あらすじ
例(1)「この仕事頼む」「無理っす」 例(2)「どうするんだ」「トラスト・ミー」……即答するバカが増えている。いかに効率重視の時代でも、すぐに答えればいいというものではない。口に出す前のちょっとした工夫で、あなたの言葉は「すごい力」を発揮するはずなのだ。身近な話題から芸能界、政界まで、しゃべりのプロが、いまどきの「口のきき方」を総点検。一読爽快、溜飲を下げつつ、実践的な会話の技術も身につく一冊。
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Posted by ブクログ
タイトルへの評価はさて置き。
今の自分の心情に同調するからなのかは、分からないが、とても分かりやすく端的な一冊。
ふとした時に読み返したい一冊。
きっと、誰しも思い当たる節があると思う。
思い当たる奴が多い、どこにでもあるありふれた内容だろと切り捨てる方がいるならば、もう一度ゆっくりと噛み締めて読んでみると良いかもしれない。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
例1「この仕事頼む」「無理っす」。
例2「どうするんだ」「トラスト・ミー」…即答するバカが増えている。
いかに効率重視の時代でも、すぐに答えればいいというものではない。
口に出す前のちょっとした工夫で、あなたの言葉は「すごい力」を発揮するはずなのだ。
身近な話題から芸能界、政界まで、しゃべりのプロが、いまどきの「口のきき方」を総点検。
一読爽快、溜飲を下げつつ、実践的な会話の技術も身につく一冊。
[ 目次 ]
はじめに―即答する前に考えてみたいこと
第1章 ちょっとした物言いの「すごい力」(意外に難しい「感動伝達力」;電話番で養われる会話力;新旧の達人に学ぶ「毒舌力」;準備が物言う「行き当たりばったり力」 ほか)
第2章 やっぱり気になる「口のきき方」(「ら抜き」言葉と「か取り」問題;心ない相槌の罪;軽薄な業界用語;「使い慣れない敬語」の怖さ ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
いる!
確かにこういうヤツいる!
そして、そういうヤツほど「即決即断できちゃう俺ってカッコイイ」と思っているからイタイ。
個人的には「そですね」のくだりが好きです。
Posted by ブクログ
言葉の選び方・・
とても実践的な本だと思います
全ての社会人に読んでもらいたいと思う
印象に残ったフレーズ
p75
「『ゆるさ』とは自己開示」
p133
「『察する力』がないと損をするのは自分である。」
p136
「『察する』って、なかなか素敵なことではないか。
察することのできない『アホ』は時にストーカーになったりするものだ。」
Posted by ブクログ
自身の言葉遣いに絶対の自信を持っている人ってどの位いるのだろう?
本書は、梶原しげる氏が自身の経験や、芸能界での出来事から、
言葉の考えて発する必要性を書いている本。
喋りのプロである梶原氏でさえ日本語を使いこなす難しさが書かれている。
自分の言葉遣いを見直すよい契機となる本。
と同時に、改めて日本語の難しさも感じる。
でも、日本の教育の中でキチンと教える機会の少ないことも問題だろう。
印象に残った箇所は・・・
褒める時は他者の評価をきにせず、素直な感情を表現する
悲しい・ツライ話には同情ではなく共感する
言葉の預金残高を増やすことが表現力を豊かにする
読みやすく、為になる正に新書の良さを実感出来る本。
Posted by ブクログ
職業柄、言葉遣いというか伝え方というか、言い方には気をつけていきたいと思っているので、参考になりました。
また、言葉遣いや伝え方をどうするか、そのためにどこまで頭を使うか、どう使えば良いのか、色々と考えさせられた本です。
とくに「ひらがな」で考えてみる、というのが面白い。最近の政治家の発言を、難しい言葉ではなく「ひらがな」で考えることで思考を整理、クリアにしていく例としてあげています。
Posted by ブクログ
日経ビジネスアソシエオンラインに連載されたコラムをまとめたものであるとのこと。
ひとつひとつの内容が短くスッキリまとめられてあり、エピソードも面白く非常に読みやすく、それでいてきちんとコミュニケーションの秘訣がわかりやすく書かれている。
気軽に読めて、ついでに毎日のコミュニケーションで役立つコツが得られる本、という印象。
書店で印象づけるためなのだと思うが、「即答するバカ」というタイトルは内容と比較すると少し強すぎる印象。書き口は決して辛くない。
Posted by ブクログ
元アナウンサーの梶原しげるさん著の、自分の体験や芸能人を話題にしながら、会話力の例を説明する本。
タイトルの「即答するバカ」は「もっと考えた言葉をつかえ」という意味に受け取った。
「考えた言葉を使っている人たち」はどのように言葉を使うかの例を挙げ、解説した本という印象である。
そのため、
「○○をしたければ□□しろ!」
というわかりやすいアドバイス書ではない。
しかし、どれも会話力の肝になっていると感じられた内容であり、
700円なら、煙草2箱の代わりに買っても良いと思った。
Posted by ブクログ
私の仕事は、お客様にいろいろなことを伝えなければなりません。分かりやすく伝えるために、その道具である言葉の使い方には注意をしてきたつもりですが、まだまだ足りない。
言葉が人を動かす(命令ではありません)。言霊といっては大げさですしピントはずれですが、言葉に心が乗り移るのは確かでしょう。
そして、「言葉の積立貯金」を私もしようと思いました。話すことを生業としている方にはお勧めの一冊ですね。
Posted by ブクログ
即答する前にちょっと考えれば言葉はすごい力を持つということを言っています。
参考にしたい話し方、ちょっと気になる話し方、で構成されています。
気になったポイント
・表現の多彩さが好感度につながる。
・行き当たりばったりは準備が必要。
・ゆるさとは自己開示すること。自己開示とはできるふりをしないこと。
・見えるもの片っ端から描写法
・漢語でごまかさない。和語のすすめ。
・ちょっとした物言いが人生を左右する。
Posted by ブクログ
本書に書かれていることについての感想は特にない。
2010年5月の発行だが、その中の章立てで「同情ではなく共感」、「今こそ必要な「ちょいゆる力」」という表現に着目。まさに今の時点では当時よりもそのウェイトが高まっているポイントのような気がする。ちょいゆるの代表として蛭子さんを挙げているあたりは観点が違うのだが、自己開示し、無防備な自分を見せつつ気骨のある人というのは今に当てはまる気がする。
有吉ブームのあとのカズレーザーというラインには興味を持っている。
Posted by ブクログ
ラストミー。腹案がある。あなたとは違うんです。・・・深い思慮もなく発語し墓穴を掘った即答の数々。言葉の恐怖を学ぶ。一驚を喫したのは、アナウンサーは子供が言葉を覚えるように、とりあえず口に出して言葉の感触を体験することにより、言葉自体を自らのものとするよう努めていること。言葉は、生身の人間を相手に実際に口に出し、その体験とともに体に叩き込まないと板についた感じにならないという。どれだけ本を読んで語彙を広げても、日頃から口に出していないと、いざという時に出てこない。どれだけ言辞を目に焼き付けていようが口が回らない。なんで自分が訥弁なのか、大きな原因の一つが分かったような衝撃があった。このほか、「ゆるさとは自己開示」、「かとりことば」、「目下の上から目線」「だらだら繋ぐテェ言葉」など、新種の言葉に目から鱗落ちまくりであった。
Posted by ブクログ
人気アナウンサーが「話し方」について論じた本。話しのプロの本だけに説得力がある。まわりくどいのはもってのほかだけど、即答すればいいってもんじゃない。自分の想いを相手に伝えるには、それなりの伝え方があるんだということが分かった。
話の内容も重要だけど、話し方だって重要。話し方が悪いと、内容がいくら良くても相手を動かすことは出来ない。相手を動かすには、情熱とテクニックが必要なんだろうなあ。
Posted by ブクログ
言葉のプロが、普段の生活でよく耳にする言葉の裏に隠された、話者の心理や、聞く側の立場になると、いかにそれが失礼かと言う事などを、解説している。
「ら抜き」言葉で話されたインタビューを画面にテキスト表示するときに、「ら」をつけている。とか、動物を「人」と言っているのを「頭」にするなどの苦労があるが、ついつい過剰に修正していしまう話などは、なるほどと思った。
軽い気持ちで読める。
Posted by ブクログ
書いてある事は結構まともで、言葉遣いに敏感な方なら共感、納得できる部分も多いだろう。
然し乍ら、我が党アゲ、ラ党サゲの主張が鼻につく。
言葉遣いは正しくとも、イデオロギーが違うと、こうまで評価が別れてしまうのかと呆れる。
しかもその主張を裏付ける根拠は薄く、業界人の浅はかさを知る。
即答するバカもバカなら、即答しなくともバカはバカではないだろうか?と思い知らせてくれる一冊。
Posted by ブクログ
「優柔不断⇔即答」ではなく「熟考⇔即答」の「即答」にスポットをあてた新書。
元(現?)アナウンサーの梶原しげるさんがわかりやすく、かつ面白く語ってくれます。
話し方一つとっても自然と周りからの評価されてしまう。
「こいつのしゃべり方なんかイライラする!」と思われてしまったら最悪だ。
…けど、言葉を発する時にいちいちぐるぐる考えて、結局何も言えず、ただの「無口な人」になってしまわないように気をつけよう。おれ。
Posted by ブクログ
人とコミュニケーションを取るうえで大切な心構えが書いてある一冊だ。コミュニケーションには、言葉は必須の道具である。とはいっても、現代はメールなど実際に会わなくともコミュニケーションが取れるようになってきた。確かに便利かもしれないが、社会で生きていくためには、実際の会話が出来なければ問題だ。何も上手に話さなくてもいい。。。。など、読み終わったときには、何か自分の言葉づかい、人と接する姿勢がきっと変わっているだろう。
Posted by ブクログ
この春の職場内人事で、かなりの確率で望まない仕事が回ってくることが予想される。
「無理っす」と答えるつもりでいたが、ちょっと断り方を考えようと思った。
もっと“バカ”の話が中心なのかと思ったが、そうではなかった。
第2章の方が期待していた内容に近かったかな。
よく言われている「ら抜き」などの他にも、言われてみれば確かに気になる言葉遣いもたくさんあった。
『期待されている役割は』の項を読んで。
私自身は「ら抜き」はしていないと思うんだけど、もし使っていたらたぶんガッカリされたりするんだろうな、と思う。
“職業柄”という言葉もあるが、職業にふさわしい言葉遣いは大切だと感じた。
Posted by ブクログ
本書の記述は決して深いものではない。論理的であるともいえない。かといって持論に酔っているという感じもない。むしろ、著者が他人から、あるいは自分で得た知識や経験を、「こんな話もあったよ」と読者に語りかけるような構成になっている。
これは一言でいえば、「喫煙所の雑談」に似ている。
例えば会社の喫煙所では、日常的な仕事の上でつながりのない人々がなんとなく仲良くなり、雑談をするようになる。こういうときの雑談は、特に若い人間にとって大変役に立つ場合が多い。人生の先輩にその経験や知識を披露していただけたり、自分の考えや意識についてもフラットな目線で聞いていただける、願ってもないチャンスなることもあるのだ。もちろん、喫煙所に限らず、社内で趣味の合う人たちを集めてサークルを作ったり、誘われて飲みに行ったりと、「大人の雑談」に参加できる機会は多い。
本書はまさに著者による「雑談」ではないかと考える。
そう捉えてみると、「なるほど、そういう考え方もあるか」「なんだってそんなこまかいことをぐちゃぐちゃ言うかな」など、気楽に著者の主張を受け入れ、受け流すことができるように思う。文章はさすがにアナウンサーだけあって非常に読みやすく書かれているので、なおのことである。
いろいろな話が書かれているのだが、著者は非常に日本語を大切にしている、ということはよく理解できたし、共感できた。なんでもロジカルなものが求められがちな昨今であるが、日本語の機微、日本人のメンタリティを今一度考えなおすことの重要性を訴えることには、一定の意義があると感じる。
Posted by ブクログ
蛭子能収のくだりが印象的。一見すると「できる人」とはほど遠いが、分をわきまえながら仕事そのものを楽しみ、ご機嫌と楽天のオーラを職場にふりまく人。へらへらしながらも気骨溢れる口をきく人。「ゆるさ」は天然ボケ、マイペースというだけじゃなく、逆境をのりこえる「打たれ強さ」でもあるのではないか、という記述。
Posted by ブクログ
著者の梶原しげる氏のアナウンサーとしての経験をもとに語られる「言葉」についての本です。
タイトルの『即答するバカ』という強気なタイトルに思わず注目してしまうが、新書でときどきあるタイトルだけは良かったという出落ちな本ではない。表現について役に立つことが満載、とまではいかないけど、全体通して参考になった感をきちんと残してくれます。
言葉に出す前にいかに考えられるか、がこの本のテーマだと思いました。口に出すことで、意図しない形で伝わってしまうこともあるわけだが、ちょっと考えた言葉遣いをするだけで好印象を与えることも出来る。
即答しないで一度「待てよ」と考えることで、バカに思われる確率は少なくなるはず。当たり前のことではあるけど、冷静に考えて生きようという教訓を確認できる一冊でした。
Posted by ブクログ
会話の中にさりげなく相手をリスペクトする気持ちをはさむ話し手と、それをするどく察する聞き手がいて、人間らしい高度なコミュニケーションと言えるのではないだろうか。
Posted by ブクログ
考えてからしゃべる、これはその通りだと思う。
生返事だと、不快な気分にさせてしまうものね。
「話す」ことは、当然いろんな場面であるわけだけれども、
本書にはその際に気をつけておきたいエッセンスがちりばめられています。
・事前に相手のことを調べておく。
・上司のほめ方
・「だから」を疑え
・和語を使う
この辺は、自分でも気をつけていこうと思いました。