今市子のレビュー一覧

  • 帝都万華鏡 梔子香る夜を束ねて
    この人は叙情的表現も叙事的表現もとっても美しくて
    文字の一つ一つが白露の如くです
    深緑の牡丹の葉に朝靄と共にうっすらかかる白露見たいな小説ですよ((どんな小説だ

    私は1巻の琢馬と京介のペアが好きだけど
    完成された艶のある春洋とまだ幼さの残る紘彦の凸凹感がいいです
    作者の語彙力にも感服しますが、今市...続きを読む
  • 百鬼夜行抄 1巻
    絵が最初入りにくいかと思いきや、意外と大丈夫。
    怖くて不思議で、ちょっとおもしろくて、かわいくて(?)
    キャラクターや設定や、民俗学的な日本の昔からの伝承がおもしろい。
    読めば読むほど不思議とハマり、怖いけど読みたくなる。
    そして、おもしろい。
  • 百鬼夜行抄 1巻
    この世ならぬものを見てしまう主人公は、怪奇小説家だった祖父の残した「守り」によって幾度も助けられていた。しなやかな龍の姿をしたソレは、普段は父親のなかにいる。若くして命を失った父の皮をかぶって、母親も祖母も欺きながら。
  • 僕のやさしいお兄さん 2巻
    BL。
    まだ未完。

    すごく面白いんだけど、最近、今市子さんの話が一度読んだだけではすんなり頭に入らない感じ(人間関係とか「あれ?」ってなる)
  • 幻月楼奇譚2
    前作と同じく
    ミステリというか、
    ボーイズラブ系というか
    とぼけた味もあり
    楽しく読めました。
  • 帝都万華鏡 たゆたう光の涯に
    相変わらず、この人に関しては文章だとか期待の新星だとか、そんな話じゃなくて、ただ単にこのどうにもならない感じのストーリーにたまらなく萌える。
  • 百鬼夜行抄 18巻
    1回読んだだけじゃ、複線とか多すぎてわかりにくいけど、読み返して「なるほどな〜」と納得して、面白い。新刊が出るのがいつも待ち遠しいけど、遅くて、忘れてた頃に出るから、最初から読み直したりする〜〜。
  • 僕のやさしいお兄さん 1巻
    ああ、なんて買いづらいタイトルなの?^^;いや、まあ、やっぱり面白かったんだけどね。じぃちゃんズがイイ!もう少し刊行ペースが速ければ嬉しな。
  • 百鬼夜行抄 18巻
    この後も、律たちの家族はこのまま続いていくのかな。
    もともと「家族」をとても大切に描いているこの作品を、
    京極夏彦の「塗仏」を読んでいる最中に読んだので、
    「家族」という関係性が、とても愛しく思えました。
  • 百鬼夜行抄 18巻
    安定した面白さ。
    最後で、青嵐が律を見殺しするかのような展開にはドキッとした。
    あのまま、本当に律と別れしてしまうかと思ったよ。
  • 百鬼夜行抄 17巻
     妖が視えてしまう「律」という青年が主人公。
    妖怪たちが、どこか憎めない可愛らしさを持っているので
    怖いばかりの話ではないです。
     妖怪に振り回される「律」や、律を守護する「青嵐」との
    やりとりが面白い。
  • 大人の問題
    お気に入りでご紹介。
    真っ向からネタがゲイですが、キャラクターがそれぞれ際立っております。
    子どものころ父親がゲイに目覚め、両親が円満離婚した主人公。
    それから十数年、母親と暮らしているところに、元父親が結婚相手を紹介したい
    と四人で食事をすることに!?

    そっから描かれる、ゲイゆえのドタバタな展開...続きを読む
  • 幻月楼奇譚2
    膝枕、目隠し鬼、接吻…… 艶っぽさのエッセンスのみがどっと押し寄せる2巻。
    心の距離は近くなってもカラダの距離はまだなのねそうなのね。
    特に煙管のくだりは……、ああもうっ、勿体ないっ!! 粋人としてはまだまだだなぁ、若旦那。
  • 幻月楼奇譚
    大正末期、吉原、若旦那×幇間…… 
    駄目だ、ただでさえ設定が良すぎるというのにその上物の怪が絡むとは!
    キャラの外見が安定していなかったり場面転換に戸惑うところもあって、すらすら読めるというワケでは決して無いのですが、そこはそれ、二度三度読めば読むほど味の出る市子先生ですから。
    にしても与三郎はどこ...続きを読む
  • 雲を殺した男
    3巻、2巻の「岸辺の…」「盗賊の…」を逆から読んでしまった。。。基本的には一話完結なので問題ないですが。同じキャラが出てきますからな〜毎回思うのですが、今市子の話の一巻は読みにくい。。。
  • 帝都万華鏡 梔子香る夜を束ねて
    まるで梔子の香りが漂ってくるような艶やかな文体、ぎゅっと胸がつまるような設定、今市子先生の挿絵の美しさ、だいすきです。
  • 盗賊の水さし
    水にまつわる短編集。

    人間の業を描くためにはこういう、コスプレ的な道具立てが必要なのかな?
    同じ砂漠の住人を描いても、現代だと宮沢章夫の「砂に沈む月」みたいなシュールなアプローチになるし
    表題作のみたいな優しい話は難しいのかなぁ〜・・・

    あいかわらずの今市子のアベレージの高さに驚かされる。

    ...続きを読む
  • 帝都万華鏡 桜の頃を過ぎても
    不思議な文体だったけど…たまにはこういうのもいいかなー栗本薫推薦の意味がよく分かった。そっくりだった。
    ねっとりとしていながらも哀愁漂う…素敵な世界観です。
  • 萌えの死角
    大うけ!とかってのはないんだけど、今市子っぽさが出てて、なんか楽しい〜(笑)
    そうよね、って思うことも多いし、腐女子全開じゃないところが好きだな。
  • 進行性恋愛依存症【イラスト入り】
    b-boy phoenix「びしょぬれ特集」に掲載された作品に書下ろしをくわえたノベルスです。ああ、確かにびしょぬれっすね。いきなりエロから入りますし…。いつもと違う始まり方が新鮮でした。