杉山登志郎のレビュー一覧

  • トラウマ 「こころの傷」をどう癒やすか

    Posted by ブクログ

    Audibleで拝聴。
    トラウマ治療の臨床例が紹介されていて、分かりやすかった。最近の精神科医療はここまで進んでるのかと驚くのと同時に、医者ではなくても取り組める簡易ケアなども紹介されており、医者にかかるのは当然として、自分たちで対処できる方法を知れたのは大きかった。

    人によって心の強さは違うし、私が耐えてきたことでも、他の人にとっては耐えがたいことかもしれないし、それが障壁になってるなら取っ払ってもらうことは大切だと思う。みんな我慢してるのよ、乗り越えてなんぼ、なんてセリフが役に立たないことは実体験で分かっているので、具体的な手立てが載っているこの本は本当に役立った。

    もっとちゃんと読みたいので、本も買いました。

    0
    2026年09月26日
  • 世界一やさしいトラウマ入門 心はどう傷ついて、どうやって治るの?

    Posted by ブクログ

    トラウマを治療する事は可能なのかと思った本。逆にトラウマなのに違う治療方法してたら効かないとか なんだか気持ちがざわつく本、でもまた読みたいような
    精神はナマモノだから時々みつめないとぁと

    0
    2026年08月30日
  • 発達障害の子どもたち

    Posted by ブクログ

    発達障害というものに対して、関わってきた児童のケースを使い非常に分かりやすく解説されている一冊。
    抽象的な内容は最低限に、事例ケースの話が多くを占めているため、勘違いや誤認も少なくないジャンルに対し、読後は解像度が非常に高くなった。また、治療が不可能なものでなく、適切に向き合うことで社会にきちんと出ることが出きるという希望も持てた。
    自身の子供と向き合うのに非常に助けとなると感じている。

    0
    2026年01月02日
  • 発達障害の子どもたち

    Posted by ブクログ

     著者の杉山登志郎氏は発達障碍者を幼少期から成人期まで長期間診てきた人で、データが豊富なので、他の発達障碍関係の本とは説得力が違います。よく一緒にされる精神遅滞と自閉症を合併している知的障碍、高機能自閉症とADHDの違いを解説しています。「第4章 自閉症という文化」「第5章 アスペルガー問題」は、自分では言葉で表現出来なかった自閉症の特性が解説されていて、目から鱗が落ちましたし、自閉症者の心情を代弁して下さっているように感じられて、とても感銘を受けました。自閉症者は一人一人症状は違いますが、このような世界に住んでいるんです。「専門家による治療より、家庭での教育が大切」「特別支援教育の重要性」「薬は必要な時に適量を飲む」を訴えています。正式な診断は下されていないけれど、高機能自閉症を疑っていて、「適切な治療や教育が受けられたら、今頃引きこもり状態にならずにすんだのに」と悔しい思いでいっぱいです。発達障碍について主張したければ、この本を読んでからにして欲しいです。一人でも辛い思いをする発達障碍の子供がいなくなり、皆、幸福な人生を送られますように。

    0
    2025年09月09日
  • 子ども虐待という第四の発達障害

    購入済み

    わかりやすかった

    杉山登志郎先生の本は、どの本も一般の人に理解しやすいように、平易な言葉でわかりやすく書かれた本ばかりです。発達障害を持つ方やご家族はじめ、支援をされている方など関わる全ての人への優しさや、実際に起きている問題(この本に関しては特に子どもへの虐待)を社会へ広く伝えたいという想いが伝わってきます。親は深く考えずに子供に関わってしまう部分がありますが、幼い頃の親の関わり方は子供の一生に関わるほど大切なのだと、この本を読んで改めて学びました。親の暴力や心理的虐待で、子供は人生のどのステージのどの場面でも、様々な問題を抱えて生きづらくなってしまいます。
    どんな立場の人でも絶対に学びがある一冊です。

    0
    2025年06月30日
  • 子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害

    Posted by ブクログ

    1番大切なのは"安心""多様性"
    安心させること
    これはただ優しいではない
    親、教師の軸があること
    そして、認めてあげること
    管理教育、チェック教育ではダメだ
    教えることは大事、そしてそこを伸ばしてあげること
    できないことにチャレンジすること
    何が大切か自分自身がわかっていること

    愛を持って、笑顔で相手と接する
    相手に与え続ける

    0
    2025年02月01日
  • トラウマ 「こころの傷」をどう癒やすか

    Posted by ブクログ

    発達障害の中でも虐待による発達障害的特徴に注目されていた著者のトラウマ治療の一般向け書籍。ACE’Sが注目されたり、ICD11にて複雑性PTSDが診断基準に入り、トラウマには注目をされている。依存症の背景にもトラウマを抱えている人は多い。トラウマ治療にはEMDRが有名であるが、著者がそれを改良し簡略化した治療として開発したTSプロトコール。薬物療法も含めて著者の複雑性PTSDに治療が一般向けに書かれていてわかりやすかった。

    0
    2024年12月12日
  • 子ども虐待という第四の発達障害

    Posted by ブクログ

    易変性 適応障害 愛着行動 定位行動 信号行動 接近行動 飛行場現象 離散的行動モデル 依存抑うつ 転換ヒステリー 自動化現象 水密区画化 過覚醒 蟄居(ちっ居)既往 自我状態 病理 ポリサージャリー 代償機能 世代間連鎖

    子ども虐待の通告件数は年々増加している。……今はもっと多い。
    「子どもや弱者を保護するための文化装置が働かなくなってきていることを、象徴的に表している」p12

    p26「乳幼児は瞬間を生きている」

    愛着の中核は官能的な記憶にあるp27

    人が持つ様々な感情は、愛着抜きでは成立しない。p28

    パースペクティブ(空間的、時間的、対人的な視点の移動を行うこと)……この機能の障害がある。p34
    サリーアン問題だな。

    解離……心身の統一が崩れて記憶や体験がバラバラになる現象の総称p38

    防衛反応としての解離性健忘とPTSDの麻痺症状に違いはあるのか。

    離散的行動状態モデル……生理的な状態と意識状態とがワンセットになった行動状態の間をスイッチを切り替えて移動することを表した行動モデルである。

    p85しかし虐待のような反復性のトラウマの場合には、徐々に刺激内容にかかわらずフラッシュバックが引き起こされるようになる。被虐待児は、体の警戒警報が鳴りっぱなしの状態となって、すべての刺激に検討を行わず即座に過剰反応を示すようになるのだ。
    普通の外傷体験との相違

    虐待的な対人関係以外は存在しなくなる……虐待的きずなp98

    なぜか虐待家族は子どもが多い。(支配-隷属 の関係でしか人間関係を築けない歪んだ愛着を持つ人が家族を作るのだから……当然と言えば当然である。)

    過去につながれた自己意識から離れ、自分を大切な存在として新たにとらえなおす作業
    (歪んだスキーマからの解放か)




    0
    2024年12月14日
  • 発達障害の子どもたち

    Posted by ブクログ

    授業のレポート課題用に参考文献にしました。わかりやすく精神科医の先生が書かれた本です。
    発達障がいとは、教職員をされているかた、目指されているかたにおすすめの一冊です

    0
    2024年07月04日
  • 子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害

    Posted by ブクログ

    ストーリー形式になっていて読みやすい。著者の意思が読みやすく伝わりやすい本なので、親の立場からしても勉強になる良書だった。

    0
    2024年04月30日
  • 発達性トラウマ障害と複雑性PTSDの治療

    Posted by ブクログ

    日常臨床上の必要に迫られて再読した。
    年々この書物の先見性と重要性が高まってきている、とひしひしと感じる。

    初読の時には読み流してしまった重要な所見もあった。
    自閉症とASD/ADHDは異なった病態であるという指摘は、多くの発達障害と関わってきた著者ならではの鋭い洞察だと思う。

    私は彼が創案した簡易パッケージに触発され、手動タッピングと神田橋條治によるコアラの気功とを組み合わせた技法を臨床で試みることにした。

    0
    2023年06月11日
  • 発達障害の子どもたち

    Posted by ブクログ

    発達障害の諸症状だけでなく、どのような場合にどの薬を用いるか、子どもの場合はどのような学校を選択するとよいのかなど、当事者の視点にたった説明に著者の人柄を感じる。当事者も支援者も、また一般社会でも、正確な知識や対処法についてまだまだ理解が不十分な分野だと思う。更に理解を深めたくなる。

    0
    2023年04月30日
  • 発達障害の子どもたち

    Posted by ブクログ

    臨床経験の豊富な医師が知見を盛り込んだ発達障害の良書。
    自立とは何か。通級や支援学級の目安など具体的に書かれており、参考になることが多かった。

    0
    2023年04月05日
  • 発達障害の子どもたち

    Posted by ブクログ

    豊富な臨床経験のもと、目から鱗の話が多かった。巷にあるこの分野の本を読んでいると、本質を忘れやすい。時々読み返したい。

    0
    2022年12月26日
  • 子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害

    Posted by ブクログ

    子育てで一番大事なことというタイトルであるが、愛着障害と発達障害のことが大変よくわかる。特に第3章の「発達障害を考える」できちんと整理ができた。

    0
    2022年07月06日
  • 子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「子育てに大切なことをわかりやすく普通の読者に伝えるにはどうしたらいいのか」、すべてを対話式にして物語と展開している著者の工夫に感激。面白いし、また読みたい。

    ■メモ:
    ・生物学的に適した妊娠出産年齢と、安定した子育てができる時期が一致しない。ヒトとしての生物的には、高校生くらいに産むのがベスト。しかし、育児に専念できる安定した環境がないたとだめ。

    ・男性も女性も高齢妊娠・出産のリスクを意識すること。

    ・愛着形成期である3歳くらいまでは、子どもに振り回される大人の存在が欠かせない。

    ・子育てに重要なキーワードは「安心」。妊娠中から母親が安心していること、出産授乳期を通して安心して赤ちゃんに向き合えること。

    ・0~3歳くらいの間は、子育て中の両親は共に働く時間を減らす。これが一番。そして幼い子供を持つ親が経済的に安心できる社会情勢を整える。

    ・生命はその本質として多様性を愛する。

    ・生命は多様でなくては。単一の形態は実にもろい。種としても、社会つまり生態系としても。そして、生命を多様な在り方への成長させる原動力は好奇心である。ー好奇心によって、住む環境を変えたり、個体によってさまざまな変化を起こす。好奇心に導かれ、多様な在り方へと成長することは、地球上の生命として文明の存在以前に規定された基本的な育ちの在り方なんだ。

    ・子育ての基本がヒトも生物であること。生物の基本が、多様性と好奇心であること。ー多様な子どもたちが、好奇心に支えられてたようなせいちょうをしていくこと、それが良いことなんだ。

    ・愛着形成は人間関係の基本。ー子どもの中に養育者が内在化する、つまり、養育者のまなざしがいつも子供を守る。ー交通事故や犯罪被害、戦争や大災害など自分じゃどうしようもないことに遭遇したり、大変な思いをしたとき、この内在化したまなざしが守ってくれるのです。本当に打ちのめされたとき、でもそれでも人生を頑張ろう、と思えるのは、自分の親や配偶者、子供が心に思い浮かぶから。しっかりと愛着を結んだ存在が助けてくれる。

    ・子どもは普通親と一緒にいるときが一番安心する。しかし、虐待やネグレクトを受けて育つと常に緊張が続く。生まれてから戦闘状態が続きっぱなしになる。それがトラウマになる。

    ・日本は問題が見えているのに、被虐待児への有効な対応方法を構築できないから、ただ無為に時間が過ぎ次世代への拡大していく。こうして子供虐待は、疫学統計の常識を破る増加を続け、次の世代にかかる社会的予算を増やし続けていく。

    ・母子家庭、父子家庭問題。

    ・女性の場合、ボーイフレンド問題もある。自分の育ちが不安定で、対人関係をうまく構築できない女性は、なぜか同じように不安定でしかも暴力的な男に惹かれることが多い。ー一度生活の困窮を経験すると、お金を稼いでくる可能性のあるボーイフレンドの顔色を窺うようになってしまう。こうなるともう子ども中心の生活を送ることは無理になるだろう。

    ・虐待によって脳が変わる。

    0
    2022年04月02日
  • 発達障害の子どもたち

    Posted by ブクログ

    発達障害とは何か?が体系的に学べる良本。

    本文の中にある、国語力が低いと自身の気持ちを表現できずストレスがたまり非行に走ってしまうというのは、
    発達障害の方だけでなく、健常者にも当てはまると思ったし、不安な気持ち、嫌な気持ち、それらを言語化することで気持ちの整理ができると学んだ。

    0
    2022年02月07日
  • 子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害

    Posted by ブクログ

    優先生推薦

    いい本だった。
    いろんな育児書があるが、「で、何をしたらいいの?しない方がいいの?」が対話式で知れる。乳幼児期から学童期まで書かれているので、極論もあるが、幅広い子どもたちの教育に対応している。

    ・子どもが3歳になるまでは夫婦共に労働時間を減らす

    ・睡眠は大切
     睡眠不足はイライラのもとで、安心とは真逆
     お父さんも含めて家族みんなで早寝親起きを

    ・社会全体が経済成長優先ではなく、子育て優先と言うコンセンサスを作ると良い

    ・体罰は脳の萎縮につながる

    ・トークン・エコノミー◎(褒め伸ばし、良いことをしたらシールなど。減点はなし)


    ・これからの学校は全体主義ではなく、個別に合わせた教育システムが必要。
    9歳までは集団教育ではなく、個別対応できる体制にする=幼稚園6年生の提案

    ・大多数の国では乳児院は存在しない。 
    性的虐待の被害も多数あり問題あり
     乳児院より里親の方が◎
     愛着形成の過程が始まる前に(生後6ヶ月より前)に里子に行くのがいい。

    ・家族のあり方は多様でいい
     レズビアンカップルに育てられた方がよい子に育つという傾向も。
     平安時代くらいの母系制の妻問い婚に戻せばよい?!(母系に財産権、夫は通い、出産は高校生くらい、育児はその上の世代が担う、母親の孤独は防げ、生物学的にも適齢期に出産できる)

    0
    2024年03月11日
  • 子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害

    Posted by ブクログ

    杉山先生が臨床を長くやられている中で感じていたこと、願っていること、伝えたいことなど様々なメッセージが盛り込まれている本です。
    一人の子育てをする母としては、
    ・3歳までは子供に振り回される(=子供中心の)生活を続けようと決意しました。
    ・規則正しい生活、特に早寝早起きはまず大人がやらないとな…私が早起きをしよう…
    ・情報制限もやはり大事なこと。youtube、テレビとの付き合い方はしばらくは大人がイニシアチブを取り、ルールを守らせていこう。
    …あたりを肝に命じました。

    子供を見守る社会人としては、不適切な養育が子に及ぼす影響を改めて感じ、里親などの社会的養護が整っていない現状をみると苦しくなりました。
    将来的に、里親という形で子を受け入れることも選択肢の一つとして考えても良いかなと思います。
    ただし、家庭が揺らぐことは間違いないので、娘が成人してからの話ですが。

    0
    2019年02月11日
  • 発達障害の子どもたち

    Posted by ブクログ

    とにかく物凄い情報量で、読むのが大変でした。
    ですが、それほど読む価値があるということ。
    しっかりと理解しておきたい話が多かったのでじっくりと読みました。

    発達障害に関しては研修も受けて自分なりに学んでいるつもりだったのですが、この本で語られる生の発達障害者の姿、事例、処置は、本当に貴重で、自分の理解の足りなかったこともスッキリとわかった。

    発達障害と児童虐待の関わりは盲点でした。
    たしかに虐待された子どもは、脳が萎縮すると聞いたことがありましたが、自閉症やADHDと似た症状が出るとは。
    この本では被虐待児についても、事例を交えて詳しく語られています。

    自閉症の話が個人的に興味深い。
    感情面では普通の人と同じでも、感覚過敏になってしまったり、抽象的な概念が理解できなかったり、過去の記憶が現在と並存するという、想像し難い感覚。
    筆者曰く〈文化〉だそうですが、以前『自閉症だったわたしへ』を読んだ時の不可思議な世界観の正体が明確に理解できました。

    特別支援教育の意義も再確認させられた本。
    発達障害者を子に持つ親はもちろん、発達障害者と関わるであろう職の人は、繰り返し読むべき本です。
    無関係に思われる人にも是非読んでほしい。
    それほどこの本には、発達障害者の理解や適切な対処を願う筆者の切実な思いがこもっています。

    0
    2019年01月29日