山形石雄のレビュー一覧

  • 六花の勇者 4
    相変わらずのどんでん返しっぷり。
    最初は「まあなんだかんだ言ってもなんとかなるはず」と思って読んでいても、どんどん状況が絶望的になって、「ほ、本当に大丈夫…?」ってハラハラ感がすごい。
    伏線があったから「合図」はなんとなく見当がついてたけど、やっぱりぐっと来た。
    そしてどうなる次巻。
  • 戦う司書と恋する爆弾 BOOK1
    うーん。発想としては面白かったですし、展開も先を読ませない感じでよかったのですが。
    司書って、関係あるのでしょうか(いえ、登場はしますけど)伏線?が多いのと一巻完結?でないせいでちょっと世界観がぼんやりしていたというか、視点が多すぎてあいまいになってしまった感がありました。
    あと感情移入しづらい……...続きを読む
  • 六花の勇者 3
    第2巻に比べるとやや失速気味に感じたのは、今回は主役のアドレッドが全くといっていいほど活躍しなかったからだろうか。
    本作ではゴルドフにスポットが当たっており、彼の過去が明らかになり、そして謎も彼が解決する。地味に(笑)

    ストーリーもだんだん複雑になってきた。

    誰が「本物」で誰が「偽物」なのか。
    ...続きを読む
  • 六花の勇者 3
     前後編の前編ならまだしも、1冊がこれで終わりなのかと思うとじりじりするなぁ。元々1話完結をうたっていないシリーズだからしょうがないのだけれど。期待してしまうじゃないか。
     謎解きパートが薄いのが残念。
  • 六花の勇者
    ただ単純な「勇者たちによる魔王退治」なファンタジーものではなく、推理小説的な「犯人探し」「密室の謎解き」要素が含まれていて、設定自体は非常に面白い。
    けれども惜しいかな、最終章の謎明かしは非常にあっさりとしたもの。犯人の正体も、ある意味従来のセオリー通りであまり驚きも得られない。
    文章の勢いはあるの...続きを読む
  • 六花の勇者 3
    魔神を倒す6人の選ばれし勇者、
    だが集まってみればなんと勇者は7人いて——?

    誰が本物で、誰が偽物なのか

    勇者達の疑心暗鬼行、怒濤の第三巻

    今回は再び舞台に上がって来たナッシュタニアと、
    彼女の忠臣ゴルドフがメインキャスト
    ついにドズーとの関係も明らかとなり、
    魔神に近づくにつれどんどん真実に...続きを読む
  • 六花の勇者 2
    ファンタジー物のラノベの皮をかぶった本気のミステリー小説。今回も面白かった。最後まで来てオチにびっくり。まだ続くようなので期待。
  • 戦う司書と神の石剣 BOOK4
    ミレポックが主役でしたねーあの世界で流行っている服がわからん(笑)
    教団の裏に迫った話。
    ラスコールの招待について、後半の違和感が拭えなかったが、あぁ、やっぱりなって感じでした。
    踊らされてるミレポックがなんとも言えない…その方が幸せなんだろうけど。
    アルメの覚悟というか意地はかっこよかった。
  • 戦う司書と虚言者の宴 BOOK7
    今までの激しい展開から一転。
    激しい戦闘がないぶん物足りないけど、水面下でバンバンいろんなことが起こる起こる。
    いろんな人達の思惑が見えてきて絡まり合い、これが後々どうなるのか。
  • 戦う司書と神の石剣 BOOK4
    神溺教団と武装司書の関わりなんかのいろんな裏側が見えてきたけれど、結局どんな話と聞かれたら、一途すぎる愛の話と言うしかない。
  • 戦う司書と絶望の魔王 BOOK9
     視点が、随分変わって絶望の魔王へ。
    ルルタの行動は分からなくもない。けど、なんかなあって感じ。
    一人の幸福のために殺されて苦労して悲劇が生まれた数が多いなんて、どうなんだろう。
    そんな風に考えさせられた作品。
  • 六花の勇者
    千年前、世界を絶望に陥れた魔神を一人の聖者が封じた。魔神がまた目覚めるとき、聖者の力を受け継ぐ六人の勇者が現れ、魔神を再び封印する。そういう定めになっていた。しかし魔神が目覚めたとき、魔神の復活を阻止すべく集まった勇者は七人だった。全員その体の一部に、勇者の証である六花の紋章を浮き上がらせて。七人の...続きを読む
  • 六花の勇者
     これぞラノベ!という感じの文章に読む気失せそうになりながらも、謎が謎を呼ぶ展開に続きが気になって一気読みしてしまいました。

     魔王を倒すために選ばれる「六花の勇者」は文字通り6人。ところが、実際に集まったのはなぜか7人で……。霧に閉ざされた空間の中、誰が真で誰が偽なのか、誰を信じ誰を疑うのか、命...続きを読む
  • 戦う司書と神の石剣 BOOK4
    シリーズ第4弾。

    ミレポの成長が面白かった。マットアラストも良いキャラクターですねぇ。この巻でマットのイメージが掴めてきました。清濁併せ持った頭のいいキャラクター大好きです。

    ミレポと敵対するアルメという少女も、一途で可愛らしい人物だったのですが、その一途さを向ける対象が悪役だったので、まったく...続きを読む
  • 戦う司書と追想の魔女 BOOK5
    間違ってシリーズ第5弾を読んでしまった。
    話が繋がってないようで、繋がっているらしく、設定その他もろもろよく分からないまま読み進めマシタ。

    まずは、本巻副主人公ヴォルケンがかわいそうです。ただひたすらかわいそう。どこかで救われれば良かったのですが、救われてないような気がします。まあ、現実とはこんな...続きを読む
  • 戦う司書と雷(いかずち)の愚者 BOOK2
    シリーズ第2弾。このシリーズは巻ごとに主人公が変わるのですね。
    1巻目の主人公は、シリーズを通しての主人公となるのでしょう、きっと。

    この巻の主人公ノロティがかわいい。ありがちな、まっすぐで優しい性格の少女ですが、自分の目指すものに対しては芯の強さを見せる強気な面もあります。ハミュッツにおびえると...続きを読む
  • 戦う司書と恋する爆弾 BOOK1
    ちょくちょく宣伝を見て気になっていた本なので読んでみた。

    ラノベと思って読んだら、最初から「人間とは何か」という難しい問いかけを使ったダークな世界設定。その設定の使い方も単純だけど分かりやすく使っていて上手いなと思う。

    読みやすい文章のアクションファンタジー。設定も壮大な割に1巻読んだだけでわり...続きを読む
  • 戦う司書と世界の力 BOOK10
    やっと終わった、というのもありますが
    この継母2(仮)のような戦闘の仕方は…。
    懐かしいあの曲が脳内で流れてました。

    最後の最後で明かされた全て。
    だからあれほどまでに戦闘が好きで、走っていたのか、と。
    そして出てくる大量の人達。
    このために、繰り返し広くて、けれど狭く密集した人達が
    繰り返し出て...続きを読む
  • 戦う司書と荒縄の姫君 BOOK6
    初っ端から驚きの現実を突き付けられました。
    じゃぁどうする?! というより、どうなる?! 状態の1名。
    『本』を手に持ち、読みながら過去を見て
    歩きながら未来をどうするか考えます。

    いつだって、救う側は何も考えていません。
    ただ、何もない意志だけ。
    それに救われるのは、いつだって考え過ぎている人。...続きを読む
  • 戦う司書と絶望の魔王 BOOK9
    そして滅びゆく世界。
    そして思い出される過去。

    いや…うんすごいね、としか言いようがないです。
    もう誰一人、手段を選んでいないというか。
    そのせいか、普通の人が、すごくすごい人に思えます。
    清廉潔白??
    純粋さが、ものすごく際立ってるというか…。

    それしか考えられなくて、それしか考えてないという...続きを読む