あらすじ
反乱を防ぎ、ふたたび平和を取り戻したバントーラ図書館に突如異変が。書架を守る役目を担う衛獣たちが、自らの護衛領域を脱走し、武装司書たちを襲撃しはじめたのだ! 総動員で衛獣に立ち向かう武装司書たちだったが、館長代行のハミュッツが一向に姿を現さない。敗色濃厚になる中で、ハミュッツから全職員に通達されたのは、武装司書の本来の意味と、この世界にまつわる衝撃の事実だった――! そして、最下層では「天国」がついに動き出す。世界の理(ことわり)が変わる瞬間が訪れようとしていた…。新人賞大賞受賞シリーズ第8作!
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Posted by ブクログ
なんだこの怒濤の展開。ってくらい前巻とはうってかわって急展開となっております。
だんだん最終章に続く感じに仕上がってます。
エンリケさんの変貌にも驚き。
ユーリとユキゾナにもスポットをあててました。とにかく目が離せなくて、一気に読んでしまいました。
おかげで少し寝不足です。
菫の願いも出たことだし、先がどうなるか、全く予想できません。
最後まで目が離せません!!
Posted by ブクログ
ウサギのアップリケの理由とか、腐壊波動誕生の意味とか、心優しき悪党の本心とか…最高です。
一番は彼女の言葉「わたしと友達になったら世界滅ぶわ。世界救おうよ?だから、殺しあおうよ」
Posted by ブクログ
まさに、急展開。
前巻は何だと言いたいくらいに、ストーリーが駆けて行ってビックリ。
いや、安定しないからこその面白さだとは思いますが、それでも驚きが隠せない。
Posted by ブクログ
ユキゾナ萌え。
まあ、いきなりそれは置いておいて。
ミレポの驚愕ぶりやキャサリロの取り乱し方がちょっとかわいいと思ってしまった。
菫の願いは、なんとなくそうかなーと思ってたけど
やっぱり彼に託されたんですね。
でもあんまり役に立ってないところがかわいい(笑
ユキゾナの過去は切なく、マットの過去は青い。
というかこんな過去だったのか! と驚きまくりでした。
そして、思っていたよりもルルタが優しかった。
羽毛…ふんわり…
Posted by ブクログ
まさかの結末!!・・・・と思いきや、
あとがきで続くようなことをおっしゃっていました^^;
とにかく作品が全般的にミステリアスで謎が多いので、今後も期待大です♪
Posted by ブクログ
ある意味驚きのネタばらし状態に。
まさかこれほどあっさり喋るとは思いませんでした。
館長命令(?)なら仕方がない…んでしょうか?
いやでも、もうちょっと待ってくれないと
やりたい事もできなかったのでは??w
ここまで準備をしたというにも関わらず、それが徒労に終わってしまった組と
知らなくて呆然としていた組。
それを見ながら、己の野望を達成してしまった人。
普通じゃないとは思っていましたが
これほどまでとは…すごいです。
過去に出てきた人はあれですか、菫さんですか。
だとしたら、唯一の友人を手にかけたわけですよね?
それほどまでにして守る世界、なのでしょうか?
むしろ世界を創った人が死んだ場合、結局世界は滅びるんじゃないでしょうか?
支えなしになど、存在できるものなのでしょうか?
で、結局『戦う』人も『司書』もいなくなっちゃったわけですが
これ題名どうするんですか??
Posted by ブクログ
『この世界の、どこにも僕の望むものがないことに。この世界があることに君がいて、僕がいる、そのことに絶望している』
『戦う司書』シリーズ第8弾。
一気に突然、急展開。
あまりのことにしばし呆然自失。
あらすじに『世界の理が変わる瞬間が訪れようとしていた・・・。』ってあるけど、違うだろ!
世界の理が変わるなんてレヴェルじゃないだろ!コレ。
世界滅びようとしてるぞ。
前巻の『虚言者の宴』が幕間だと思ってて、ここから第二部みたいなのが始まると信じて疑っていなかった私には、本当驚愕。
ただ、ね。マットアラストがね、いい人に少し見えた。
いや、私かなり影響受けやすいし、ころころ考えること変わるけど。
一貫してマットだけは嫌いだったんだ。
自分勝手で、散々酷いこととかしといて、それでも『本当は誰も殺したくない』とか『誰も傷つけたくない』とか言ってて。
都合がいいのにもほどがある!って思ってたけれど、なんとなく、この話読んで、『ああ、マットも所詮ただの人だったんだな』って思いました。
人間なんだから、弱いところとか強いところとか醜いところとか綺麗なところとかあって当然なんですよね。
ただ、山形作品のキャラには絶対に感情移入は出来ませんけれど。
どうしても、自分側に引き付けられない。
もし、『戦う司書』シリーズを7巻まで読んでるのなら、読んでみてもいいかもしれない。
2巻くらいまで読んで、『好きだ』と思った人は迷うことなく突き進め!