杉山登志郎のレビュー一覧

  • 子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害

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    対話形式で、最初はあれ?っと思った。
    でも対話形式だから、書きにくいことも書けるし、そこに強弱も生まれるので、直接の講義を聴いている生感が生まれてよかったなと思いました。

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    2025年04月01日
  • 発達障害の子どもたち

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    発達障害や知的障害のある子供の人生は親や先生しだいで大きく変わってしまうことがわかる。
    通常学級に適応できない子供は落ち着いて授業を受けることができない。通常学級の先生にはそういった子供に対応する知識や経験がないこともあるからしょうがないのかもしれないが。そういったなかで子供はなかば放置されることになる。
    養護学校では先生がその子に合う方法やペースをとってくれる。子供の発達や成長をうながすことができる。さらには就職についても学校がサポートをしてくれるようだ。障害者を雇用したい企業もできるだけ良い子を求めているというのが現実である。

    子供にできないことばかりさせてやる気や自信をなくさせるのでは

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    2025年03月03日
  • 発達障害の子どもたち

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    とてもわかり易く整理されている

    著者によると、発達障害の分類は「知的」「自閉」「ADHD・LD」「児童虐待」
    それぞれの問題点とどのように対応していくかまで考えてあるので、この一冊だけでもかなり頭の中が整理できる

    通常学級の1対40の状態に個別の支援を期待しないという言葉があるように、ただの理想論ではない内容に納得がいった

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    2025年02月17日
  • 発達性トラウマ障害と複雑性PTSDの治療

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    ネタバレ

    難しい文章で所々分かりにくかったりもしたが、最終的にはトラウマ処理の方法が図解でわかりやすく説明してあったので良かった。
    手動処理は2周間に4〜5回やればオッケーとのことで、私もそのくらいの頻度でさせてもらってます。
    もちろん神田橋処方付きで!

    これ面白いなあと思ったのが、解離性障害を持つ方へのアプローチというか、治療。
    その方法が…こんな風に言うべきではないのかもしれないけど…ちょっとメルヘンちっくで面白い。
    ミヒャエル・エンデっぽい想像を勝手にしてました。
    患者本人が、安心できる場所に建つ、安心できるお家を想像し、中に住んでいる人たちを呼び出して、みんなに声掛けして、そしてみんなを認めて

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    2025年02月05日
  • 子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害

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    対話式で物語っぽいので、この先生のお考えがメインストリームで全員に認められているわけではないのかもしれないことも、でも真剣に子どもたちのことを考える真摯な気持ちも伝わってきました。「応仁の乱前の妻問婚に戻す」という思いきった提案も、何より実際に出会ったたくさんの子どもたちを基礎に社会全体の幸せを考えての柔軟な思考から導かれたものかと思いました。

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    2024年09月15日
  • 発達障害の子どもたち

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    発達障害児に関して具体的な事例を紹介しつつ概要をまとめた本。発達障害については本人や家族の体験談などでその困難な生活を見聞きするケースが多かったのだが、この本は精神科の先生による落ち着いた筆致なのが読みやすい。本人の困難、家族の苦悩に引きずられて感情的に受け止めるより、どう対処したらいいのかを考えさせてくれる。発達障害を抱えながら、いかに現代社会に適応して生きていくか、どういう生き方が本人に取って望ましいかを冷静に考えて寄り添い、必要がなくなったら離れる(あくまでも受診なので経過良好とみたらいったん診療は終了する)。場合に応じて薬も使うし、通常学級と特殊学級のどちらに通うべきかもケースバイケー

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    2024年01月27日
  • 子ども虐待という第四の発達障害

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    10年以上前の本だが、いま読んでもなかなか良い本だと思う。発達障害と愛着障害の鑑別など、臨床実践に基づいたデータが多くて貴重な資料である。脳科学的なデータも紹介されており、一冊でかなりの満足感。

    今でこそトラウマインフォームドケアの概念が本邦でも広まり、発達障害と思われる子どもの背景にトラウマが潜んでいることに目を向けられるようになったが、それ以前からこうした実践をしていたことが驚きである。自我状態療法やEMDRも当時からしていたのかと思うと、本当に頭が上がらない。

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    2023年04月27日
  • 発達障害のいま

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    とても内容の濃い本だった。発達凸凹はマイナスではなく、得意を伸ばせば独創的な活動のできる人になる。だが、発達障害となると社会や周囲への適応が難しくなり、加害性、被害性を帯びることもある。また、従来の精神科診断では見落とされがちであった「発達」と「トラウマ」の問題の重要性を指摘。発達凸凹を障害にしない、トラウマを作らないための周囲の対処法も説明されている。より理解を深めたい。

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    2024年08月17日
  • 子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害

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    対話式で読みやすく、何が一番大切なのかを学べる。
    遺伝や障害といった内容にも、科学的に現時点で分かっていることが端的に書かれていて分かりやすかった。

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    2023年03月05日
  • 子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害

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    親との愛着形成が大切。
    そして、親が安心した状態で育児に向き合えることが子供の精神衛生上も良い。
    親も適度にリフレッシュしながら、余裕を持って子供に接して、子供にとって安全基地だと思ってもらえるような関係を作っていきたいと思う。

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    2022年07月28日
  • 発達障害のいま

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    精神病と自閉症スペクトラムの関係がわかりやすく説明されている本。トラウマ治療の方法EMDRをもっと詳しく知りたいし、簡易的にでも自宅で対処できる方法があれば知りたい。

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    2022年05月27日
  • 子ども虐待という第四の発達障害

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    P.174
    レジリアンシーの反対、ぜい弱な個体の特徴の方が、子ども虐待のケアには学ぶものが多いと思う。それはちょうど強い個体の反対の次のような特徴である。

    無力感、孤立、低いコミュニケーション能力、状況に対する受け身性、知的なハンディキャップ、衝動性、暴力的、著しく低いストレス耐性。こうした状況をつくらないことこそが、我々がなすべきサポートだが、これまで述べたことから分かるように、困ったことに上記のような特徴は、実は被虐待児のもちやすい特徴にぴったり重なるのである。それでも確かに、被虐待児の中にも、明るさや人への信頼を失わない子どもたちも存在する。その特徴を敢えて取りあげてみると、次のように

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    2022年01月16日
  • 子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害

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    新書の中では圧倒的に読みやすい。対話形式にしているので、必要ないところも多々あり
    知らない人への一冊目に良いかと

    生命を多様なあり方へ成長させる原動力は、好奇心

    複雑性PTSD/色々な問題が一緒に起きる
    躁鬱病、ぼーっとしたり、物忘れがひどい、死にたくなる、など  

    性的虐待 → 後頭葉萎縮、脳梁萎縮
    暴言被曝 → 側頭葉肥大
    体罰 → 前頭葉萎縮
    DV目撃 → 視覚野萎縮
    複合的虐待 → 海馬の萎縮

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    2021年05月28日
  • 発達障害の子どもたち

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    発達障害は発達の凸凹
    脳の機能不全によるもの。
    出来るだけ早期に治療をすることで良い成果が得られる。
    薬物による治療も有効。
    成長につれておさまっていく症状もある。

    周囲の人の理解と協力で生きやすくなる。
    成功体験を積み重ねていくことで、社会人として生きていくこともできるようになる。


    今は困っているのは周囲の大人ではなく子どもなのだと思う。

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    2020年07月10日
  • 子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害

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    これからの子育て、教育について考える。

    〇”愛着”は、”アタッチメント”という英語を訳した言葉なのだけれど、アタッチメントとは、タッチするということ。(p46)
    ☆そして、大事なのは、何のためにくっつくのか。それは、安心するため。キーワードは安心感。

    〇社会的な行動の土台になるといいましたよね。子どもの中に養育者が内在化する。それはつまり、養育者のまなざしがいつも子どもを守るということなんです。(p62)
    ☆例えば、何か悪いことをしようと思ったとき、おうちの人が悲しむだろうな・・と思ってやめるのは、内在化ができている、ということ。
    これができていないと、愛着障害と呼ばれる心の問題が起こって

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    2020年03月14日
  • 子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害

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    ネタバレ

    登志郎先生、作家になっちゃいましたか!自虐ネタがちょっと鼻につきましたが、言いたいことは分かります。S県に住む者としては、ほんとによくぞ言ってくれました!と拍手したいです。これからばんばん言いたいことを言って、テレビとかでも活躍していってほしいな。

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    2019年09月07日
  • 発達障害のいま

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    凸凹理論、ここに。被虐待児童と被虐待経験のある成人を数多く診てきた著者だから語れるものがここにある。ラベルを貼るのではなく、特性として理解し、アセスメントすることが共生への第一歩だろう。システム論を援用した構造的な理解との併用が必要であるが...。

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    2019年07月30日
  • 子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害

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    一言で言えば、発達障害についての本。
    発達障害についての研究は昨今、その母数の拡大に応じて急激に発展してきている。一昔前とは解釈や定義が全然違う!そして発達障害児のかかえる問題点はいまだに山積みであり、ことに日本においてはまだまだ後進国である。
    発達の凸凹を抱えた子供達を、個々に、適切に養育するために、これから変わっていかなければならない…という内容のことが書かれていた。

    児童精神科医である著者が、社会のかかえる問題点や、独自のユニークな解決策を自由に書いていて、大変おもしろい!と思った。
    ただ、子育て中の主婦が読んで実践できる具体的な「何か」については特に詳しくは書かれてなかったかも。せい

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    2019年03月23日
  • 子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害

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    発達障害にとどまらず、子育て、子どもや親を取り巻く様々な問題を多方面から取り上げている。杉山先生の立場や考えは一貫しているし、とても分かりやすい。
    これを入門書に、勧められている本をさらに読んでみようと思えた一冊。

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    2019年03月10日
  • 発達障害の子どもたち

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    ネタバレ

    約10年ぶりに再読。症例も交え、分かりやすく記載しており(約10年前の著作であり、DSM-5前のため、診断名の読み替えは必要であるが)、発達障害を理解するには入門書として最適かと思います。
    「小学生、中学生年齢から親しい交流があるもの同士が共に青年に成長するという経緯が必要で、いきなり青年を集めてもこのような支え合いは困難であるようだ。」のところは、敢えて触れなくても良かったのでは。標題のとおり「子どもたち」としているのだから...。

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    2019年02月02日