねと。
食生活含め、知っておいて良い内容です。
お盆明けは憂鬱ですが、自分で自分のゴキゲンがとれますように。