今市子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
<あらすじ 裏表紙から抜粋>
鶴来升一郎は、老舗の高級味噌屋の若旦那。名だたる「道楽息子」で器用貧乏の変わり者。そんな彼のご贔屓は、怪談にしか能がなく、金次第でなんでもする曲者の幇間・与三郎。嘘か真実か若旦那、与三郎に言い寄って!?吉原の料亭「幻月楼」の座敷を夜ごと彩るのは、人の世の欲望とあやかしが織りなす不思議語り。
</あらすじ>
今市子、すき…!!美しい絵、効いたユーモア、仄かに匂わせる男と男の怪しいかおり…すき…。笑。今市子の描く漫画に出てくるのは必ずどこか短所がある男なんですよね…。完璧なひとは居ないんです。本当によくいるようなひとを描いて、でもそれでいてかっこいいんですよほんと -
Posted by ブクログ
お祖母ちゃんが倒れ、開が帰ってきた? 司は開ではないというが律も含め誰も信じない/和箪笥の呪い? 開の護法神/律が遺産として受け継ぐ(かもしれない)都内の立派なマンションと、司とホッシー/神隠し村と、律の幼い頃と蝸牛/遊戯と血吸の桜。
■百鬼夜行抄に関する簡単な単語集(13巻から始めました)。
【青嵐】祖父の命令で律を守るためによこされた式神。竜系のようでかなり強い。ふだんは律の父の死体を着ている。
【赤間】蝸牛と因縁がある。強い妖と思われ霊力はともかく青嵐より上手。猫の姿になったりする。
【晶】広瀬晶。律の従姉。七歳ほど年上だが童顔なので同世代くらいに見える。やはり霊感が強い。恋人の三郎 -
ネタバレ 購入済み
やっぱり怖い。
おさきつき、が怖かった。
なんか居ますよね 本人は悪くないのに
そういう業を背負ったように身の回りに悪いことばかりが怒る女。
そこに因習や古い家が加わるともう逃れ難い悲劇になるというか。
敢えて難点を上げるなら主人公の恋愛話は何一つ動かず。
完全に背景化しちゃってこの本は唯の吉原奇譚になってしまいました。
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購入済み
赤裸々な日常
絵が綺麗で内容も読みやすいですが、文鳥を借家で複数羽放し飼い(夜だけゲージに入れる)という、作者さんの家中がフンまみれの生活スタイルに若干引きながら読みました 笑。毎年生まれる有精卵の孵化と成長、そして大量に儚くなってしまった小さな命達についても赤裸々に淡々と描かれています。