梶原しげるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日常生活での気になる日本語の使い方(誤った用法?)についてのエッセイから始まり、後半ではコミュニケーション全般について「聞き方」「聞かせ方」「しゃべり方」「伝え方」などいろいろな切口から筆者の見解が述べられています。
就職活動の面接や、社会人として取引先への営業、また上司からの「ダメ出し」の受け方/受け止め方(あるいは部下への「ダメ出し」の仕方)の理想形や、相手と「気持ちよく」意思疎通をはかる(コミュニケーションをとる)方法/気構えなどについて知ることができます。
筆者の語り口には自虐であったりちょっとした「いじり」であったりとユーモアがあって読みやすく、心理学の知見やこれまでの筆者の経験 -
Posted by ブクログ
第1章は、言われて始めて気づく日本語の誤った使い方もあり、ふーん。。という感じ。
しつこいセールス撃退法は、うわ。。と思った。あれをやられたら、二度と電話はしないだろうな。。変わった家というレッテル付きで。。
2章以降の話は、実践で参考になる。
「聞く力」の話も出てきているが、これは、日頃から気になっていたこと。たった一言の中にも、十人十色の思いが入っている。それに敏感になれるように、聞く力をもっと強化したいなと、思うとともに、周りの後輩も鍛えなければな。。と、思う。
テンポが良いので、楽々読める本。
ただ、読み進めるうちに、タイトルとは、違う方向に話がいっているところは、あるように思たけど -
Posted by ブクログ
ラストミー。腹案がある。あなたとは違うんです。・・・深い思慮もなく発語し墓穴を掘った即答の数々。言葉の恐怖を学ぶ。一驚を喫したのは、アナウンサーは子供が言葉を覚えるように、とりあえず口に出して言葉の感触を体験することにより、言葉自体を自らのものとするよう努めていること。言葉は、生身の人間を相手に実際に口に出し、その体験とともに体に叩き込まないと板についた感じにならないという。どれだけ本を読んで語彙を広げても、日頃から口に出していないと、いざという時に出てこない。どれだけ言辞を目に焼き付けていようが口が回らない。なんで自分が訥弁なのか、大きな原因の一つが分かったような衝撃があった。このほか、「ゆ