梶原しげるのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
TV司会も多数経験したベテランアナウンサーによる一冊。
挑発的なタイトルとは異なり、本文は丁寧な物言いで書かれている。
内容も、タイトルから想像される「失礼な言葉遣いにモノ申す!」というよりも、「気になる言葉遣いを考える」といった方が適切。
取り上げられる言葉遣いは、王道ネタ(~でよかったでしょうか,等)から、さすがアナウンサーというもの(北朝鮮の呼称,等)まで様々。それぞれに背景の説明や考察が含まれており、この手の本にありがちな独善的な雰囲気は感じなかった。
ところで、他著書も「即答するバカ」「口のきき方」など挑発的なタイトルが多い(特に新書)。編集の作戦なのだろうと思うが、読者としては