山形石雄のレビュー一覧
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ネタバレ千年前、世界を絶望に陥れた魔神を一人の聖者が封じた。魔神がまた目覚めるとき、聖者の力を受け継ぐ六人の勇者が現れ、魔神を再び封印する。そういう定めになっていた。しかし魔神が目覚めたとき、魔神の復活を阻止すべく集まった勇者は七人だった。全員その体の一部に、勇者の証である六花の紋章を浮き上がらせて。七人のうち誰かは勇者の同士討ちを企む偽者。疑心暗鬼に勇者たちの心が囚われる中、矛先が向いたのは、自称「地上最強の男」アドレットだった。
ピエナ国の姫で世間知らずの「刃」の聖者ナッシェタニア、その姫に忠誠を誓う若い騎士ゴルドフ、新しい神「火薬」の力を宿す聖者フレミー、猫の動きをまねる剣術使いハンス、当代最 -
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ネタバレこれぞラノベ!という感じの文章に読む気失せそうになりながらも、謎が謎を呼ぶ展開に続きが気になって一気読みしてしまいました。
魔王を倒すために選ばれる「六花の勇者」は文字通り6人。ところが、実際に集まったのはなぜか7人で……。霧に閉ざされた空間の中、誰が真で誰が偽なのか、誰を信じ誰を疑うのか、命を懸けた偽物探しが始まります。
世界観はがっつり異世界ファンタジーですが、ミステリー要素を多分に盛り込んでいて、謎解きもわりと理論的で無理のないあたりが好印象でした。これで、「トリックは人智の及ばぬ超魔法でした☆」とかいうオチだったら投げ捨てているところです。軽いラノベなのにしっかりした謎、とい -
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シリーズ第4弾。
ミレポの成長が面白かった。マットアラストも良いキャラクターですねぇ。この巻でマットのイメージが掴めてきました。清濁併せ持った頭のいいキャラクター大好きです。
ミレポと敵対するアルメという少女も、一途で可愛らしい人物だったのですが、その一途さを向ける対象が悪役だったので、まったく報われず可哀そうでした。しかし、このシリーズで一番幸福を感じていた人物ではないだろうか、と思います。
生きていたら、後々ミレポのライバルになりそうなのに、お亡くなりになって残念です。
さて、このシリーズ。毎巻主人公なり副主人公なり重要人物が死んでいますが、死んだら本になる世界だから、1冊の本ができ -
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間違ってシリーズ第5弾を読んでしまった。
話が繋がってないようで、繋がっているらしく、設定その他もろもろよく分からないまま読み進めマシタ。
まずは、本巻副主人公ヴォルケンがかわいそうです。ただひたすらかわいそう。どこかで救われれば良かったのですが、救われてないような気がします。まあ、現実とはこんなもんなんだろうけど、小説だからちょっとくらい救われてもいいんじゃないかと。
主人公のオリビア。悲しいけれど、強かな女性。この人のせいで、すべての騒ぎが起こっている結構重要人物と思われます。とっても単純な願いを叶えるために行動を起こすのですが、結果、誰かの不幸せの上に誰かの幸せがある、ということをいい -
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ネタバレシリーズ第2弾。このシリーズは巻ごとに主人公が変わるのですね。
1巻目の主人公は、シリーズを通しての主人公となるのでしょう、きっと。
この巻の主人公ノロティがかわいい。ありがちな、まっすぐで優しい性格の少女ですが、自分の目指すものに対しては芯の強さを見せる強気な面もあります。ハミュッツにおびえるところなんか、可愛らしいですねぇ。
結構残酷な設定と話になっている本作ですが、こういうまっすぐな少女の性格が、一人の人間を助けたというストーリーに救われます。
このシリーズが気になっていた原因のイラストがノロティでした。今後もチラホラと出てきてほしいなぁ。 -
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やっと終わった、というのもありますが
この継母2(仮)のような戦闘の仕方は…。
懐かしいあの曲が脳内で流れてました。
最後の最後で明かされた全て。
だからあれほどまでに戦闘が好きで、走っていたのか、と。
そして出てくる大量の人達。
このために、繰り返し広くて、けれど狭く密集した人達が
繰り返し出てきていたのか。
ようやく最後できちんとした終了が出来たよな感じがする人が
ちらほらと出てきてましたし~というか、あの人のあの正確。
あれがどうしてあぁなった…というか、変わりすぎ?
全盛期って素晴らしい、と感心してしまいました。
道具は道具。
人は人。
手術シーンは、想像したら負け、です。 -
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初っ端から驚きの現実を突き付けられました。
じゃぁどうする?! というより、どうなる?! 状態の1名。
『本』を手に持ち、読みながら過去を見て
歩きながら未来をどうするか考えます。
いつだって、救う側は何も考えていません。
ただ、何もない意志だけ。
それに救われるのは、いつだって考え過ぎている人。
とはいえ、すごい作戦です。
これは確かに…と思いますが、まさかこっちにも手先がいたとは。
どうりで姿が見えないと思いました。
出てくる人、使いまわし(笑)だという所から考えれば
確実に分かるだろう状態だったのですが。
しかし…今回淡い恋物語、ですか??w -
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ある意味驚きのネタばらし状態に。
まさかこれほどあっさり喋るとは思いませんでした。
館長命令(?)なら仕方がない…んでしょうか?
いやでも、もうちょっと待ってくれないと
やりたい事もできなかったのでは??w
ここまで準備をしたというにも関わらず、それが徒労に終わってしまった組と
知らなくて呆然としていた組。
それを見ながら、己の野望を達成してしまった人。
普通じゃないとは思っていましたが
これほどまでとは…すごいです。
過去に出てきた人はあれですか、菫さんですか。
だとしたら、唯一の友人を手にかけたわけですよね?
それほどまでにして守る世界、なのでしょうか?
むしろ世界を創った人が死んだ場 -
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そういえば、あの混乱の中生き残った人がいました…。
彼女がその後どうなったのかは分かりましたが
こういうリサイクル(?)をされるとは…。
どうしてこう、問題の鍵的なものは、お膝元にあつまるのでしょうか?
かませ犬? と思わず呟いてしまったこの最後。
色々と性格が分かってきた故に、色々びっくりな状態ですが
理由を聞けば納得状態。
偶然(?)とは恐ろしい…。
しかしこの偽母、すごい過去です。
そしてやはり求めるものはそこなのですね。
全体が、どこが味方でどこが敵なのか。
何をそんなに隠しているのか。
見え隠れする『そこ』が非常に気にはなりますが
とりあえず、物品の管理は気をつけた方が良いかと思 -
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とりあえず視点に立った人どちらかが死ぬんじゃないだろうか? と
疑い始めた3巻でしたが、疑いは確実になってきそうな4巻です。
今回は自分を人だと思ってる…人? でいいんでしょうか?
しかし自らを相手にささげている人、ではあります。
それはそれで幸せだと思います。
が、相手があれ…。
再登場、といいますか何といいますか…。
狭い世界(?)ですから、死んでもまた再登場。
人によって、幸せは色々だと思いますけど…どうなんでしょう?
どれほど不幸な状態でも、ちょっとした楽しみや幸せは
あるように思えますが。
こう思う時点で、それは傲慢なのでしょうか?
とりあえず、己を知るのはよい事だと思います。 -
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爆弾を埋め込まれて、人を殺すように洗脳された人達。
その1人が題名の『恋する爆弾』の方で
標的にされているのが『戦う司書』の方。
非常に分かりやすい題名です…w
自分は人ではない、と洗脳された『爆弾』が出会ったのは
パン屋の青年と、青年の恋人と、触れると中が読める『本』の中の少女。
ほぼ真っ白な頭の中にできてしまった恋。
それも、ですが、ひたすらに素直にすべてを捉えてしまう状態が
ちょっと可愛らしく思えてしまいます。
幼児の初恋、みたいな?w
出会い、考え、そして終わる。
本の中の世界と、『爆弾』の世界。
リングになった瞬間、想いが重なった瞬間。
幸せだな、と思ってしまいました。
こうはな