杉山登志郎のレビュー一覧

  • 子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害

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    タイトルと内容が違うように思います。

    発達障がいを「個性」と表現するのを耳にします。我が子2人は今で言うところのASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)。診断を受けた頃は私も「個性」と思ってましたが、それはやはり違うのではないかと思うようになりました。

    なので、「発達障害は個性ではない」と言う杉山先生の言葉には、すっきりしました。

    この本では「愛着障害」に重点が置かれているので、「発達障害」という言葉にひるまず、子育て中の方、妊娠中の方に特にお薦めかなと思いました。

    「発達障害ではなく、発達凸凹」という表現がいいです。

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    2018年10月28日
  • 子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害

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    ネタバレ

     杉山先生の愛着障害・発達障害についての一般向けの本。架空の教授杉本先生と女性編集者の対談形式とすることで、オリンピックやめるべきとか、新自由主義は子供を幸福にしないとか、自由奔放な(一部はトンデモ)意見を表明している。小児科医から見て、ちょっと見方が違うな、と思う部分もある。しかし、一般の方が読んで、愛着形成の重要性を理解してもらうにはちょうどよいと思う。学校の問題に対する主張は特に自由で、幼稚園6年生とか、どうみても実現不可能(笑)。

     個人的には、この本を読んで、これからは小児科医もトラウマ治療をある程度勉強しなければいけないなあ、と意を新たにした次第。

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    2018年09月25日
  • 発達障害のいま

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    発達障害と発達凸凹の違い。虐待・トラウマとの関連。
    遺伝子とエピジェネティクスと発達障害との関連など
    多岐にわたって分析されている内容です。
    とくに虐待とそのトラウマからくる凸凹ではなく障害に
    なってしまうことについて、詳しくかかれているのと
    それが遺伝も含めて、連鎖すること。その連鎖が環境因子と
    なってエピジェネティクスとの関連で発症していくこと
    につい多くかたられています。
    虐待については、絶対に関係ないと思うのですが、何が
    トラウマになっているのか?自分も何をトラウマとして
    もっているのか?些細なことかもしれないが。
    ということをかんがえさせられてしまうところもあります。
    凸凹は確かにお

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    2017年02月19日
  • 発達障害の子どもたち

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    子どもだけではなく、大人であっても、成功体験というのは大事なもので、失敗から学ぶとも言うけども、結局のところ成功を目指しているわけで、成功なくしては何が失敗かも分からないというか。成功ばかりで挫折を知らないのも問題だろうけど、発達障害を持つような子であれば、そんな心配もないだろう。子どもにとって一番実力を発揮できる環境を見つけられたら良いんだろうけども。
    少々学術的なというか、論文的なところが多くて、良くも悪くも説得力はあるけども、少々読み通すのにしんどいところもあり。でも参考になるところもいっぱいあった。

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    2015年06月17日
  • ギフテッド 天才の育て方

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    視覚優位、聴覚優位について具体的な記述で分かりやすく書かれている。聴覚優位の自分としてはその記述で普通と呼ばれる認知との違いを改めて知ることができた。
    個人的に最近思うのは、当事者に必要なことは自己評価を上げることと、クロックスピードを上げることの二つである。マイノリティー向けのメディアやコミュニケーションはやはり少なく、それに慣れるためにはこちらから努力するしかない。
    他者の気持ちが分かりにくかったり、オーラルだけの議論で内容が分からないことは今でもしばしばある。それを乗り越えるには、例えば喋るスピードで絵を描く、一次記憶を拡張して話の内容を絵で覚える。手帳に相手の気持ちを把握するのに必要な

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    2015年01月04日
  • ギフテッド 天才の育て方

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    多くの場合は発達に偏りのある天才。偏り方も多様であり,視覚優位型,聴覚優位型がある。極端に偏りがなくても全ての人も能力の凸凹はある。その意味では自らの能力を発揮できる場所にいる人は幸せである。発揮できずに苦手なことばかりを要求される場所にいる人は不幸だな。

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    2014年08月10日
  • 発達障害のいま

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    発達障害臨床における最前線。入門書と想定して読み始めたので、理解不能な部分も多かったけど、新書ならではのライブ感も手伝って面白く読めた。「発達障害とトラウマ」「発達障害と精神科疾患」との関連性をここまで深く掘り下げたものは初めて読んだ。発達障害とは、精神障害以上に根が深い障害なんだなぁというのが素朴な感想。「発達障害=発達デコボコ+適応障害」という視点による理解で、モヤモヤしていたものがスッキリした。ここに書かれてあることが、10年後にどのような評価を受けているのか。

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    2012年05月30日
  • 発達障害のいま

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    発達障害と精神科疾患が気になったので。
    第五章のトラウマの処理の治療過程で泣いてしまった私は弱いのか。
    反抗挑戦性障害の子の対処法を詳しく知りたかった。
    家庭環境の大切さを感じると同時に脳神経に因果する障害の無情さ?も知った。

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    2012年05月11日
  • 発達障害のいま

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    71点。1980年代以降「病気じゃないのに変な人」がゴロゴロ出てきて、そんな人たちにはとりあえず「発達障害」という病名がつけられた。トンデモも含めてこのような本が相変わらず数多く上梓されているのはそれだけ社会の関心が発達障害に向いているからに他ならない。今ではカテゴリは内部でさらに細分化されいろいろな病名がつけられていて、発達凹凸という言葉はこの本で初めて知った。
    「凹凸」という言葉は「障害」という言葉を使わないことで病気ではないという意味がこめられているみたいだが、とりあえず病名探索してそれまでの病気のカテゴリにない人が出てきたら、新たな病名作成。また出てきたら、、これを繰り返す。このような

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    2011年10月26日
  • ギフテッド 天才の育て方

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    2011.09.04. この杉山登志夫さんという方は、クラスメイトに借りた障害児教育の冊子でよく執筆なさっています。2Eや発達凸凹など、知らなかった考え方がいっぱいでした。視覚優位性、聴覚優位性の世界というのは、私は想像するより仕方ありません。きっと、全然違って見えるんだろうなぁ。

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    2011年09月05日
  • 子ども虐待という第四の発達障害

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    貧困、虐待の連鎖、発達障害が相互に影響しあっている事がわかった。幼い頃の劣悪な家庭環境によって生涯にわたって苦しむ人生があるのだなとも感じた。

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    2010年04月19日