あらすじ
『心に折り合いをつけて うまいことやる習慣』、待望の続編!
「人生100年時代」の後半戦に待ち受ける、憂鬱なあれこれと、うまいこと折り合いをつけて生きていくコツを、92歳の精神科医・中村恒子先生と、54歳で同じく精神科医の奥田弘美先生のコンビが対談形式で語り尽くします。
老い、孤独、人間関係、終活など、シニアの深刻な悩みにそっと寄り添い、答えを出してくれる一冊です。
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92歳と54歳の精神科医の対談形式の人生論の本。老いを感じている54歳と老いとうまく付き合って生きている92歳。自分も達観した人になれるのだろうか…。自分の悩みなんて、ちっぽけなものだと教えてくれた本だった。
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うまいことやる習慣、の次の本。
p168からの延命治療の実態。詳しく書かれていて勉強になった。漠然と延命治療はしたくないと思っていたけど、やっぱり詳しく知ると家族にこの「延命治療要りません」の決意を伝えておきたいと思った。
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一人でいることが好きな自分にとって、"一人では可愛そう"という価値観が違う人との関係に悩んでいましたがこの本を読んで背中を押された気がしました。
高齢となった時、一人の時間をどれだけ楽しめるかもかなり重要。
後半の延命措置等の内容も具体的な説明があって今知ることができてよかった。
数年経ったらまた読み返すと思います。
この本に出逢えて良かったです。
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心やおつきあいの断捨離が必要だなーと50を超えてから急に実感した。そのまんまの本。あ、この考えでいる人、他にもしかも人生の先輩でもいるんだ、と思い力づけられた。体が衰えるのを受け入れるのは、心がむずかしいかもしれないけど、そうなると思いながら予防や今できることを諦めないのって大切。今の連続が生きるってことだよね、と頭では理解しました!実践できるかどうかは、、、心がけます、というところかな。できるかな?90
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読んでる間は心が楽だった
目の前のできることをやるしかないと。
そしてさっさと寝るに限る。
張り合ってしんどくならず、大いに脇役であろう。若い人の手助けができればそれでいい。
歳をとることは解放だと思おう。
同じようなことを書かれてる本はあっても本当に実践して人生を終わろうとしてる人が言っていると 思うからか納得できる
あとがきで自分で施設に電話して入所されたと書かれていて涙が出てきた
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『心に折り合いをつけて うまいことやる習慣』の続編。92歳の精神科医・中村恒子さんと54歳の精神科医奥田弘美さんのコンビの対談形式で、カッコよく生きる方法が語られた一冊。精神科医の語りということで、今ここに集中するマインドフルネス絡みの話や、長生きするための食と睡眠の話もあり面白い(戦争の時代を生き抜いた人は本当に強い心を持っているなと)。人生を極めた人の究極の心の処方箋といえる作品で、読むと元気になれるし、人間関係で悩んでいる人に特にオススメ(読めば悩んでいたのが馬鹿馬鹿しくなるハズ)。
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中高年向けの内容かな..と思いつつ、読んでみましたがアラフォーの私にも心に響く読んで良かったと思える一冊でした。
20代、30代の時ほど自分はどうあるべきか他人からどう見られてるかを過剰に気にして生きていたなぁと思います。大切な事は自分がどうしたいかを考えて行動すること、今この時を生きること。
今の若い世代はSNSに囚われ過ぎているなぁと思います。ただ生きること食べることに必死で何をするにも今より手間と時間が掛かった時代を生き抜いた方々のお話しはとても為になります。若い世代にも読んでほしいです。
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生き方についての本。自分はまだ50代にもなっていないが、参考になる考え方が多かった。目の前のことをやって、余計なことは考えない。マインドフルネスが大事。夜は不安になりやすい、不安や自己嫌悪に苛まれたらさっさと寝る。人間関係は狭い方が楽。等々
安心のできる話が多かった。後半の終末医療についての話だけは自分の親のことを考えてしまい、怖くなった。
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死ぬときは地位も名誉も関係なしや。あの世には何も持って行かれへん。どんな活躍してきたか、どう生きてたかに関係なく、人間いつか死ぬの。
せやったら眉間にシワ寄せて、仕事で自己実現しないとあかんとか人生充実させないととか考え過ぎずに目の前の仕事をたんたんとこなしながら気楽に生きていったらええと思うけどなぁ。
完璧はないしみんな不完全ですよ。自分が持っているもの、やってきたこおにもっと目を向けましょうよ。
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うまいこと老いる生き方、とありますが、そのためには、老いる前からの考え方や行動が重要なのかもと思いました。
例えば、身体が動くときにいろんなことをする、というような言葉は、老いる前に日々充実させておくということの裏返しなのかなと思いました。
とはいえ、今日が人生で一番若い日。
だとすると、自分ファーストな部分をもち、日々を大切に、今できることを必死にすることが必要だと思いました。
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先生にそう言われたらクヨクヨしてた私が飛んでいく。そんな本でした。
恒子先生との対話形式はどこか自分事であり他人事。
誰しも悩みは尽きないけど、やり過ごしてみようかなと思えてしまう、不思議な魅力がある。
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非常に良い1冊でした。
また何年かして読むと、感じ方が変わるのかなと思います。
今はまだ自分の死とか、親の死や介護についても、ぼんやりしているので。
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書店に行く度に気になっていた本です。思い切って読んでよかった。腑に落ちるとはこのことか、と想う事ばかり。
本書の中では、『ふと、40代後半になって、「私はこのままでいいのかな」という不安が湧き上がってきて眠れない』という女性を例に『漠然とした不安』について教えてくれます。
○無意識に他人と自分を比べていないかチェックすること
○自分の人生の不完全なところにばかり目を向けないこと
○不安の根っこを探し、それを解消するような行動をする
彼女の場合は、『老後に一人になってしまう不安』という根っこが見つかり、『一生付き合える親しい友達が欲しい』という答えが見つかりました。そして、友だちに誘われていたボランティア活動に参加することでより親しくなり、新たな友だちも出来、少しずつ不安な時間が減ったそうです。
わたしにも、不安のようなちょっとした"モヤモヤっとした気分"を感じることが増えてきました。
それは何なのか?
アドバイス通り、わたしもモヤモヤの根っこ探し。見つかりました。モヤモヤ解消です。心を掘り出すって大切ですね。楽しみが増えました。
92歳の中村恒子先生は、元気で明るく何をも『こだわらない』、その生き方を聴く(読む)だけで、自然とポジティブになります。
『今は「自己実現の呪縛」を抱えている人が多くて、・・・』
『友達が多い方がいいというのは、思い込み。
たくさんの人と関われば関わるほど、価値観が合わない知り合いが増えるだけ。』
『かとにかく寝る』
嫌なことがあっても、自己嫌悪になっても、疲れても・・・etc、寝る。
天晴れです。
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どんなことでも基本的には自分で決めたことと思うことが大切。そういう自分軸を意識して、周囲から刺激をかけ立てられる欲望に囚われないようにすることで、うまいこと老いていけるんだなぁと思った。
見た目の老化にしても抵抗を感じる人が多い中、アンチエイジングの波に飲まれずに自然体で生きることの良さを語られていた。
また私が一番恐れている「孤独」に対しても、上手に向き合われていた。
今の時代はなんでも便利になり、やりたいことの時間がかからなくなった。だからこそ余った時間が増え、余計なことを考えて寂しくなるのかもしれない。
何かに没頭できれば、孤独を感じることも減るのではないか。
また、人に依存しないことの大切さとして、寂しさを紛らわせるために同じ人とずっと一緒に過ごしすぎると、嫌なところが目立ってくるもの。
人は本来違っていて孤独な生き物だと受け入れることで、適度な距離感で良い人間関係を築くことができる。
こう言った考えに「なるほど」と理解はできるものの、まだまだ心からは受け入れることはできないので、たまに本書を読み返して思い出せたらいいなぁ。
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2024/05/19予約 58
生きていくため、生活費のために働いていた時は、向いている仕事か?やりがいがあるか?など考えることもなく目の前の仕事をすべてハイハイと受けていた。その時代のほうが幸せだった。
とあり、忙しく暇が無いのはいいことだったのかも、と改めて思った。その時代にメンタルが…などと言っていたら、生存できなかったのだろう。
もちろんその時代に戻る事はできないし、昔はなかった今ならではの悩みもあるので、どちらがいいとも言えないが。
すべてを正しいと受け入れることはないけど、考え方の一つとして覚えておこうと思った。
あと、孤独を嫌がらず仲良くすること。他人と関わらないためストレスも減る、人と比べないため気持ちも安定、そして最後は、みんなひとり。
気の合わない人とは付き合わない。
92歳の中村先生が昔は、など暴走しかけると、50代の奥田先生がうまく今もこんなことが…と方向を変えていく、それがあったからこそわたしたちはストレスを感じないで読めたのかも、と後で気づいた。
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前作の「心に折り合いをつけてうまいことやる習慣」がとても良かったのでこちらの本も気になりました。タイトル通り老後の話が多く出てきたのが若干戸惑いましたが、どの年代においても共通する大切な生き方を学ぶことができたなと思います。奥田先生のあとがきを読んで心配になり、中村恒子先生が現在どうされてるのか調べてみたところ、2023年8月に逝去されたとのことでした。最後にこちらの本を残してくださり、感謝しかありません。本当にありがとうございました。
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私は奥田医師と同世代。
その奥田医師の大先輩にあたる中村先生との精神科医師同志の対談。
中村先生の話を聞いていると、自分の悩みなんかちっぽけだと感じる
「自分が自分の1番の味方、自分を大切に心も体もお世話をしよう」、はい了解しました!
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老いることは、自分の身体が思うように動かなくなること。
だからこそ、自由に動けるうちに好きなことをやっておくこと。
頭ではわかっていても実践が難しいことだけど、後悔なく死ぬにはそれしかないんだな。
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よく言われている事が書かれているだけだけれど、改めて人生の先輩に言われると心がほっとした。
一番心に残ったのは、「今」を大切に生きる!ということ…
つい〈老後に備えろ〉〈残りの人生そのままでいいんですか?〉〈よりよく生きよう〉〈レベルの低い人とは付き合うと時間の無駄です〉〈ミニマムに生きよう〉などの文句に不安を煽られ、色々な物を切り捨ててスマートに生きるのが良いと先導されてしまうが、それぞれ個人のペースで好きなように生きたらいいんだよなと思わせてくれた。
医師が語る、高齢者に対する終末医療のあり方に対しての本音も興味深かった。日本は死ぬことについて、あまりにも否定的すぎると常々思う。
Posted by ブクログ
相手をどうにかしたい、他人を動かして状況をどうにか変えたいと諦めていないうちは、悩みがどんどん大きくなります
とにかくネガティブな話題には、乗らないこと
余計なことをすればするほど、終末期の苦しみを助長すると結論付けられ、高齢者の自然死が推奨されるに至った
日本の医療は良くも悪しくも、延命至上主義なのです
歳を取るって言う事は、どんどん自分で自分の体が動かせなくなっていくということ
Posted by ブクログ
「戦時中はそんなことに悩んでいる暇がなかった」というようなお話が多かったが、中村先生のおっしゃっていることに何ひとつ間違いがない分、心が弱って精神科に相談に行ってこれを言われたら、自己嫌悪もあいまって絶望しちゃいそうだと感じてしまった。考え方のヒントになる部分は多い。