山形石雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今回はちょっと違った切り口で面白かった。今回はモーラにスポットをあてつつ、敵方の謎も解いてた感じ。最初の展開には驚いたけど、しっかりまとまるところにまとまったかな、という印象。
しかし、前巻のパターンでくると思っていたのでまさか違うパターンでくるとは思わなかった。でも飽きずに読めるし、バトルシーンではかなり引き込まれてしまいました。
思わず歯を食い縛りたくなる、そんな感じですね。
モーラさんすげぇよ、モーラさん。
そこまで考えてたんだね。さすが。
しかし、まだ7人目がわからないこの状態、うわー、なんて先が気になるんだ。絆もできてきたところで、密かに疑心暗鬼な状態、なんか胸アツなんですが。
とい -
Posted by ブクログ
ルルタとニーニウの悲恋が産んだ悲劇。
とにかく読んでて胸がいたかった。英雄として崇められてるルルタも所詮はやっぱり人間なんだよ。恋だってしたくなるし、怖くもなるし。
ニーニウだってそう。
皆を助けたい、その気持ちが大きかったけど、ルルタへの愛に目覚めたらやっぱりねぇ。
でも時代がそうさせてくれなかたったんだよね。
ニーニウがホンマに救いがない。辛い。
その後ルルタを殺すための道具として作られたチャコリー。
チャコリーも辛い。わかるけど、このような魂の作り替えにより、ルルタを愛して、殺すとか。
でも、だんだんと色んな伏線を回収してきてる気がしてる。
ハミュッツ=メセタ。
この人の死んでからの活躍 -
Posted by ブクログ
アニメから入ったので結末は知っているのですが、
上手い具合に読ませてくれるなぁ、と感心しました。
人が死ぬと『本』になる世界。
遠い過去に亡くなった人の『本』を読むことで、その人の人生を
追体験するというのは面白いな、と。
そこに未来予知と恋愛を絡め、かつアクションを組み込んで
纏めてしまうあたり、上手いと思います。
というか、この世界観を作り上げただけでもスゲーな、と。
これから全10巻、楽しませてもらいます。
【収録内容】
第一章 爆弾と『本』と灰色の町
第二章 爆弾と姫様とさまざまな人
第三章 爆弾と人間と風の進路
第四章 爆弾と司書と常笑いの魔女
第五章 抜け殻と敵と死