杉山登志郎のレビュー一覧

  • 発達障害の子どもたち

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     著者の杉山登志郎氏は発達障碍者を幼少期から成人期まで長期間診てきた人で、データが豊富なので、他の発達障碍関係の本とは説得力が違います。よく一緒にされる精神遅滞と自閉症を合併している知的障碍、高機能自閉症とADHDの違いを解説しています。「第4章 自閉症という文化」「第5章 アスペルガー問題」は、自分では言葉で表現出来なかった自閉症の特性が解説されていて、目から鱗が落ちましたし、自閉症者の心情を代弁して下さっているように感じられて、とても感銘を受けました。自閉症者は一人一人症状は違いますが、このような世界に住んでいるんです。「専門家による治療より、家庭での教育が大切」「特別支援教育の重要性」「

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    2025年09月09日
  • 子ども虐待という第四の発達障害

    購入済み

    わかりやすかった

    杉山登志郎先生の本は、どの本も一般の人に理解しやすいように、平易な言葉でわかりやすく書かれた本ばかりです。発達障害を持つ方やご家族はじめ、支援をされている方など関わる全ての人への優しさや、実際に起きている問題(この本に関しては特に子どもへの虐待)を社会へ広く伝えたいという想いが伝わってきます。親は深く考えずに子供に関わってしまう部分がありますが、幼い頃の親の関わり方は子供の一生に関わるほど大切なのだと、この本を読んで改めて学びました。親の暴力や心理的虐待で、子供は人生のどのステージのどの場面でも、様々な問題を抱えて生きづらくなってしまいます。
    どんな立場の人でも絶対に学びがある一冊です。

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    2025年06月30日
  • 子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害

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    1番大切なのは"安心""多様性"
    安心させること
    これはただ優しいではない
    親、教師の軸があること
    そして、認めてあげること
    管理教育、チェック教育ではダメだ
    教えることは大事、そしてそこを伸ばしてあげること
    できないことにチャレンジすること
    何が大切か自分自身がわかっていること

    愛を持って、笑顔で相手と接する
    相手に与え続ける

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    2025年02月01日
  • トラウマ 「こころの傷」をどう癒やすか

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    発達障害の中でも虐待による発達障害的特徴に注目されていた著者のトラウマ治療の一般向け書籍。ACE’Sが注目されたり、ICD11にて複雑性PTSDが診断基準に入り、トラウマには注目をされている。依存症の背景にもトラウマを抱えている人は多い。トラウマ治療にはEMDRが有名であるが、著者がそれを改良し簡略化した治療として開発したTSプロトコール。薬物療法も含めて著者の複雑性PTSDに治療が一般向けに書かれていてわかりやすかった。

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    2024年12月12日
  • 子ども虐待という第四の発達障害

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    易変性 適応障害 愛着行動 定位行動 信号行動 接近行動 飛行場現象 離散的行動モデル 依存抑うつ 転換ヒステリー 自動化現象 水密区画化 過覚醒 蟄居(ちっ居)既往 自我状態 病理 ポリサージャリー 代償機能 世代間連鎖

    子ども虐待の通告件数は年々増加している。……今はもっと多い。
    「子どもや弱者を保護するための文化装置が働かなくなってきていることを、象徴的に表している」p12

    p26「乳幼児は瞬間を生きている」

    愛着の中核は官能的な記憶にあるp27

    人が持つ様々な感情は、愛着抜きでは成立しない。p28

    パースペクティブ(空間的、時間的、対人的な視点の移動を行うこと)……この機能の

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    2024年12月14日
  • 発達障害の子どもたち

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    授業のレポート課題用に参考文献にしました。わかりやすく精神科医の先生が書かれた本です。
    発達障がいとは、教職員をされているかた、目指されているかたにおすすめの一冊です

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    2024年07月04日
  • 子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害

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    ストーリー形式になっていて読みやすい。著者の意思が読みやすく伝わりやすい本なので、親の立場からしても勉強になる良書だった。

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    2024年04月30日
  • 発達性トラウマ障害と複雑性PTSDの治療

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    日常臨床上の必要に迫られて再読した。
    年々この書物の先見性と重要性が高まってきている、とひしひしと感じる。

    初読の時には読み流してしまった重要な所見もあった。
    自閉症とASD/ADHDは異なった病態であるという指摘は、多くの発達障害と関わってきた著者ならではの鋭い洞察だと思う。

    私は彼が創案した簡易パッケージに触発され、手動タッピングと神田橋條治によるコアラの気功とを組み合わせた技法を臨床で試みることにした。

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    2023年06月11日
  • 発達障害の子どもたち

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    発達障害の諸症状だけでなく、どのような場合にどの薬を用いるか、子どもの場合はどのような学校を選択するとよいのかなど、当事者の視点にたった説明に著者の人柄を感じる。当事者も支援者も、また一般社会でも、正確な知識や対処法についてまだまだ理解が不十分な分野だと思う。更に理解を深めたくなる。

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    2023年04月30日
  • 発達障害の子どもたち

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    臨床経験の豊富な医師が知見を盛り込んだ発達障害の良書。
    自立とは何か。通級や支援学級の目安など具体的に書かれており、参考になることが多かった。

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    2023年04月05日
  • 発達障害の子どもたち

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    豊富な臨床経験のもと、目から鱗の話が多かった。巷にあるこの分野の本を読んでいると、本質を忘れやすい。時々読み返したい。

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    2022年12月26日
  • 子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害

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    子育てで一番大事なことというタイトルであるが、愛着障害と発達障害のことが大変よくわかる。特に第3章の「発達障害を考える」できちんと整理ができた。

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    2022年07月06日
  • 子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害

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    ネタバレ

    「子育てに大切なことをわかりやすく普通の読者に伝えるにはどうしたらいいのか」、すべてを対話式にして物語と展開している著者の工夫に感激。面白いし、また読みたい。

    ■メモ:
    ・生物学的に適した妊娠出産年齢と、安定した子育てができる時期が一致しない。ヒトとしての生物的には、高校生くらいに産むのがベスト。しかし、育児に専念できる安定した環境がないたとだめ。

    ・男性も女性も高齢妊娠・出産のリスクを意識すること。

    ・愛着形成期である3歳くらいまでは、子どもに振り回される大人の存在が欠かせない。

    ・子育てに重要なキーワードは「安心」。妊娠中から母親が安心していること、出産授乳期を通して安心して赤ちゃ

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    2022年04月02日
  • 発達障害の子どもたち

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    発達障害とは何か?が体系的に学べる良本。

    本文の中にある、国語力が低いと自身の気持ちを表現できずストレスがたまり非行に走ってしまうというのは、
    発達障害の方だけでなく、健常者にも当てはまると思ったし、不安な気持ち、嫌な気持ち、それらを言語化することで気持ちの整理ができると学んだ。

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    2022年02月07日
  • 子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害

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    優先生推薦

    いい本だった。
    いろんな育児書があるが、「で、何をしたらいいの?しない方がいいの?」が対話式で知れる。乳幼児期から学童期まで書かれているので、極論もあるが、幅広い子どもたちの教育に対応している。

    ・子どもが3歳になるまでは夫婦共に労働時間を減らす

    ・睡眠は大切
     睡眠不足はイライラのもとで、安心とは真逆
     お父さんも含めて家族みんなで早寝親起きを

    ・社会全体が経済成長優先ではなく、子育て優先と言うコンセンサスを作ると良い

    ・体罰は脳の萎縮につながる

    ・トークン・エコノミー◎(褒め伸ばし、良いことをしたらシールなど。減点はなし)


    ・これからの学校は全体主義ではなく、個

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    2024年03月07日
  • 子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害

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    杉山先生が臨床を長くやられている中で感じていたこと、願っていること、伝えたいことなど様々なメッセージが盛り込まれている本です。
    一人の子育てをする母としては、
    ・3歳までは子供に振り回される(=子供中心の)生活を続けようと決意しました。
    ・規則正しい生活、特に早寝早起きはまず大人がやらないとな…私が早起きをしよう…
    ・情報制限もやはり大事なこと。youtube、テレビとの付き合い方はしばらくは大人がイニシアチブを取り、ルールを守らせていこう。
    …あたりを肝に命じました。

    子供を見守る社会人としては、不適切な養育が子に及ぼす影響を改めて感じ、里親などの社会的養護が整っていない現状をみると苦しく

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    2019年02月11日
  • 発達障害の子どもたち

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    とにかく物凄い情報量で、読むのが大変でした。
    ですが、それほど読む価値があるということ。
    しっかりと理解しておきたい話が多かったのでじっくりと読みました。

    発達障害に関しては研修も受けて自分なりに学んでいるつもりだったのですが、この本で語られる生の発達障害者の姿、事例、処置は、本当に貴重で、自分の理解の足りなかったこともスッキリとわかった。

    発達障害と児童虐待の関わりは盲点でした。
    たしかに虐待された子どもは、脳が萎縮すると聞いたことがありましたが、自閉症やADHDと似た症状が出るとは。
    この本では被虐待児についても、事例を交えて詳しく語られています。

    自閉症の話が個人的に興味深い。

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    2019年01月29日
  • 発達障害のいま

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    ネタバレ

    発達障害=発達凸凹+適応障害と言われているが、注意していると周りにも非常に多くの発達凸凹の人がいることに気づき、最近興味を惹かれ読むことになった。かく言う僕自身もかなりの発達凸凹があると自覚してはいたが、本を読むうちに自分のこともより理解できるようになった。
    発達凸凹は一般の人との感覚とは少しずれていることが多いが、そのずれは悪い点だけではなく良い点もかなりある。自分の凸凹を知ることで、周りとの関係性を築いていく中でのトラブルを減らすことができる。
    自分は普通で他の人と同じだと思っていては衝突することが多く、そう言う意味では発達凸凹のあるなしに関わらず、自分のことを知って相手との違いを理解する

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    2017年04月28日
  • 発達障害の子どもたち

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    発達障害について事例を基に噛み砕いてかかれている。そのため、知識を得るにはうってつけだと感じた。

    発達障害の概念がないと特別支援教育はできないと強く感じた。

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    2016年05月07日
  • 発達障害の子どもたち

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    発達障害の子を持つ親として、なかなか参考になる本がなかったが、本書は入門編としてとても優れている。
    一番いけないのは親が世間体を気にして子どもに適した方法を取らないこと。

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    2015年09月26日