稲盛和夫のレビュー一覧
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ネタバレ稲盛和夫氏の考え方が凝縮されている。目次だけでも読む価値あり。
人生・仕事の結果=考え方 x 熱意 x 能力
まず思い、壁を突破するために粘り強く努力する、体裁の良い言い訳を考えていては、成功な成し遂げられない。信念にまで願望を高める必要がある。
楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する
-引用-
苦労に苦労を重ねてただ1つのことを究めた人だけが、素晴らしい真理に触れる事が出来ます。しかし、最初に決まった仕事を、生涯の仕事としてただ辛抱すればいいというわけではありません。ひたむきに努めながらも、常にこれでいいのかということを考えるのです。決して、昨日と同じ事を、同じ方法で、同じ発想で -
購入済み
何度も読み返しています
シンプルだけど、生きてく上で大切な教えがたくさんつまった本です。
稲盛さんに限らず、下の世代がどうがんばっても追い付けそうにない成功を収めたこの世代の人達は、皆、似たような考えをお持ちのような気がします。 -
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西郷さんが入水自殺をしようとしていたとは知らなんだ。
挫折の先にあった人生は凄みを感じる。
一度死を覚悟した人間は死を恐れず、また生きていることに
感謝して日々、一時一刻の大切さをわかっている。
これは大病をわずらった人も同じ。
薩長同盟もまさにそのあらわれ。
やることは決まっている、それをどう実現するか。
西郷さんがいまでも日本人に好かれるのは人間臭いから。
えらくなってもスパッとやめてしまうし、いく必要ないのに
西南戦争に参戦。
自分の愛する鹿児島の武士のために死ぬ。
これ普通できねーぜ。
ひとのためにつくせるひとはそう多くない。
だから西郷さんは日本の誉れ。
西郷さんの生きた道。興 -
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なにげなーく手に取った稲盛さんの本。
これが初めてで、もっと他に代表作はあるみたいだけど、面白かった。
この盛和塾の塾長稲盛さんと塾生との問答が、吉田松陰とかと塾生とのやり取りってこんな感じだったのかしら?と思うくらい、いつの時代やねんと突っ込まずにいられませんでした。
がしかし、内容は何人もの塾生(中小企業の経営者。2代目、3代目といった後継者が多い)の真剣な経営上の悩みに、稲盛さんが答えていくもので、稲盛さんの実体験に基づいた問いへの答えなんか、経営を支援していくような監査を志す僕にも、たいへん有益でした。
アメーバ経営、もう少し研究したいですね。インターネットカンパニー版アメー -
Posted by ブクログ
ネタバレチェック項目13箇所。お客様に接する姿勢としては、お客様の召使いとも呼べる位置づけを甘んじて受け入れるように言ってきた、「甘んずる」という意味は、嫌々という意味ではない、自ら喜んで、気持ち良くお客様の召使いを務めるように言ってきたのである、お客様の召使いが務まらないようでは、どんな立派な販売戦略も絵に描いた餅でしかなく、また仮に一時的に成功したとしても単発に終わり、持続的な成功を収められるはずがない。お客様に対する態度、サービスだけは限界がない、だから召使いのように徹底して、お客様に奉仕しなくてはならないのである。製品には、つくった人の心が表れる、粗雑な人がつくったものは粗雑なものに、繊細な人
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ネタバレ「日本を知る」ということが、現代の日本人にはとても希薄に思えます。
戦後(西郷によれば、明治も)の欧米崇拝が日本文化の軽視を助長
してきたのでしょう。
この軸足がないために、日本の政治的な弱さ、企業の規範の弱さが
顕在化してきていると私は思います。
孫文の「西洋の物質文明は、科学の文明であり、武力の文明となって
アジアを圧迫しています。これは中国で古来言われている覇道の文明
であり、東洋にはそれより優れた王道の文化があります。王道の文化
の本質は道徳、仁義です。」という発言が引用されています。
これは、日本が表面的に欧米諸国を真似するようになって、失われてしまったものの大きさを実感させてくれ -
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ネタバレ哲学、もとい仏教的な考えが織り込まれている本でした。
著者の稲盛和夫さんは科学者である一方で、こういった哲学や宗教的な考えも大事にしています。
思えば、スティーブ・ジョブズもそうでした。彼も禅から多くを学び、自然科学と人文科学が交差するような製品作りをしていました。
理論的なことも大事にしつつ、心情的なことも大事にする、一見両者は相反しているかもしれないけれども、両者を大事にする事が大事なのだと思いました。
本書にも、
「事業を展開していくときに、情で判断し、情で行動したら、収集がつかなくなります。また、情で判断して、理性で行動しても、道を誤ります。かといって、理性で判断し、理性で対応