荒川弘のレビュー一覧
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ネタバレイシュヴァールを経て、それから逃げるのでもなく正当化するのでもなく
愚直なまでに覚悟を決めて進むマスタング大佐、
その背中を守ろうとするホークアイ中尉。
凄まじい決断であると思う。
話してくれてありがとう、と言うエドもまた素晴らしい。
一方、ノックス先生からアルも話を聞いているというのもまた良い。
それらを話した上で、喧嘩をするな、とメイとランファンに先生が言うのが
じんとくる。
最終回で先生がおっしゃっておられたが、確かに
キャラクターたちは挨拶やお礼をきちんとする。
エドがホークアイさんに言うのもそうだし、
メイがアルに助けてくれてありがとうと言うのもそうだ。
フーさんとランファンがノ -
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ネタバレ遂に明かされるイシュヴァール殲滅戦、
そしてマスタングらの過去。
エドに尋ねられて、主観でしか語れないがと前置きをする
リザさんは真っ直ぐだなと思う。
割り切れ、戦場という特殊な場所に正当性を求めるのが可笑しい
というキンブリーの言葉もまた、間違いではないと思うのだ。
死にたくないから戦うというヒューズさんの言葉も正しいだろう。
何故戦うのか、理由が見つけられなかったアームストロング少佐も
人としては正しいだろう。
人それぞれなのだ。
マルコーさんとノックスさんの会話も印象深い。
スカーの腕の入墨の理由もまたここで明かされる。
マスタングさんの下に配属された兵たちが、
悩みながらも逃げず -
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ネタバレホムンクルスの親玉登場。
シリアスな場面の中にも入るギャグシーンが非常に好き。
「将を射んと欲するなら将を射っちまえばいいだろが!!ズドンと!」
は名言だと思う。(笑)
リンに賢者の石が流し込まれるということも衝撃だが、
俺はこれでいい、手を出すなというリンの覚悟が凄まじい。
イシュヴァールから逃げた自分を恥じ、
残って間違っているものと戦うべきだった
ここがまた戦場だと言うのなら自分ひとりどうして逃げられようか
というアームストロング少佐もとても恰好良い。
「試されている。光栄じゃないか」
「化物だと言われる自分が本当の化物と闘っている時にこそ
己れがただの人間であることを実感できる」
と -
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ネタバレ本編以外の楽しみが、おまけと作者の一言と、
カバーをとった中の表紙類。
『取扱注意 誤って目に入った場合はすみやかに全巻ご購入ください。』
が非常に好きだった。(笑)
今までエドにとっての、自分が罪を犯した結果としての機械鎧が
生きる希望を与えてくれたものとして描かれ、
ウィンリィもクローズアップされて彼女の転機となる巻。
銀時計から徐々に兄弟の過去が明かされ、
遂に回想に突入。
アニメを先に見たので、イズミさんが大好きな津田匡子さんが声だったのもあり
非常に好きで、遂に登場で嬉しい。
通りすがりの主婦、という名乗りも名言だなと思う。 -
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農業高校の「あたりまえ」を描く。
農業が太古から人を支えてきた産業です。それがゆえにいろいろな問題につながっていきます。
食品の流通…「アスパラやとうきびはもぎたてが一番旨くてそのあとはどんどん味が落ちる」
農家の借入の問題…「ほとんどの農家が借り入れをしている。それを代替りや主の病気の時にどうするか」…これは農協の存在が大きい。
いのちをいただく…「家畜には名前を付けない。感情移入してしまうから」
農家の子女がほとんどを占める農業高校で唯一、サラリーマン家庭出身にもかかわらず農業高校に進学した主人公。普通の高校生から農業を見ると、という視点が新鮮です。上記のような問題をどんどん指