裏切りの容疑をかけられた一人の真面目な武装司書、ヴォルケン
捨て子だった彼は武装司書たちに育てられた。そうして成長していくうちに「いつか正義を貫くあの人のようになりたい」とヴォルケンが憧れたのは前、館長代理のフォトナという男だった。現館長代理ハミュッツに疑念を抱き、とうとうとある事実にたどり着いた彼は、武装司書に反旗を翻す!憧れだった武装司書を裏切ってまで貫き、取り戻したかった正義とは。
そして彼の貫く正義に必要な重要人物の女とはあの―!!
一人の救われない男の話。
彼が命を賭して守っていた正義とは偽りのものだった……