山形石雄のレビュー一覧
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「………ニーニウ。僕は君を守る。君を守るためだけに戦う。
君のために、僕は本当の救世主に、ルルタ=クーザンクーナになってみせる!」
『戦う司書』シリーズ第9弾。
ついに次の巻で終わるらしい…。
長かったぜ。途中なんつーか、「方向性間違ってない?」とかいろいろ思ったけど、ようやっと最終巻に漕ぎ着けられた(いや、作者私じゃないけど、結構大変だった。追っていくの)
でも、ここまで読んでやっぱり思うのが、この人の世界って、善人や正直者は絶対に救われないってことだよね。
最後にもし、救われるのだとしても、それがあまりに不合理だと思う。
それに、ルルタ=クーザンクーナが「真の幸福」を願う理由がさ、なんてゆーか、予想の範囲内だったのがなんかちょっと悔しいんですが。
もうちょっとその理由を捻ってほしかった…と思うのは私の我儘なんだろうか。
それにしてもニーニウとノロティってなーんか似てると思う。
なんだろう?この世界においての異質さ。
山形世界でいうなれば、愚かさになるのかもしれないけれど。
そういったものが酷似してると思う。
ただ、その生の終わり方が極端だっただけでね。
神って存在はどれだけ傲慢なんだろう?と思う。
そう思えば、たぶんニーニウも傲慢なんだよね。
自分がそんな世界を見たくないという理由で、世界を滅ぼすことを決めるんだから。
そんな選択はその世界を生きる人間にやらせるべき。
勝手に誰かが決めていいものではない。
だって、実際に自分を犠牲にしてでも守ろうと思ってる人がいるんだから。
ニーニウも最期まできちんと信じてればよかったのに。自分の愛した人を。
そして自分を愛してくれた人を。
これ読んでて有川浩の『塩の街』を思い出しました。
結構設定は似てるんですけど、『塩の街』の方が大人である分、思い切りがよくて、んでもって自分勝手ですよね。
私はそれでもいいと思うんですけど。
とりあえず、最終巻が楽しみです。 -
Posted by ブクログ
ルルタとニーニウの過去が明かされましたが
扉絵、なんかおかしくないか。
超・目がキラキラ少女マンガのように見えた。
そして流れも少女マンガ。
菫の咎人やハミュの過去も明かされて
残りはハミの能力が気になるところです。
どんななんだろ…
ルルタ自身は運命や周りに翻弄された可哀想な人生だなぁと思います。
ていうかもうすでに神だろこいつ。
その時のルルタが清浄眼を持っていれば…なんて思っても仕方ないですが。
ウインケニーやコリオを見て思ったのですが
本喰いに食われると、消化されるまでは仮想臓腑ないで生きてるのかなー。思考が。幸せに生きても臓腑内で眼が覚め、また消える…?
不思議な能力だ…ていうか本になったんだから静かに寝かせてくれ的な。
さて、次は最終巻!
名残惜しいですが刮目して待ちます! -
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ぎゃああああ!ノロティー!いきなりか!いきなりかよ!
どうでもいいですがアニメノロティの衣装は原作の3倍セクシー。
エンリケとノロティのペア、すごく好きだったのになあ。
でも個人的にはノロティがいいコスギで…コスギ…
いい子すぎて感情移入の点では難しいです。
エンリケの心理描写が切ないです。
キャラ萌えな自分からすると新キャラ・ユキゾナ、ユーリ、ボンボがいい感じでした。とくにユキゾナはキャラデザがかっこいい。ユーリはなんかコサックな感じ。
全世界VS武装司書という大きな戦いも見ごたえがあって楽しかったです。
ボンボの魔法とユキゾナの魔法が面白い。 -
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『この世界の、どこにも僕の望むものがないことに。この世界があることに君がいて、僕がいる、そのことに絶望している』
『戦う司書』シリーズ第8弾。
一気に突然、急展開。
あまりのことにしばし呆然自失。
あらすじに『世界の理が変わる瞬間が訪れようとしていた・・・。』ってあるけど、違うだろ!
世界の理が変わるなんてレヴェルじゃないだろ!コレ。
世界滅びようとしてるぞ。
前巻の『虚言者の宴』が幕間だと思ってて、ここから第二部みたいなのが始まると信じて疑っていなかった私には、本当驚愕。
ただ、ね。マットアラストがね、いい人に少し見えた。
いや、私かなり影響受けやすいし、ころころ考えること変わるけど。
一貫してマットだけは嫌いだったんだ。
自分勝手で、散々酷いこととかしといて、それでも『本当は誰も殺したくない』とか『誰も傷つけたくない』とか言ってて。
都合がいいのにもほどがある!って思ってたけれど、なんとなく、この話読んで、『ああ、マットも所詮ただの人だったんだな』って思いました。
人間なんだから、弱いところとか強いところとか醜いところとか綺麗なところとかあって当然なんですよね。
ただ、山形作品のキャラには絶対に感情移入は出来ませんけれど。
どうしても、自分側に引き付けられない。
もし、『戦う司書』シリーズを7巻まで読んでるのなら、読んでみてもいいかもしれない。
2巻くらいまで読んで、『好きだ』と思った人は迷うことなく突き進め! -
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「だって、どこかで誰かが幸せになったら、それは全部あたしのものなんですよ。こんなに良いもの持ってるの、すごいことだと思うんです。」
『戦う司書』シリーズ第6弾。
すみません。よもやこのシリーズで泣くとは思いませんでした。
ノロティの出てきた巻『雷の愚者』で、結構彼女を批判したような気がしましたが・・・うん、私の心が汚れてた。
なんてゆーか、馬鹿なんですけど、ただひたすら馬鹿なんですけど、果てしなく優しい。
たぶん、ノロティの優しさは誰をも幸せにはしないけれど(だって馬鹿だから)
そうして、この巻で気がついた。
面白くないなー。楽しくないなー。そう思いながら読み続けていたのは、私ノロティとエンリケの二人が好きだったからだってことに。
この二人が出てくると、ほっとするんですよね。
結局この山形世界では、優しい人や、人間らしい人、誠実な人、そんな人たちは不幸にしかならないんでしょうね。
自分勝手に欲望のままに突き進んで、自分のためなら何をしても平気って人しか生き残れないし、幸せになれない。
そんな絶対に救いのない世界。
ありがちなのはわかるけど、いくらなんでも主要人物殺しすぎだと思う。 -
Posted by ブクログ
テレビアニメ化、ということで平積みになっていました。
前々から気になっていたので購入、シリーズ第一作です。
人が死んだら、その記録が本としてどこかで発掘される世界。
本に触れたらその人の人生の断片を見ることができる世界。
生活水準は今から百年から二百年ぐらい前だろうと(一部現代水準)思われる世界。
人と、神との距離が今ほど離れていない世界。
世界設定がかなり気に入りました。
話の流れも、まとまっていてとてもきれいです。なんでしょうね、えーと。
予定調和。
あまり無駄な文章がないような、すべての言葉と文字に意味があったと思える話。
そのうちシリーズ揃えてもいいかなと思いました。
それなのに星が三つな理由は、私の恋愛小説あまり共感できないという個人的な感情。
なので、勝手に☆の数が少なめですが、ライトノベルの中ではかなり水準高いんじゃないでしょうか。
ちょっと、暗めですけど。
個人的にこれはハッピーエンドだと思います。