稲盛和夫のレビュー一覧
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経営者と公務員って全然違うように思われます。
でも驚くほど共通点もあるんですよね。
「社長心得」に「公私峻別」を挙げられてます。
ケジメですよね。
経営には「無限大の責任感」を持ち「人格意思」を全て注入し「誰よりも努力」して尊敬される。
これは今の公務員にも求められる資質かもしれません。
「会社は社長の器以上に大きくならない」
「全従業員の物心両面の幸福の追求」
この点はトップに立った時にわかるのかもしれません。
組織も所属長の器以上に大きくならないですし所属長が部下の幸せの追求を考えて仕事しないと良い結果は生まれません。
新しい4つの創造
「需要」「市場」「技術」「商品」
独立して存在せず渾然一体となることでイノベーションが生まれるとのこと。
どんな仕事でも意識したい言葉です。
著者の本を精力的に読んで行こうと思います。 -
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ネタバレ稲盛和夫の経営哲学が詰まった名著。
参考になります。
<メモ>
・必要なのは自分と一心同体になって仕事をしてくれるパートナー。あなたを頼りにしていますよと言う言葉をかけたり、そうした態度で接したりすることが重要。
・やっている仕事に意義を見出せば、気持ちが高ぶり、持てる力を最大限に発揮してくれるはず。
・大義名分を掲げ、それを説くことが重要。
・経営者自身が心を高める努力を怠ってはならない。経営者の器が小さいと企業は発展していかない。しっかりとした哲学を学び、自分の器を大きくするように努めるべき。
・従業員のモチベーションを高める要諦として①従業員をパートナーとして迎え入れ、②彼らに心底惚れてもらい、③仕事の意義を説くこと、④ビジョンを高く掲げ、⑤大義あるミッションを確立すること、⑥フィロソフィを語り続けること、⑦経営者自らの心を高めることが大切。
・社員に権限を委譲する前に、まずは責任を持ってもらうこと。それを社長は支援する。独立採算制は一つのヒント。経営の実態を知らせないで責任を持てといっても、それはできない。経営の実態を社員みんなに公開するガラス張りの経営は全員に責任を持ってもらうためにするもの。自分たちは任されているのだから、その責任を果たそうという自覚を持たせる。
・大きなルールだけを定めて、ここを守れよと任せるのが良い。その後は実績を追求する。
・損益計算書の項目ではなく、人数割にするとか、なるべく実態に近いルールを採用する。経費の仕分けを細分化することがアメーバ経営の一番のポイント。
・新しい事業についていけないというのなら、やめてもらうしかない。誰一人ついてこなくとも自分はやらなければならない。それくらいの勇気と責任感が必要。
・多角化する場合、自分の得意技を使って展開することが重要。飛び石を打ってはならない。本丸自身が不安定だと良くないため、まずは本丸を強化する。多角化するには三つの難しさがある。「技術の創造」「商品の創造」「市場の創造」これまでにない技術、商品、市場を新たに作らなければならない。
・理念とは従業員につくってもらうものではなく、トップがつくるものであり、トップが持っている哲学。トップの人格が高まらないと会社の品格も高まらない。
・人生で最も大事なことは「利他の心」すなわち、相手を思いやるやさしい心は、ただ単にやさしいのではなく、強さがいる。根底に優しさを包み込む大きな優しさがなければ人生の価値はないと思っている。 -
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ネタバレいい本に出会いました。京セラ名誉会長の稲森和夫氏の「京セラ・フィロソフィ(=哲学)」です。
この本の内容を端的に紹介すると、稲盛さんが京セラを「京都一・日本一・世界一の企業」にするにはどうしたらいいのか、苦悶と熟考のうえ結論を出した哲学である。
1959年の創業時、資本金300万円、従業員28名で始めた会社を当時、経営の経験のなかった稲盛さんが「どうしたら、正しい判断をし、会社を発展させることができるのだろう」と悩んだ末にたどり着いたのか「人間として何が正しいのか」を貫くことだった。
だれもが、子供のころ学校の先生から教えられるプリミティブ(=原始的な)な倫理観、「欲張るな」「騙してはいけない」「うそを言うな」「正直であれ」という普遍的な倫理観に基づいて、すべてのことを判断することにした。
それを稲盛さん風に経営哲学として、まとめたのが「京セラ・フィロソフィ」である。
まず、「経営者はそのもの自身、立派な考え方を持っていないといけない。そうでないと決して人をひきつけることはできない。したがって、立派な経営をするにあたっては、私自身(稲盛さん)の考え方・人生観・哲学というものをみがいていかないといけないのではないか」と結論付けた。
しかし、本来自由である思想・考え方というものを、「われわれはこういう考え方をしよう」といったものだから、従業員からは、当初たいへん反発を受けたとのことだ。特に大卒のインテリは。
稲盛さんは、大変悩んだ挙句「京セラ・フィロソフィ」に同調できない人に対しては「ほかの会社に行ってもらっても結構」というしかなかったそうだ。
そこで、この哲学の内容を2、3紹介しておく。
「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」という方程式であるとのことだ。
つまり、いくら能力が優れていたって、熱意が低かったり、ネガティブな考え方を持っていると、結果は低くなるどころか、マイナスになるとのこと。
稲盛さんは、自身の経営塾である「盛和塾」でこういうそうだ。「誰にも負けない努力をしなさい。本当に「誰にも負けない努力をしなさい」」
つまり、人が寝ているときも、起きて頑張れということだ。
これは「モーレツ!だ、ブラックだ!」と言われるかもしれないが、ここまでやらないと部下はついてこないし、仕事の本質はわからない。つまり経営のことが分からない、というのだ。
この京セラ・フィロソフィ手帳は京セラの社員が全員携帯しているものだが、あまりにも評判がいいので、加筆して書籍化することになったのだ。そう、この本を読んだ方は、稲盛さんに、近づけることができるのだ。
最後に「京セラフィロソフィ手帳」では最初このようなことを掲げている。
「経営理念で高らかにうたわれているように、京セラでは全従業員の物心両面にわたる幸福と人類社会の進歩発展に貢献することを経営の目的としています。」
「私たちが目指す物心両面の幸福とは、経済的な安定や豊かさを求めていくとともに、仕事の場での自己実現を通して、生きがいや働きがいといった人間としての心の豊かさを求めていくものです」
「また、私たちは、常に技術を磨き、次々にすばらしい製品を世に送り出していくことによって、科学技術の進歩に貢献するとともに会社として利益を上げ続け、多くの税金を納めることになどを通じて、公共の福祉の増進に貢献していくのです」
「今後もこうした経営目的をはたしていくために、私たちは自らの力で、京セラをさらに発展させ続け、社員一人一人が安心して将来を託せる会社にしていかなければいけません。。。」
とある。ここまでは京セラ・フィロソフィの総論である。では具体的にどのように経営上の問題にあたっていくかの各論は各自、本書を購入して掴んでほしい。私はこの本の購入を決定しました。 -
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ネタバレこのブログを見ている方、特にビジネススクールに通っている方に質問。
「起業が成功するための、一番の要素は何か?」答えは「創業者を含めた、社員の体力」である。
したがって、振替伝票を500枚切っただけで、翌日14時間も睡眠を取った大野なんぞ、ベンチャーなんか絶対に無理である。
サイバーエージェントの藤田社長は創業時、一週間で110時間働くことを自らに課したそうだし、子会社の社長に若手を抜擢する理由として、「不可能な事でも、体力で可能にすることがよくあるからだそうだ。」
楽天のCEO三木谷氏もその点は重々承知で、楽天市場に出店を募る時、頑張っていることを新規開拓先に見せつける為に、予めスーツ姿で筋トレをして、汗だくで商談をしたとのことだ。
私も某大学から「大野~ウチのビジネススクールにも、ビジネスオタクの生徒がいて、ビジネススクールを出たら、起業出来ると思っている奴がいるんだ。一度講釈を垂れてくんないかな~」と非公式のオファーがあった。
私はそれにこう答えて、話は流れた。「本物のビジネスをしたかったら、ガチ難しいTOEFLとGMATを受けて、アメリカ行って寝る暇も惜しんで勉強してこい」と。
ちょっと、前置きが長くなったが稲森さんも起業時から徹夜、徹夜の連続である。
「京セラは京都の会社だから、同じ京都の日本電産みたいなノリちゃうん?」と言われる方もおられるであろうが、トップが仕事に頑張ると部下の士気も挙がるのである。
本書では稲森さんの代名詞である「アメーバ経営」云々については、述べてない。
しかし、'稲森和夫 'の本質が分かる本である。
京セラ創業、第二電電設立、京都商工会議所会頭就任等、余すところなく稲森さんの歴史が幼少時代から語られている。
残念ながら、JAL再生については、少し前の書籍ということで入っていない。
しかし、現役の経営者で実績からいって、五本の指に入るであろう稲森氏の足跡を辿るには、十分な本である。
一読をお薦めします。 -
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自分の人生を振り返ったとき、「世の中の役に立ち、自分も幸せだった」と感じられるような人生を送りたい人には、大切なことがたくさん書いてあるのでオススメ。以下は脈絡ないですが読んでみて記憶に残ったことなど。
☆【人生・仕事の結果=「能力」×「熱意」×「考え方」】
そして能力は先天的、熱意は意志力次第、考え方はプラスからマイナスまで。考え方次第でせっかくの能力や熱意もマイナスに。
☆商いの極意は、お客様から信用されることだが、それ以上のレベルとして、お客様から尊敬される、という次元がある。尊敬されると他社と比較することすらなくなる。
☆緊迫感の中でしか創造の神は手を差し伸べない。暇と安楽から生まれるものは、単なる思いつきでしかない。 -
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ネタバレチェック項目11箇所。いまの日本に必要なのは、この「負けてたまるか」という強い思い、いわば「燃える闘魂」である、戦後の経営者たちはみんな、「なにくそ、負けてたまるか」と闘魂を燃やし、互いに競い合い、切磋琢磨しながら、日本経済を活性化してきた。強い「思い」のベースにあったのは、何としても従業員を守らなくてはならない、また日本経済を再生する一助になろうという純粋な「思い」であった。八、燃える闘魂 経営にはいかなる格闘技にもまさる激しい闘争心が必要。ビジネスの世界で勝つには、「何がなんでも」という気迫で、なりふり構わず突き進んでいくガッツ、闘魂がまずは必要である、「燃える闘魂」をたぎらせ、誰にも負けない努力をした者が生き残り、闘魂なき者、努力しなかった者は絶えていくしかないのである。自分が定めた目標を何がなんでも達成することが「燃える闘魂」のひとつであるとすれば、それは、マラソンなど自分に勝つことが求められるスポーツの世界に似ている。不況はつらく、苦しいものであるが、それを次の飛躍へのステップとしていかなくてはならない、それには、不況が厳しければ厳しいほど、闘魂をたぎらせ、明るくポジティブな態度で、全員一丸となって創意工夫を重ね、努力を傾けて難局を乗り切っていくことこそが大切である。まず不況のときこそ、従業員との絆を強める絶好のチャンスである、本当に苦楽をともにできる人間関係、職場風土ができているのか。「燃える闘魂」をもってビジネスを積極的に推進するが、「世のため人のため」という高萬な精神がベースにあることで、永続して事業を継続し、成功に導いていくことができる。わたしは、経営における判断基準とは、「人間として何が正しいのか」という問いに集約されるものと考えている、「人間として何が正しいのか」と問い、おのずから導かれる答えを、ただひたすらに貫いていくこと、それがわたしの判断基準であり、京セラではそれを「フィロソフィ」として、全従業員で共有すべく努めてきた。日本には潜在的な力が十分にある、ただ、その力が発揮されるような国民の意識のあり方や、社会の仕組みが欠落していただけのことである、そのため、われわれは迷走し、「失われた二十年」をたどることになった。わたしは日本航空を再建させることには、次のような三つの大きな意義、大義があると考えた、一つには、日本経済への影響である、二つには、日本航空に残された社員たちの雇用を守るということがある、三つには利用者である国民の利便性を確保するためである。わたしは、日本経済はいまこそ価値観の転換をはからねばならないと考えている、再び経済を活性化させ、「富国」を目指すとしても、新しい考え方をもって、新しいあり方を模索しなければならない。